第八十一話 波乱に満ちた文化祭準備4
〜???〜
「ここは・・・?」
「やあ、目が覚めたようだね」
「お前は?」
「僕の事なんていいじゃないか、それより、君の事が知りたいな」
「やめろ、近づくな!それ以上近づくと・・・あれ?」
「気づいたかい?そう、君は今、チートは愚か、魔法も使えないよ」
「お前がやったのか?」
「まあまあ、そんなに怖い顔しないでよ、僕はただ、君に興味があるだけなんだから」
「黙れホモ野郎」
「おお、怖い怖い、まあ、拘束してるから平気だけどね」
「・・・何が目的だ?」
「グランディアって名前、君なら解るだろう?」
「生憎、会ったことが無いな」
「会ったか会ってないかは関係ないよ、そう、僕は心が広いからね、特別に教えてあげるよ」
「なんだよ?」
「僕は文化祭をぶち壊したいんだ、生徒が逃げ惑い、先生は狼狽え、学園はパニックと化す、実に素晴らしいとは思わないかい?」
「お前、反吐が出そうな感性の持ち主だな」
「最高の褒め言葉をありがとう、でもね、まだ足りない、そう、学園は崩壊する、例え君が助かってもね」
「なんだと?」
「おっと、そろそろ会議の時間だ、少しお暇させてもらうよ」
「おい!待て!・・・行っちまった、くそ、どうやって抜け出すかな・・・」
続く
読んでくださりありがとうございます。
第1章八話にて、歌詞掲載が危ういとのメッセージ頂きましたので書き直させていただきました。