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エピローグ 俺が私で、私が俺だったんだね

そしてその後。




「ほら、ゆーと。あーん」


「………え?」


「ほーら、早くあーんして」


そう言いながら牧野が俺に手作りのお弁当を食べさせてくれているのだが………。


「ちょっと、牧野」


「なーに?」


「恥ずかしいから、それやめないか」


「あたしがゆーとのために一生懸命作ったお弁当なんだから、あたしが食べさせるのっ」


「でも周りのやつらも見てるし………な」


「あたしが作ったお弁当食べたくないの?」


牧野が上目遣いで目を潤ませながらそう聞いてくる。


全く、そんな顔されて嫌って言えるわけねぇじゃんかよ………。


「ああ。わかったよ」


そう俺が言うと牧野は太陽のような笑顔と共に箸を向けてくる。



「幸せ過ぎる………」


思わず俺の頬が緩む。





そしてこれからも、俺と牧野の仲は続いてゆくだろう。幼馴染みとして、そして恋人として。



俺は牧野として生活した時のことを思い出していた。


告白しようとして失敗した文化祭の日。突然俺達は入れ替わってしまった。

最初は牧野としての生活に戸惑い、入れ替わったことを後悔して毎日を過ごしていた。

それでも少しずつ過ごすうちに、牧野への自分の気持ちに改めて気付き、告白に向けて勇気づけられ、そしてついに牧野に告白し、恋人同士になることが出来た。



この思い出は俺の中の貴重な経験、そして幸せな記憶としてずっと残り続けるだろう。





そう。ずっと、ずっと………。





end


えー。ものすごい短い話になってしまい、申し訳ありませんでした。作者自身今さらながら反省しています。


そしてお知らせ。

二月初旬より、新作を執筆予定です。そちらもできたらよろしくお願いします。



今まで「俺が私で私が俺で………」をご覧頂き、ありがとうございました。



2009年1月28日

NEXCO

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