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妄想論

なろうと素人目線

作者: とびうお君

 何故なろうの素人臭い小説がこんなにも受けるのか?そんなに難しくないと思う。書けない人があーだこーだ考えてるけど、それ多分一番の問題は読めない事でスタートがつまづいてるから書けないだけだと思う。いつもアホな批判エッセイばかりだなと思うのは、そもそもあなたたちからまともな言及がでるわけじゃないでしょ?って下らなさでいっぱい。


 だって楽しみ方を知らないんだから。前は知ってて飽きた。いやまって飽きるの早すぎるのも問題なんだよ。それって別の刺激で楽しめていただけ。うーんとね、なんでも新鮮なうちは面白いんだ。いつかは飽きる。それは問題が無い。その速度こそがとても重要で、これで流行したものをさっさと飽きて世間とずれる人ってものすごくいる。


 この人たちが煩いんだ。いつかくる終わりについてずっと破滅について語るけど、肝心のXデーいつか言えよってなる。ガンダム作った本人が、こんなのすぐ終るわって思ってて、巨大ガンダムが建ってからいやーここまで続いたかと思いなおした。作者が一番すぐ飽きるからね。やっとガンダムも終りが近づいてる。根本のロボット物が衰退してしまったからね。


 こんなの誰でも分かる下らない話。大事なのはこりゃ駄目だって不味い時期ってとんでもなく後でしか来ない。もちろんさっさと終るブームも有る。そういうタイプとは違う。その見極めはどうやってすれば良いの?そんな難しくない。なろうだけが特別な事じゃないってのを知れば分かる。他も似たようなものなのにそういった時代の変化に取り残されてるから。


 じゃ何故気が付かないの?簡単、なろうは極端だからすぐ分かるだけ。そういう事に対する鋭敏なセンスが無い。俺だって考えてるんだよ。って多分思ってるけど、どこが?と思う。考えが足りない。結局極端でわかりやすいものだけ取り上げてるだけ。その最たる例が異世界はスマートフォンとともにだろう。私が見てもアニメ化の中じゃ極端な作品。なろうの中じゃそれなりに上位でごろごろしてる作品。


 特異であるから槍玉に挙げられていろいろ言われる。でもなろうの中じゃ全く特異ではない。じゃなろう全体がおかしいとなる。論法としては理解は出来るが、その奥にある今ってそれほど区別できない共通性があるよ?って点。


 なろうが何故共通性を上手く素人が拾い上げられるのか?違うんだ。この発想が間違ってるんだ。素人だから拾い上げられるんだ。なろうには向いてない作品がはっきりある。読者目線で欲しいものを提供できる。これがメリットで、その裏となる点は弱点となる。素人が考え付かない素人が求める驚きは提供できない。


 ここに多くの批判作者は囚われすぎなんだ。そんな事は私は百も承知で楽しんでるんだ。作品によって使い分ければ良いから。結局読者として優秀じゃないから批判エッセイを書いてる作者はまともなものが書けないんだ。


 素人が考え付かない素人が求める驚き、これは昔から創作の常識としてとんでもない傑作を作る秘訣として言われてきてる。よってこれ物語を創る事をちょっとでもかじった人間なら誰でも知ってる陳腐な常識なんだ。逆にこれに囚われてしまうと、その裏となる作品の価値を計れない。


 こういった作品にはリスクがある。外れやすいんだ。多分これが分かって無いんだよな。基本的に多数派は保守的である。革新的な読者が作者になりやすいんだ。そうなると、大体の作者は批判側に回りやすい。物語に対する外れのリスクに鈍感になる。だから読者の気持ちが全く理解できない。


 何故これが表面化しなかったのか?それは、ラノベのせいだろう。ラノベがリスクに対する敏感な多数派を引き入れてしまったから。だがラノベ自体は特異な人達。それは前回書いた。問題は読書と言うそもそも全く異なるものをアニメ漫画と繋がる層をラノベは呼び込む入り口になってるから。


 ラノベが変人特異な人間にしか受けないのは書いた。だが根本的にその人たちは、その外にいる本物の多数派と変わらない部分がある。この感覚が読書にどっぷりつかってるような作者は分からないんだ。これまでの常識が間違っていたわけじゃない。それが通じていたのは所詮、受け手の集団の質が均一だったからに過ぎない。リスクに対する鈍感な集団が形成してきた読書姿勢だったからに過ぎない。


 私は以前もこのリスクについては、作者視点でも書いた。お前ら力が無いからカタルシスを強く求めるような作品創るなって痛烈な上から目線で書いた。それは読者目線にも視点を変えられる。読者はリスクさえ無ければ、そういった作品別に読むから。だからベストセラーだけが見られるんだ。他人にリスクを背負い込ませて、リスクを軽減させてなら楽しむよって話し。


 コレは好みが全く異なる集団じゃない。問題はリスクに対する鋭敏さの差に過ぎない。あーだこーだ文句言う連中が、じゃお前読者にリスクを感じさせないような作品創れるのか?ないない。あったら多分もっと売れてる作家になってる。力不足の人間は素人が考え付かない素人が求める驚きは提供できない。


 アニメの話しになるけど、久しぶりにこれすごいなと思った作品で、宝石の国って作品がある。なんだアニメかよって言うなかれ、ファンタジー要素の強い作品ははっきりいって、小説より漫画アニメの方が作品豊富じゃない?って思うから。特に日本においては、これ当たり前に受け入れられると思う。


 多くの人が何故いつも中性欧州風世界観なの?って疑問になる。その答えがこの作品にある。そうじゃない作品も受ける。じゃやっぱり間違ってるんだ?またはアニメとなろうの層の違いって単純化してしまう。違うね、この答えは、全く見向きもされない非中性欧州風世界観の作品が豊富にあるからが答えになる。


 その中のとても低い確率で、宝石の国は世界観の刺激でヒットしたといえる。理性的には誰も分かってない。だから私が言及する価値がある。でも私自分で思ってる。感覚的には凡庸そのものな話しか私書いてないんだ。感覚的に皆分かってる。だからどれ選んでもがっかりするような確率の刺激しか無いから、その部分マシなの選んだほうが良いと。


 リスクに対してがっかりする結果が大半だから世界観ってあんまり今の時代刺激になって無いんだ。世界観の刺激って多分20年前ぐらい現役だった刺激じゃない?って見てる。だから私SAOってとんでもない傑作だなと思ってる。私はSAOそこまで評価高くない。だがこれが客観的な視点に立ったときの価値はとんでもないってすぐ分かる。


 良くSAOの前に似たような斬新な作品があったと言う言及がある。そういうのこそまさに、スコッパー気質の人間のつまらない視点になる。SAOがすごいのは、素人的な多数派に受けるようなポイントが同時に斬新さと成立していたからになる。もっと言えば斬新なものをパクッて多数派に受けるように加工した人間こそが最大の利益を得られる。


 何か可笑しくないか?いや私はそうは思わない。これが最初の読者目線に立てるか?ってキーになるから。今でも宝石の国って斬新な世界観の作品は生まれる。だが何故SAOはとんでもない傑作なのか?と言うと、世界観の刺激で引きつける世界観にはファン数で偏りが有る。それを証明している。


 だから世界観飽和の時代には、かつてあった斬新な世界観が刺激になっていた時代は終って、その中でより多くの人が好みとなる世界観のものだけが淘汰されるとなる。それがなろうの答えになる。


 若者はすべて新鮮じゃないか?それが違うんだな。長期間かけて創られてきた世界観を一瞬で浴びるように味わえる時代には、さっさと中年と同じ感覚になる。言ってみれば肥料によって無理矢理成長する作物みたいなものだ。


 素人が考え付かない素人が求める驚き、これって時代によって必ずしも正解ではない。どういう事かと言うと、それを作り出す難易度が後の時代ほど上がってしまって、リスクばかり増えていくので、多数派の受け手の好み自体変化してしまう。それはリスクに対する鋭敏さが素人目線じゃないと分からない。


 だからなろうの批判者は読者としてそもそも優秀じゃないから分かって無いんだ。これを言葉で説明するのは無理だ。だからこそ批判者は無駄な言及を繰り返すんだ。私が書いたけど、私が書く事は凡庸ではないが、その根本自体は誰もが多数派が持ってる凡庸なものである。出来る限り言葉にしてみたが、正直感覚が違うのが答えなんだよな。それを言語化するのは不可能に近い。だからこの不毛な批判が無くなる事は無いんだろうなと思ってる。


 リスクに対する鈍感な人間にその不快感を説明しても多分伝われない。そしてそれがとてももどかしくて、納得させようと書くのに嫌気が指すんだよな…。分かるでしょ?鈍感な人間に鋭敏な人間の感覚を伝えても多分伝わらない現実の会話とでもね。そういった難しい部分をピンポイントに刺激するから、なろうは大きな驚きが無いのに面白いんだとなる。


 後細部の変化で小さな驚きはあるからね?テンプレ連呼のテンプレ批判馬鹿には分かって無いでしょ?結局自分が頭が良い読者だと思ってて、頭の悪そうな物語読んでる読者に上から目線で語るが、その実とても頭も回らない鈍感な分かってない馬鹿だと言うのが読んでて苦痛の批判しかない原因なんだよな。


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