92/122
第八十九話 男の娘？いいえ、性転換です
「一件落着したはいいが、何故優希が女の子になったのか？」
「こうして見ると三つ子ですわね」
「優希さん！！大丈夫ですよ！なんとかなりますって！」
「中に戻れないんだ・・・」
「でも！何度かこう言うのあったじゃん！大丈夫だよ！」
「男にもどれないんだぞ！？しかも原因不明なんだぞ！？」
「もしかしてだけど、本来の力を取り戻した結果、女になってしまったのかも・・・」
「そりゃねえよ！なんでだよ！この後の文化祭とか！体育祭とか！どうすんだよ！中身男のまんまだぞ！？自分のは見慣れてるからいいとして！」
「とりあえず、クラスの人数が増えたね！！」
「よくねぇよ！山田が四人だよ！？その内3人は姉妹だよ！？」
「こんな姿、山田に見られたら・・・」
「だ、大丈夫です！私がなんとかしますから！」
「今はそれよりも！祐希なんとかしないと！」
「お、おう」
「あれ？俺は・・・あー、そうだ、主人公に慣れなくてえっとー」
「あ、目が覚めた」
「あれ？優希さんが二人に見える？」
「おい、祐希！」
「はい！？」
「俺の代わりになれ！」
「はい！・・・はいぃ！？」
「良かったね！お兄ちゃん！主人公だよ！」
「いや！無理無理無理無理無理無理！！！！てか何！？お前優希なのか！？」
「おう！だから代わりに」
「いや、むりですから！！」
「なんでだよ！！」
「無理なもんは無理！気の迷いっつーか、あれだから！悪魔期入ってただけだから！ただの厨二病ですから！！？？」
「お願いします祐希さん！じゃないと優希さんが・・・」
「優希さん・・・わかりました！なんとかしましょう！」
「祐希さん！そっちは私ではありません！」
「・・・っておい！紛らわしいんだよ！」
「ぶへぇ！？」
「綺麗に入ったねー」
「じゃあ俺はこれからどうすればいいんだよぉぉぉ！！」
続く
