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第十一話 だって男の子なんだもの

PV数5000人、ユニークアクセス数2000人突破!!!―――ありがとうございます。皆さんのおかげです。これからも頑張って行きますのでよろしくお願いします。それではどうぞ。

朝。




裕人は昨日のショックを引きずりながら、学校へ向かっていた。


涼子「昨日のこと、全然気にしてないから。

ね、だから元気出してゆーと」


裕人「でも………俺………あんなことして………」


涼子「もういいから!ね?」


裕人「う、うん………」



朝から意気消沈気味の裕人であったが、この後大変なことが待っているとは思いも寄らなかった。









いつも通りの授業が続いたが、今日はあまり当てられなかった裕人は少しずつ元気を取り戻していた。





そして休み時間。


裕人「ねぇかなたん、次の授業何だっけ?」

この呼び方はイマイチ慣れないが、なるべく入れ替わったことをバレにくくするためにこの呼び方で呼んでいた。


愛絵「次の授業?体育だよ」


裕人「え゛っ!?」


愛絵「ほら、予定表にも書いてあるわよ」



裕人が愛絵から渡された予定表を恐る恐る見ると、そこには紛れも無く「体育」の文字が。



裕人「体育………かよ………」


愛絵「さ、着替え行くわよ」


裕人「ちょ、ちょっと待って。今準備するから」





そして愛絵と裕人は体育館横にある「女子更衣室」へ向かう。


愛絵「いい?体は女なんだから、堂々としてればいいのよ。

コソコソしてると逆に怪しまれるしね。

じゃ行くわよ」


裕人「ちょ、まだ心の準備が………」



と裕人が言った時にはすでに愛絵はドアを開けていた。




そこには、体育着に着替える女子の姿が………



愛絵「りょーこ、早く早く!!!………ってりょーこ?」




(ごめんなさい、神様。俺、限界…で……す………)



ボハァッ!!!




愛絵「りょーこ!?」











(あれ、また花園が………俺、またこの世界に来ちまったのか………?)



裕人「……………んあっ!?」


??「良かった。気がついたみたいね」


(………?)



裕人が体を起こすと、そこは保健室だった。

そして声を掛けていたのは養護教諭の先生。


先生「大丈夫?牧野さん」


裕人「は、はい………」


先生「授業前に突然あなたが倒れてしまったみたいで、樋口さんがあなたをここまで連れてきてくれたみたいよ。」


裕人「そうですか…。ありがとうございました」


先生「お礼なら樋口さんに言いなさいな。」

裕人「はい。それじゃこれで」


先生「はい。お大事に」





裕人が教室に戻るとちょうど昼休みで、涼子と愛絵が二人で昼食を食べているところであった。



愛絵「おっ、おかえりー。

大丈夫だった?」


裕人「おう、ありがとな……じゃない、ありがとう、かなたん」


愛絵「ううん、気にしないでー」



と仲良く会話している横で黒いオーラを出している人が一人………




裕人「ま、牧野?」


涼子「ゆぅーとぉー?あんたってば………」


裕人「おい、落ち着け。牧野。

その、いきなりだったからな………だから………」


涼子「またえっちなこと考えてたんでしょ!!!」


裕人「………はい。ごめんなさい」


涼子「まったく、ゆーとってば!!!

今度えっちなこと考えたらお仕置きするんだからね!!!」


裕人「は、はい………」


愛絵「ふふ。お二人さん、カップルみたい」

涼子「だから違うってば!!!」










続く


次回も色々トラブルが発生します。入れ替わるって現実には有り得ないけれど、いざそうなるとかなり問題がありますよね。特に異性同士だと。と思う作者です。ではまた次回。

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