第三十二話 Re:スタート
「何でこうなった」
朝起きると、俺は大変な事になっていた
なかなか説明しづらい、何処から説明しようか…
そうだな、朝起きる事から説明しよう
朝
ジリリリリ
「ん…んあ?朝か」
「…あれ?俺ってこんなに髪長かったか?」
「それに声も何かおかしい…」
ふと気になって鏡を見たんだ
「…紗季、何やってんだ?てか俺の真似するなよ」
ガチャ
「お兄ちゃん、ごは…ん」
「え?」
「え?」
「「ええぇぇ〜??」」
そう、俺は朝起きると
女になっていた
あまりの事態に学校を休み、急遽家族会議が行われた、
「さて、ではなぜ優希が女になってしまったのか、そしてどう対処するかを決めましょう、まずはパパから」
「うむ、俺はまず本当に女なのかを」
「却下」
「…くっ!」
「それじゃあ紗季ね」
「私はまず周囲にどうやって伝えるかが大事だと思う」
「そうね、学校は私が校長だからなんとかしたけど、他の所はね…優希はどうするの?」
「俺は紗季になりすますのがいいと思う」
「いい考えだけど…胸がねぇ」
「私より大きいって何様よ?」
「一応、今は姉だ」
「でもなぜか優希が女になってても不思議と違和感がなかったのよねぇ」
「なぜだろうか?」