表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者と少女と変化の指輪  作者: 山口瑛史
変化の指輪と勇者
44/75

15歳位なのかな?


思い返してみると、この体になって3年近くになる。

学園は、日本で言う中学生位だから、今は中2病のど真ん中か…


最初10代前半だと思っていたこの体も、今は、10代中盤で成長著しいんです。


小さかった胸も、まあまあになりました。アリアさんには遥かに及びませんが…それなりなんじゃないかと思います。カイも誉めてくれたし。


と言うわけで、昨日は満足していただけたのではないかと…

えっ、私っ?私は…もう、あんなの知っちゃたら、戻れなくても良いかなぁ。


「じゃあ。きっとまたすぐ会えるよ!」

最後にキスをして、カイは北へ旅立ってしまいました。


私たちは、リュウ、ロゼ、ラウル、アリア、(エリカ)の5人になり東にある修道院を目指すことになった。ローザ先生が着ていた法衣があるらしいので。


馬車での移動となる。

アリアさんとリュウ、昨日までとは、少し雰囲気が違っているように感じる。上手くいったのかな。

「アリアさん。どうでした?お兄ちゃん優しかった?」

二人だけに聞こえるように話す。

「えぇ、あの、急にアレが来てしまって…」

「あぁー。そうなんですが。」

「でも、まぁ、その」

なんかしらの進展はあったと…

「エリカちゃんに教えてもらった通りに、尽くしましたわ。」

そっか、残念だけど、まぁ、良かったね。


3日程馬車に揺られていると、修道院のある町についた。

宿を探して、食堂にで腹ごしらえをしてから修道院へ向かうことになった。

ご飯をみんなで食べていると

「やっと来たな。母さんから連絡あって、ここで待ってたんだよ。」

懐かしい顔だと思ったらゴートだった。忍者の装束とは言わないまでも、動きやすそうな布の生地の服を着ている。

「ゴート!修行どうだった?強くなった?」

ロゼ。久しぶりに会った恋人…まだ恋人ではないか。でも、思い人に強くなったは無いと思うよ。

「ロゼ。久しぶり!強くなったぜ。父さんより筋が良いって褒められたんだ。」

ほぉ、それが本当ならすごい。

「半年で忍者の称号をもらったよ。里始まって以来の快挙だって!」

マジすごいよ。頑張ったんだね。ロゼのテンションが上がってる。

「今度、相手してよ!」

「あぁ、是非。学園に帰ったらやろう。順位戦なら安全だしな」

「うん。負けないよ!」

「俺も、一度は勝ちたいよ。…好きな奴に一度も勝てないのは嫌だしな」

後半部分は小声過ぎて誰にも聞こえなかったよ。

「そうだ。父さんに教えてもらったことなんだけど…」

「何?」

「…ロゼ!!ちょっと見ない間に…うん。綺麗になった!」

「何それ。」

ロゼはキョトンとするものの、満更でもない感じだな。黙っちゃった。


「アレでしょ、久々に会った女性には、まず誉めることってヤツ?」

心当たりがあるので私が聞いてみた。

「おぉ、それそれ。まぁ、父さんが言うには、四六時中誉めること。らしいんだけどね。」

ピーターがローザに行った作戦の一つ。ホメホメ作戦だな。失敗していた気もするけどね。

「ゴート!ここにも、可愛い女性が二人もいるのに!!」

「あっ。でもお前ら、付き合ってる奴いるじゃんよ!」

…確かに。

「ゴート。アリアのことは、誉めなくていい。僕がちゃんと言うから…」

リュウが言うと、アリアさんは期待の眼差しをリュウに向ける。

「リュウ様…」

「アリア。その、あの、…あー、ゴート!人前で恥ずかしくないんかい!」

「リュウ様。無理なさならいで大丈夫ですわ。」

あーぁ。言えよな、それくらい…


修道院は、外来客に関しては、女性しか受け付けていない。

リュウ、カイ、ゴートは魔物退治のクエストを受けて、時間を潰すようだ。ロゼも付いていってしまった。



修道院の扉をたたく。

「失礼いたします。ハートランド公爵三女のアリアと申します。」

アリアさんは、三女だったんだ。初めて知った。






祝日なので2話目!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ