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勇者と少女と変化の指輪  作者: 山口瑛史
変化の指輪と勇者
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順位戦です。


日常の学園生活に戻りました。


「ロゼ様っー」

「いつみても凛々しいですわー」

「キャー、目があってしまいましたわー」


お前ら、今度はロゼかよ。

言っておくがロゼだって私のだからな。。


「わたくし。これからはエリカちゃんの恋を応援することにしましたわ」

私の恋?

「あんなの見せられるとね。流石に諦めますわ」

あんなのって。恥ずかしいな。

「それよりもロゼ様。お美しい。」

だって、もういいや。ほっとこ。

コイツらに泣かされたなんて…


「認めたくないものだな。 若さゆえの過ちというものを。」

一度は言って見たかったセリフだが、声にだすと恥ずかしすぎる。誰も聞いてませんように…

あの仮面の紅い人は、恥ずかしくなかったのかな。


恥の多い学生生活を送っております。


さて、本題の学生生活である。

カイとの関係は相変わらずだが、絆は深まった気がする。

座学は良いのだけど、午後からはそれぞれの科に別れるので、カイと離れて寂しさ感じたり。


魔法科だと、あの3人もそれぞれに別れて、ルーナちゃんだっけな、一人になる。一人だと大人しくて物静かだ。。ペアになる講義だと、実力的にルーナちゃんと組むことになる。


話してみると、優しくて良い子だった。


「わたくしの名前は勇者様から頂いたのですわ」

身に覚えがアリマセン。

「キーネとナーキも勇者に名付けて頂いたのです。」

あ、あの3バカ…ぢゃない。取り巻き3人貴族の孫か。そんなこともあったな。


ー10数年前ー


「さすがは勇者どの。」

「やはり勇者どのはたよりになる」

「古今無双ですな」

魔族の残党退治をキングダムの王に報告していた。

王の取り巻きに3人の貴族がおり、そいつらがいちいち煩い。

「勇者どの。お願いがあるのですが。」

3人のうちの一人が言う

「孫が生まれまして、女の子なのですが。名前をつけていただけませんか?」

えー、めんどくさいな。

「ずるいですぞ。私の孫にも名前を」

「抜け駆けは許しませぬぞ。私の孫にも…」

あー、めんどくさい。

「春菜に夏希に秋音。これで良い?」

「ルーナ」

「ナーキ」

「キーネ」

「「「良い名を。ありがとうございます。!!!」」」

なんか変換されてる。もうなんでも良いや。



…思い出した…

ちなみにナーキは剣士で、キーネは治癒士。

どうでも良いか…



話がそれました…

キングダムには四季があり、入学が春で冬の終わりが期末となる。

もとの世界と同じく7日が1週間で、週休1日。

休み前の1日は、試合がありその結果により校内での順位が付けられる。


順位つけたり、あの優しいローザらしくないなと思ってんだけど、この学園は魔族に対抗するために作られた。競争してみんなで強くなって欲しいとのことです。


いろいろあったが、日常が過ぎ3ヶ月たった。


順位戦の結果は、全校生徒180人いて現時点では

リュウが1位。

ロゼが2位

ゴートは6位

(エリカ)は7位

ラウルは10位

カイは15位

アリアさんは80位くらい治癒科ではトップ。

回復魔法しか使えない治癒科や直接戦闘しない一部の補助職科の生徒も順位戦には参加していた。

「回復魔法に特化した職業であっても、近接戦闘のスキルは必須である」

講師が言ってたな。


1年生がここまで上位にいるのは初めてらしい。



なんだかんだ言って、春から3ヶ月たった。

ということは、夏が来ましたよ。熱い夏が。





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