表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/25

第二十三話 他人によって気付かされることもある

今回は短めです。物語はラストシーンへ向かいます。

その頃。

自分が告白されているとは夢にも思わない涼子は、相変わらず自分の気持ちをはっきりさせられないでいた。



結局その日も結論は出ず、涼子は不安な思いのまま就寝した。




そして修学旅行最終日。

解散場所の学校へ戻ってくると、裕人に信哉が近付いてきて言った。

信哉「牧野さん、また学校でね」

笑顔でそう言うと、信哉は走って去って行った。



信哉って、案外カッコいいよな………。


裕人はそんなことを考えつつ、焦りを深めて行くのだった。




その後特に何もなく家に帰った涼子に一通のメールが来た。


涼子「あ、かなたんからだ………」


その内容を見て涼子は愕然とした。


突然ごめんね。

いきなりだけど、裕人のことについて伝えておきたいことがあったんだ。

実はね、私、修学旅行の時に裕人に告白したの。

ずっと好きだったんだ、裕人のこと。



涼子「え…かな…たんが…」




初めてりょーこに裕人を紹介されたとき、別に何とも思って無かったんだけど、ずっと一緒に過ごしてて、裕人が少しずつ好きになっていったんだ。


まだ返事はもらってないけど、私は………




その瞬間、涼子は携帯を閉じた。


涼子の中には、愛絵に対する怒り………ではなく、何か嫉妬心のようなものや、今まで感じたことのない感情が沸き上がっていた。



この気持ちを何と表現しようか。

涼子がその言葉を見つけた時、今まで悩んでいたことが全て抜けて、心が晴れやかになってゆく気がした。





そうだ、あたしは、ゆーとのことが、好きなんだ。






続く


実は次の小説のネタが出来てたりします。後日公開予定。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ