表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者と少女と変化の指輪  作者: 山口瑛史
変化の指輪と勇者
14/75

制服着てみました。


私とロゼは、そのまま寮に入ることにした。

新しい二人の生活っ。


といっても、すでに今までずっと二人いたんだけどね。

明日が入学日なので、制服を取りに行ってきたので着てみることにした。

デザインした時、ワンピースを制作やデザインしてくれた方々から薦められたが、上下別は譲れなかった。


あの隙間は、必要。ゼッタイ。


「どうやって着るんだ?」

ロゼが聞いてくる。っえ。知らないよ。細かいデザインは専門の方に任せたんだし。

「うーん。とりあえず着てみよっか」

二人で試行錯誤しながら、といってもそれほど苦労なく着ることができた。


「ん」

服の生地に魔力が通せる?

本当に戦える制服に仕上げてくれたのか。すごいな、意外と動きやすい。ちょっと体を動かしてみる。

魔力を通せば、防御力が上がるようだ。服の伸縮性も上がるのか更に動きやすくなる。


何かの魔法か、スカートがあまり捲れないようになってる。これなら思いきって戦える、か。


ロゼは、やはり美人はなに着ても、うん、良い。

ファンが増えそうだな。特に同性から。。


「これ、良いな。」

…多分、制服が可愛いとかぢゃ無いよね。腕を回したりストレッチしてる。

「ちょっと体動かしてくるね。」

あまり汗かかないほうが良いと思うんだけど、新品だし。

でも、止めても無駄だね!

「鍛練場が外にあったかな。私も行くよ」

付いて行くことにした。この服着て外に出て見たかったし。


鍛練場は、少し大きめの体育館と言った感じ。

早速、ロゼは、体を動かしている。制服は2着支給されてたから、まぁ汚れても大丈夫なんだけど。


鍛練場には、数人の先着がいてそれぞれ自主練習をしているようだった。もう一つの支給品の体操服を着ている人のほうが多かった。…トレーニングだし当然か。



そんな中でも、不自然に動きの遅い男の学生がいた。

リュウだった。勇者装備を身に付けている。

なんの変哲もない上下の服なんだけど、サイズの自動調節機能が働かないので、普通の人のは着ることもできない。無理矢理着ることができても、体がまったく動かせなくなる。

武器にしても、見た目は普通の剣だけどこれも普通の人には持つことすらできない。


その勇者の服を着てリュウは、勇者の剣をステップ踏みながら素振りをしていた。ものすごくスローだけど。


ー装備はできるものの、まだ使いこなせていない。まだ勇者としての力を認められていない、か。


(エイタ)も苦労したんだよ。少しアドバイスできるかもしれない。声をかけることにした。


「おにーさま」

リュウへの呼び方。おにーさまであっているよね。

実の息子なんだけど…







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ