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第十九話 本当の想い

更新遅れまして申し訳ありません。最近睡魔に連戦連敗を続けている作者です。

さて、今回はついに修学旅行編突入です。それぞれの気持ちが明らかになっていきます。

そして今回は読者様の指摘を参考にし、少し長めにしてみました。

また、諸々の事情から改行が少なめになっています。

パソコンでご覧の皆様には読みづらくなっていることをお詫びいたします。


それではどうぞ。

そして一気に時間は飛んで修学旅行当日。




朝、三人は集合場所である学校へ向かっていた。


涼子「修学旅行楽しみだねっ!」


裕人「そうだな!」

(牧野の裸………)

裕人は涼子に悟られないように、頭の片隅で別の意味で楽しみなことを考えた。


愛絵「本当ね。あたしは飛行機乗るの初めてだから、より楽しみだわ」


裕人「へぇ。飛行機初めてなんて、意外だな」


愛絵「いや………恥ずかしいんだけど、親が飛行機怖いって………」


裕人&涼子「………」







そして空港へ向かうバスの中。涼子(裕人)は浩二の隣りに座っていた。


浩二「裕人、最近牧野の仲いいじゃねぇか」


涼子「う……おう、まあ…な」


浩二「で、アレ、やるのか?」


涼子「え、アレ?」


浩二「アレだよ、アレ。わかんねぇのか?」


涼子「わ、わかんない…」


浩二「おい、どんだけ鈍感なんだよ。

告白だよ。告白!!!」


涼子「え!?誰に?」

裕人に好きな人がいるとは全く思っていなかったので、涼子は素直に聞き返してしまった。


浩二「おい裕人どうしたんだよ!?

お前前から様子がおかしいとは思ってたけど、本当に大丈夫か?」


涼子「おう、大丈夫だよ」


浩二「そうか、まあいいや。

そんなことはいいとして、告白だよ。お前牧野のこと好きだろ?告白しないのか?」


涼子「え!?」

入れ替わったことに気付かれ無かったのは良かったが、まさか裕人が好きな人が自分だったとは、思いも寄らなかったのだ。


浩二「おい、本当に大丈夫か!?あんなに好きだって言ってたのにどうしたんだよ!?」


涼子「う、うん。大丈夫」


浩二「それで、告白するのか?」


涼子「まだ………わかんない」


浩二「そうか。まあ、チャンスは逃すなよ」


涼子「うん………」





このやり取りを信哉は一人黙って見つめていたのだった。









そして班ごとに分かれての自主見学。



裕人「ね、ねぇ」

浩二と信哉もいるので、涼子の姿になっていることを考え裕人は女言葉で話す。


涼子「………」


愛絵「まあ、しばらくは話しかけないほうがいいわね」

何かを察したように愛絵が裕人に言った。



裕人「そう………」


愛絵が言うことは大抵当たる。今までの経験から、裕人は黙って愛絵の言うことに従うことにした。






その頃涼子は悩んでいた。


裕人が自分のことを好きだということが分かった以上、これまでのように普段通り接することは出来ないだろう。

これからはどうして行けばいいのか。

それよりも何よりも、自分はどうなのだろうか。

今までずっと裕人に対しては、幼馴染みの友達として接してきた。果たして、自分は裕人のことが好きなのだろうか。そして好きだったとしても、それは恋をしているという意味なのか。それとも純粋に、友達として好きなのだろうか。

今の涼子にはそれが分からなかった。









突然の涼子の異変と、黙ったままの信哉。何かが起こりそうな、そんな空気が漂いながら、5人の自主見学の時間は過ぎて行った。








続く


少しずつシリアスな展開になってきました。これからどうなっていくのか、それはまた次回に………。

と言いましたが、次回は純粋に(純粋じゃない部分もありますが………)修学旅行を楽しみます。

年末にさしかかっているため、多少更新が遅くなる可能性がありますのでご了承下さい。


それではまた次回、お会いしましょう。

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