第五十四話 兄妹
「ということで、今日からこのクラスに転入生が来る。」
「優希!聞いたか?転入生だってよ!」
「うざい」
「美人な娘か?はたまたイケメンか!?」
「ほら、入って来るぞ」
「どうも、山田紗季です、今日からよろしくお願いします」
「美人キタ!しかも同じ苗字!これは運命としか言いようがないぜ!」
「暑苦しいし、そもそも俺だって山田だっつーの」
「そう言えばそうだな!」
「あーじゃあ、優希の左隣空いてるからそこに座れ」
「はい」
「優希!お前、羨ましいぞ!!」
「だから暑苦しいっての!」
「どうしたの?」
「紗季、こいつ山田って言うんだが注意しとけ、すぐに寄生してくるから」
「優希!お前紗季たんと知り合いなのか!?ますます羨ましい!席代われ!」
「確かに暑苦しいね」
「あー、あといい忘れたが紗季さんは優希くんの双子の妹だからな、下手に手を出さないように」
「ふ、ふふふ、ふふ双子ぉぉ!?」
「だから暑苦しいっつーの!」
「俺は、俺は、驚いたッ!!」
「それじゃあ授業始めるぞ、今日は使い魔との契約からだ」
「…いつから魔法学校に変わったんだよ!?」
「お前な、今時科学なんて迷信を信じてるのかよ」
「…え?」
続く
Q&Aコーナー
Q
何故今頃になって苗字を復活させたんですか?
A
学校で苗字が一度も出ないのはおかしいからです
Q
あれ?紗季の苗字って山城じゃないっけ?
A
山城の方は紗季が山田家とは知らない時の苗字です、ついでに山城は大天使長(母)の旧姓です
Q
最近リアやベルゼの出番少なくない?
A
彼女らは次話から本領発揮です
Q
リア達は何をしてるの?
A
家で留守番をしてます
Q
作者、次話更新までが長い!
A
反論するならネタをくれ!