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勇者と少女と変化の指輪  作者: 山口瑛史
変化の指輪と勇者
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新勇者パーティー集合!


タンクのラウル

斥候兼サブアタッカーのゴート

メインアタッカーのロゼ

ヒーラーは、アリアさん

魔導師の(エリカ)

期待通りバランスのとれたメンバーになったと思う。

そして、私達はそれぞれに特殊な装備を手にいれて、戦力は格段に上がった。


ラウルの盾。

ドーゼンバルフ家の家宝の盾を再生させた。以前存在していた盾より、強度が更に高くなりスキル補助効果も上がっている。ラウル自体の能力アップで今となっては、人間としては最高の防御力、鉄壁を誇る。


ゴートの刀

銘柄を村正という。忍者の行動に適した長さの小太刀であり、ドラゴンの角でさえ一刀両断にする。各種忍術との親和性も高く、忍術の威力や効果を補助する力もあるという。


ロゼの剣

ロゼの身体に合わせて作られた剣。素材はドラゴンの角だが、鍛治ゴランの業により強度は数倍になっているという。この剣を手にすることで、ロゼの純粋な最大攻撃力はとうとう父親のバラックを超えた。


アリアのローブ

聖女ローザが以前使用していたローブだが、胸元の聖石には、勇者リュウの愛が詰まっている。その愛により、彼女の治癒能力は常識を超える。見た目の生地は、只の布だが斬ることも破ることも出来ない素材で出来ているから不思議。


エリカの杖。

ドラゴンの炎でさえ凍らせてしまう、冷気の木の枝から作られた杖。製作者は名匠ゴラン。この杖を使うことで、エリカの魔法は、絶対零度の極みまで到達することができた。ゴランのセクハラ痴漢行為に耐えたお陰で、手に馴染みフィット感は抜群によい。



みんな、それぞれの最強装備で集合してくれた。

よく集まったものである。1年前、バラック達勇者パーティーの最強の戦いを見て、それを目標に頑張ってきた。今、この装備があれば、みんなの努力もあり、彼らの域まで達することができたと思う。


後は


リュウの勇者装備

なんの変哲もない服と剣。だが、勇者が勇者として戦うなら、この装備は必需品といえる。勇者魔法の身体強化の常時発動に加え、魔力を使えば、更に強化が上乗せできる。剣は、威力こそ只の剣ではあるけれど、その刃が欠けることは無く、いわばメンテナンスフリー!魔王を斬ることのできる唯一つの剣と言われている。勇者の素質のあるものにしか、持つこともできない。


今のリュウは、真面目に努力した分、(エイタ)の最盛期を超えたんじゃないかと、思う。


勇者の補助メンバーとしては、前の勇者パーティーと比べても遜色無いだろう。リュウが加われば…


移動魔法がある。リュウなら一瞬でここに来ることはできる。

今、エリス達、人間の最強戦力達は、シャドの誘いにのって魔王城へ進行してしまって、すぐには戻れない。

シャドが考えるキングダムの守備は手薄になっている。


なら、シャドは、ここに来る?


「みんな、聞いて!」

みんなを集める。心の準備は必要だ。

「何時かはわからないけれど、ここに魔王シャドが現れるかもしれない。」

「何だって!」

答えたのはゴート。

「ゴート。魔族の空間魔法知ってる?」

「ああ、見たことある。」

「あれさ、忍術で邪魔できないかな?」

ピーターがなんかの結界を張って、魔族の魔法の阻害をしていた事があった気がする。

「できる。と思う。準備するよ。有効範囲は、この広場内で良いよな!」

「うん、お願い。他の皆はゴートの手伝いをしよう。魔力を使わないように。」



30分くらいしただろうか

「できた。これで良いと思う。始めてやるので自信はないが、魔力を流せば完成するはず…」


その後は、みんなで休憩した。

思い出話とか、海水浴に行った時のこととか、決戦の前なのに、おしゃべりは楽しかった。

…みんな、浜辺で私とカイがキスするところ見てたんだ。恥ずかしっ!



まったりとしてしまっていたんだけど、ふと目の前の空間が歪みだした。




とうとうラスボス戦が近付いてきました。


ドキドキっ


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