第二十三話 エラー発生
???side
ここは…どこだ?
俺は、なんでここにいるんだ?
あれ?俺は誰だっけ?
優…希?
そうだ、俺は優希だ、
でも、なんでここにいるんだ?
駄目だ、名前しか思い出せない
???side
「あれ?お兄ちゃんは?」
「いねぇな…」
「もしかしてエラーとか?」
「それだったらお兄ちゃんは…」
「優希は?」
「普通の移動の時のエラーは知らない世界に飛ばされるだけなんだけど、座標を指定してる時の場合はとっても危険なんだ…」
「そんな…じゃあ」
「うん、もしかしたら時空間に取り残されてるか空間の最果てにいるか…だね」
「じゃあ簡単に見つかるんだな?」
「ただ…空間の最果てにいる場合消えてしまう可能性が高いんだ…」
「んな!」
「それじゃあ一刻もはやく優希を探さなくちゃ!」
優希side
俺は…!!
記憶の雪崩?
「ぐああああぁぁ!!」
『神様たんです!!』
『すいませんby作者』
『ふふふ、だーめ♪』
『免許皆伝だ!!』
『…バレました?』
『へえ、ウチが男になるとこんな感じなのか』
『感動の再会じゃないか』
「紗季…祐希…沙紀…母さん…父さん…優希…作者…」
「俺は…ここにいるんだ!」
紗季side
「…お兄ちゃん!?」
「どうしたんだ?」
「もしかして優希?」
「お兄ちゃんの居場所が解った」
「…どこなんだ?」
「空間の最果てにいるかと思ってたけど…全然違った」
「で?何処にいるの?」
「暗黒領域」
「どこなんだ?」
「時空間に面してない空間…」
「あの世?」
「そんな楽な場所じゃない…そこは時空間の歪みの果てで、神様すらも迷い込んだら二度と帰って来れない場所…」
「そんな…」
「ただ帰ってくる方法は1つ」
「なんなんだ?」
「特殊な魔法陣を描いてそこに神の涙、悪魔の血、時空間の雫をまぜた歪みの結晶が必要なんだ…」
「そんな…」
「神の涙はともかく、時空間の雫と悪魔の血が…」
『悪魔の血なら我の血を使うがいい』
「お前は…」
「ふん、あの時は契約者が居たのでな、お前に取り付いていたが、何せ契約を辞めさせられたのでな」
「バイオハザードの暴食…」
「グラトニル=ヴァリアノイドだ、覚えておけ」
「…女だったのか」
「今はそんな話関係なかろう?」
「そうね、とりあえずよろしく、グラトニル」
「リアでよい、それに悪魔は他の者に倒された時、倒した者の使い魔となる規定があるのでな」
「ガーゴイル…」
「我はそんな下級悪魔ではない、暗黒龍だ」
「ブラックドラゴンか…魔王レベルだな」
「主について調べさせてもらったが、まさか魔王の息子だとはな」
「話変わっちゃうけど何時になったら優希を助けるの?」
「そうだな、助けに行くか」
「始まるわよ」
「時空よ!我は名高き悪魔、グラトニル=ヴァリアノイド!いまここに神の涙、悪魔の血を捧げ、時空間の雫の元に歪みの結晶を構成する!!」
「…これが、歪みの結晶」
「闇より暗い黒い」
「さあ、我に掴まるがいい、今から主のいる暗黒領域にいくぞ!!」
こうして私達は暗黒領域に行くことになった
新キャラ紹介
祐希
基本的なことは優希とおなじだが人間レベル、しかし本気をだせば勇者に並ぶ強さ
沙紀
これもまた基本的なことは紗季とおなじだが本気をだせば勇者の隣にいる魔法使いに並ぶ強さ
グラトニル=ヴァリアノイド
パラレルワールド編の黒幕、昔は魔王(お父さん)と一緒に戦っていた親友、歳をとらない
世界観メモ
俺チーの世界では悪魔と神はなくてはならない存在、悪魔と言えどいいやつと契約するといいやつになりわるいやつと契約するとわるいやつになる