第九話 入れ替わるということ
更新が遅れ、大変申し訳ないです。………某Media playerと闘ってたので。―――――今回はまあ、また進みません。時間軸的に一日進むのに三話くらいかかりそうです。まあ気長に読んで頂ければ幸いです。それではどうぞ。
裕人と涼子はまず、職員室へ向かった。
というよりは、涼子が職員室へ向かったので裕人がついて行ったというのが正しいが。
裕人「なんでこんな朝っぱらから職員室に?」
涼子「ほら、あたし学級委員でしょ?
だから出席簿持ってかなきゃいけないんだけど………」
裕人「じゃ早く取って早く行こう」
涼子「あたしたち入れ替わったんだから、今日からはゆーとがとらなきゃ。
それから、授業の前と後の挨拶もね」
裕人「ああ……そうか」
(牧野って毎日色々大変だな………。
今日からはそれを俺がするんだが)
と裕人は思いながら、職員室に入って出席簿を取って涼子と共に教室へ向かった。
二人が教室に入ると、一番に愛絵が声を掛けてきた。
愛絵「おっはよーお二人さん。
元気してたかい?」
裕人「ま、まあな」
涼子「取りあえず、今日はなんとか大丈夫そうね」
愛絵「ちょっと、昨日話さなかった?
言葉遣いには気をつけないと」
涼子「そ、そうだな」
愛絵「ま、今日は静かに過ごすのがいいわね………」
裕人「そ、そう………ね」
キーンコーンカーンコーン
愛絵「さ、チャイム鳴ったし早く席につかないと」
涼子「うん」
と涼子は自分の席へ向かう。
裕人「ま、牧………じゃねぇゆーと」
涼子「な、なに牧野?」
裕人「ゆ、ゆーとの席は向こうでしょ」
涼子「そ、そっか」
と涼子は慌てて裕人の席へ向かう。
浩二「………?」
信哉「どうした?浩二」
浩二「いや、なんでもない」
信哉「そうか。ならいいんだが」
ただ一人、浩二だけが二人がいつもと違うことに気付いてたり気付いて無かったり………。
しばらくして担任の先生が入ってきた。
愛絵「ちょ、りょーこ」
(りょーこって………俺か)
裕人「な、なに」
愛絵「ほら、あいさつしないと」
(あ、俺が号令係だったんだっけ)
裕人「き、きりーつ」
ガタタッ
裕人「れーい」
一同「おはようございまーす」
担任「はい、おはよう」
裕人「ちゃくせーき」
ガタタッ
担任「んじゃホームルーム始めるぞー。
牧野、出席取って」
裕人「は、はい」
(出席取るのもやるのか!)
裕人「えーと、じゃ出席取りまーす。………」
こうして、波乱の授業が幕を開ける………。
物語進むの遅いな………by裕人
続く
次回、ついに授業が始まります。二人は無事一日を乗り切れるのか!?―――――――お知らせ。最近
「エクストリーム・昔話」という短編集を書いてますので、そちらもよろしくお願いします。まあ不真面目の塊みたいな話ですので、楽な気持ちで見て下さい。