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計画  作者: 尚文産商堂
12/24

諸条件

諸条件は、次の通りとなった。

まず、筐体を直接攻撃するような、物理攻撃は厳禁とする。

次に、舞台は第3者が提供する空間とする。具体的には、アフリカにある仮想空間サーバーらしい。

欧州連盟が創りだした、現在試運転中の量子コンピューターらしい。

そして、武器は無制限、防御も無制限となる。

時間制限もない。

ただし、おそらくはそれ以前に双方とも終わると考えているが、24時間経った時点で勝負がついていなければ、引き分け。

再試合は無しとなった。

また、時間はGMT、すなわちグリニッジ標準時において0時ちょうどに試合が始まることになる。

最期に、これの勝負の結果について、何ら文句を言わないということと、互いにクラッキング、ハッキングをしないことを確かめた。

「……以上の条件でいいですか」

ゲンガーが影法師に尋ねると、うなづいた。

「では、こちらに署名を」

そう言うと、羊皮紙が現れ、ゲンガーの手元から自然に影法師の手の中に収まる。

空中から取り出した万年筆を使い、影法師はその羊皮紙に署名を行った。

「……電子署名を確認。では、次会う時を楽しみにしていますよ」

「ええ、こちらも」

影法師は、万年筆を服の内ポケットに入れ、ゲンガーのところの喫茶店から離れた。

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