第三十七話 病み病みパニック!? 後編
『おかしいと思いませんか?』
「なにがだ?」
『本来紗季ちゃんはチートの効果で風邪をひかない筈です』
「いや、いくらチート持ってても風はひくぜ?」
[いや、ならないインフルエンザとかを抜いてな]
「なんだよ、急に出てきて」
[だが、あれはただの風邪にみえる]
「インフルエンザの初期症状じゃないのか?」
「それはないよ、お兄ちゃん?」
「紗季?」
「だって、私はこんなに元気なんだよ?」
[そうか、よかった]
「貴方…誰?」
「おい紗季、何言ってんだよ?作者を忘れたのか?」
「お兄ちゃんは黙ってて!」
「!?」
「誰なの?」
[いや、俺チーの作者ですよ?]
「なら俺チーの正式名称は?」
[…俺とチーズと晴天感]
「なっ!?」
「残念、不正解よ」
[ッチィくそ女が!なぜわかった?]
「そろそろ本来の姿に戻るか」
[なに!?てめぇは…]
「じゃーん、作者とーじょー」
[くそっ!]
「そんな簡単に風邪が治るわけないだろ?」
[ならば!]
「おおっと!そこから先には行かせないぜ?」
[くそぉおお!!]
「五月蝿い!」
[ぐっ……]
…
……
………
…………
……………
「結局あいつは誰なんだ?」
[さあ?知らん]
「つーかチート持ってても風邪は」
[ばんばんひくよ?]
「お兄ちゃん?」
「お?紗季、体調は?」
「もう大丈夫」
「そうか、まあ念のため寝ておけ」
「うん」
こうして俺達のパニックは終息した
大分遅れました、はい、サーセン