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勇者と少女と変化の指輪  作者: 山口瑛史
変化の指輪と勇者
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お約束なのか?


帰りの船

「エリカちゃんに先越されちゃった。私も頑張らないとね。」

えっ、アリアさん見てたの?

カイとゴートも何やら盛り上がっているし…

皆に見られてたのかー。恥ずかしっ

顔が赤くなり、頭が熱くなる。


「浜が落ち着いたら、今度こそ皆で海水浴行きましょう!」

照れ隠しに、提案した。


次の週の休み。

平和になった浜へ行き海水浴を楽しみました。


男どもは、ロゼのビキニとアリアさんの美しい水着に見とれているようだったけど、

「エリカがかわいいよ」

カイは言ってくれた。


海水浴は、めちゃくちゃ楽しかったです。

2回目のキスも皆とはぐれたふりしてやってやりました。

ん、やってやられました?

どっちでも良いよね。



季節は流れ秋が来た。


氷結魔法の威力は、徐々に上げることができている。

温度を下げると、必要な魔力量が跳ね上がるので、その度に魔方陣の無駄を省いて最適化が必要。時間はかかるものの進んではいる。


魔弾の研究もしていて、魔力の塊だけでは限界を感じ、小石や砂を核にして弾を作ることに成功。研究が進めば、最小の魔力で一つの魔方陣から、連弾で弾が出るようになる。マシンガンをイメージしてる。


「エリカっ。山が良い感じらしいよ」

ロゼがキラキラしてる。

「また、魔物退治?」

「ん、今度はキノコ狩りだよ!」

キノコ狩り?シメジとか?

「紅葉も良い感じになってるって?」


皆も誘って、お弁当作って、取れたキノコでバーベキューしようとしたりしたんだけど。


山は、キノコの化け物で溢れてました。

ボスは、紅葉の魔物だったけど、燃やし尽くしてやったよ!

山火事になりそうだったので、消火に氷結魔法全開したら、また倒れた。


今度は半分わざとだよっ‼️

また、カイに甘えさせてもらった。


「いつも、僕がいるとは限らないんだから。」

もう無茶しないと約束させられたよ。

でも、ずっと一緒だよね。不安になるようなこと言わないで欲しいな。


まぁ、バーベキューは美味しかったんだけどね。


また季節が過ぎ、冬になる。


気温が下がると、低温の研究が進んだ。

空気凍結までもう一息かな。魔力消費は、爆裂魔法一回分位になるようにしたいんだけど、難しくなっている。


魔弾研究の方は、マダンガンと名付けて完成しました。

1秒間に16連射。魔力はほとんど使わず、砂があれば使える。



「今度は、湖が良い感じになっているって」

また、ロゼだった。

「もう魔物退治は、お腹一杯だよぉ」

研究の仕上げで忙しいし…

「水が凍ってて、スケートっての?できるって」

えっ。スケートか、手ぇ繋いで滑る?

転んだふりして、抱きついたり…

アリだな。


その後、かわいい防寒具揃えたり…

まあ、楽しかったんだけど。


やっぱり湖には、狼とか白熊とか魔物で溢れていた。

簡略化できた-20度位の氷結魔法は意味を持たず。爆裂魔法なんかも寒くて熱量が足りない。


剣の攻撃は通るので、近距離攻撃と魔弾、重力魔法で対応できた。何度かの魔物討伐でパーティーの連携が良くなったのも大きい。


ロゼが魔物情報を仕入れてきて、討伐。。お約束なのか?

もうパーティーのメンバーも慣れたもので、討伐後は皆でスケートして楽しみました。

前述した通りに、イチャつきました。

…爆発しちゃう?!



「やっぱ、こんなに魔物が出てくるの、変だな。」

カイがひとり言漏らしている。


…確かに。でも、今が幸せなら良いよね。



年末から年明け。

勇者エイタが魔王を倒した記念日。

キングダムで、いやこの世界でも最大のお祭りがもうすぐ来る。







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