表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者と少女と変化の指輪  作者: 山口瑛史
変化の指輪と勇者
39/75

素直に応援できないの!


まずは、

「エリカっ。なぜここに?」

アリアさんの個室に突入したら、やっぱりリュウがいた。

なんか、ササッと動いて、取り繕って、気まずい雰囲気。

あー。これかなナニかしようと。綺麗なアリアさんをー。

ダメダメ。まだはやいよ。


「お兄ちゃん。そんなことしている暇ないよ。みんなの武器探しに行くんだよ。」

「みんなの武器って?」

とリュウが言っきた時、首根っこを誰かに捕まれて、後に下がらされた。

「すみません。明日、ゆっくり話しますので…。ごゆっくり。」


「なんでいきなり行っちゃうかなー」

カイに言われる。

「いやっ、善は急げと…」

「またワケわからんことを…。ずいぶん見た目は変わったけど、中身は、全然変わってないっ。」

カイが笑う。昔の話かー。

「そういえば、昔から私が突撃して…」

「僕たちが、後から追い付いて…」

「ケツ拭いてくれたね。」

「かわいい姿と声で変なこと言わない。」

…えへっ。かわいい、だって。照れてると

「なに赤くなってるん?」

「だってかわいいって。言ってくれるぅ。」

あ、でも、もう、イイです。満足しましたから。

「ま、なんだ、息子の恋。邪魔するなんてサイテーの親だよ。」

確かに…。まぁ、自分のこと棚にあげて、何言っているんだろ私。

「そうだね。今日は泊まっていく?」

「あ、でも、ロゼも帰ってくるよな?エリスの時の家に帰るよ。」

あ、行っちゃう。せっかく一緒にいられるのに?

さっき思ったことなんかすぐ忘れのよ。

「私も…私も行って良い?」



次の日、寝不足と半端ない疲れの中、みんなを呼び出して話をした。食堂で朝食を食べながら、装備を揃えていく旅に出る話をする。


リュウも若干疲れた顔してる、アリアさんは、いつも通り美しい。うーん、どうだろう、やったか?

お父さん、気になるよ!


リュウをはじめとして、アリア、ロゼ、ゴート、カイと私。

バラックとローザ、ピーターにも来てもらった。

例によって、ラウルを呼ぶのを忘れていたら

「朝からみんな、お揃いでどうしましたか?」

「あ、」

忘れてた。までは言わなくても良いよね。

「ラウル君の装備を強化する話してるの。ここだよ」

近くの空いた席に案内する。普通に朝ご飯を食べに来ただけらしい。


「みなさんが、学園を離れるのは残念ですが、私は賛成です。」

ローザ先生。

「修道院には、私からも手紙を書いておきます。」

ピーターが次に口を開いた。

「ゴートにも、来るように連絡してみよう。それと、学園の単位は気にしなくて良い。特別課外活動として取り扱おう。」

ゴートが合流するかも!と聞いてロゼから感じる雰囲気が少し明るくなった気がした。

「俺も良いと思う。ロゼもラウルも、俺が鍛えるにしても限界がある。実戦経験も積むべきだしな。二人とも、旅の間も鍛練を怠らないように。」

大人3人の意見では、行ってこいという感じ。


じゃあ、行きましょう。

ラウルの実家は、カイが今行っているソーディアまでの途中にある。今日は、準備して明日出発することになった。


準備のお買い物にカイが付き合ってくれた。楽しかったよ。




なんで、寝不足で疲れてるんだろうねー。

僕には、わからないよ。


前に泣かせちゃったから…

幸せになってほしいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ