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勇者と少女と変化の指輪  作者: 山口瑛史
変化の指輪と勇者
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エロ鍛冶じじい


その鍛冶屋さんは、村の外れにあった。


「こんにちは!」

店?なのかな。とりあえず入ってみる。


中は、意外と広く6人が入っても問題は無かった。

商品なのか、武器が展示されている。


品質は…

どれも最高クラスだ。この品質の武器であれば、もっと世界的にも評判になっているはず。何でだ?


「なんだ。客か?」

奥の鍛冶場と思われる部屋から出てきたのは、髯ボーボーの小柄なオッサンだった。ドワーフか?

「はい。こんにちは、武器を少し見せていただきたくて。」

代表してリュウが言った。ドワーフは、少し面倒くさそう顔をしたが、私たちを見渡してから言った。

「あー、そうだな。男はいらねぇ。出ていきな!」


出ていけって。仕方がないのでみんなで出ていこうとすると

「あー、待て待て。おじょーちゃんたちは、出ていかんでも良いよ。」

みんなの動きが止まる。

「どうする?」

「もう、いいよ。訳わからないし、皆出ていこう。」

リュウが言う。

「リュウ様。わたくし残りますわ。ここの武器良いもののようですし。ちょっと見ていきます!」

「えっ、アリア?」

アリアさん。ちょっと前から少し、言葉が強いというか…


「どうして、私たちだけなんですか?」

聞いてみた。

「答える必要あるか?」

うわー。そうきたか…

「聞いておきたいです。」

「男の武具を作る趣味はない。」

趣味ですか。うーん。どうなんだろう…でも、ロゼの武器は欲しい…

「お兄ちゃん。たぶん大丈夫だから、一旦外出ていて」

「わかったよエリカ。でもアリア、何かあったらすぐに呼べよ。近くにいるから…」

「ロゼさんとエリカちゃんがいるもの。大丈夫ですわ。」

まぁ、私たちをどうかしようとして何か出来るなら、このオッサンに魔王倒してもらおう。


アリアさん…ロゼはさん付けなんだ。私はちゃん付け…

まぁ、いいか。


「邪魔な奴等が居なくなったところで、話を聞こうか。」

邪魔な奴等って…

「探している武具は、この背の高い方のロゼの剣と私の杖、出ていった男の子で忍者の武器ってところ。私の杖は、氷系の属性が良いかな。」

ドワーフのオッサンは少し考えてから

「難しいことを言う…でも、そうだな。」

「キャイっ」

急にロゼが変な声を出した。

「どうしたの?」

「いや、今、お尻触られた!」

えっ。痴漢…


「うーん。見かけによらず良い肉付きじゃな!」

「何するんですか?」

「その娘に合った武器であれば、その体つきを知らねばならんからな!」

ニヤリとするオッサン。怪しいな…

「そう言うことなら、良いぞ。問題ない。」

いやっ、ロゼ騙されないで!

「おう。そうじゃ。腰回りと胸付近の肉付きも知りたい。ちょっと座ってくれ」

ドワーフは、背が低いのです。でも、ダメだよ。

「わかった。十分に調べてくれ。」

えっ。ロゼ…

「フムフム。なるほど…」

「あふん。ちょっと変な感じだ。」

ちょっと、それ揉んでるよね。ロゼのそれは私のだよ!

「ちょっと、それ必要なんですか?」

抗議してみた。

「必要かどうかって言ったら、まあ必要だな。(主にやる気の部分で)」

()内の心の声聞こえてるぞ、オッサン!

「エリカ。大丈夫だ。それより私に合った武器が欲しい。」


「うむ。ここにある武器じゃ役不足じゃが…とりあえず、これを持っていけ。」

一振りのロングソードを出してきた。

店内は広いので、ロゼは素振りしてみた。

「すごい。すごく振りやすいよ!」


「素材があれば、もっと良いものが作れるんじゃがな。」

「素材?」

「あの山に棲むドラゴンの角なんかがあると良いが、お嬢ちゃん強いと思うが、さすがに無理か」

「ドラゴンの山へは今から行きますので、もし持ってきたら作ってもらえますか?」

「あぁ、お嬢ちゃんかわいいから特別サービスだなっ!」

「きゃぁ」

思わず声が出た。うぅっ、私もシリ触られた。私にさわって良いのは、カイだけなのに…








まだ少し話は続きます。


一旦投稿。

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