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to be continue  作者: 甘夏とビール
4/4

春もさみしい

人との縁は星の数ほど

時代が変われば

恋愛の常識も変わる

仕事をする君の横顔を

邪魔しないように眺める

お互いに視線を交わすことはない

でも君の心の暖かみを感じる

二人のあいだに吹く風のせいではない

君の吐息に女神の息吹がほんのりと混じっているのだろうか


本当はできれば

君の身体の香りを近くに感じてみたいけれど

君が望まない限りぼくはなにも願わない


君の熱い声を聞いてみたいけれど

やっぱりそれも望まない


ただなんとなく同じ場所に立って

同じ目標に向って神に祈れるのなら

それでいい


絶対に求めない

手に触れてみたいけれど

好きと言ってもらいたいけれど


野に咲く花の多くは

愛されることもなく

愛でられることもなく

待つこともなく


それを考えると残念だけど

春も少し寂しい



会えぬ君と

上京の町の

春寂し

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