第一話 俺は神に選ばれた
今日も学校に行ってそして授業を受けて、そして家に帰り、明日の用事などをチェックして寝る、そんな毎日が繰り返し続くのが日常ってやつだが、俺はそんな日常に軽く哀訴がついていた。
空から少女が降って来るわけでもないし、はたまた曲がり角を曲がったら食パンをくわえた少女とぶつかる事もない
さらにいうと恋愛的なフラグが立つ訳でもない訳であって、極端に言うとつまらないと言うことになるだろう。
特に今日なんて学校がインフルエンザの影響で休みときた、なんでこんなにも平凡な日常が続くのか、神に問いかけたいくらいだ。
さんざん皮肉を言っているが只単に暇なわけだ、馬鹿は風邪を引かないらしいし、仮に俺が風邪を引いたらこんな風に目の前が真っ白な空間になって手足の感覚が妙におかしくて…
「…え?ここどこ?」
おかしい、俺はいまさっきまでインフルエンザの影響で学校が休みだからネットカフェで暇を潰そうと歩いてたはずなんだが…
「いらっしゃ~い」
「うお!?」
なんだ?このつるぺた幼女は?
「つるぺたって言うな~!お姉さんって言って!!」
「…いや、全く状況が掴めないんだが?」
「ここは神の部屋なのです!そして私は神なのです!!えっへん♪」
…何なんだ?この某アニメにでてくる超ロリ教師みたいな子は?迷子か?
「って!誰がこ〇え先生なのさ!神だって!」
「心を読むな!てか神の部屋ってなに!?俺死んだの?」
「死んでないですよ♪貴方は選ばれたのです。」
「何に?」
「主人公です。」
「へ?」
「貴方は世界を創造した私に異世界旅人として選ばれたのです。」
「…つまり?」
「暇じゃなくなりましゅよ!」
「あ、噛んだ、」
「と、とにかく!このチートで世界を旅してきてくださ~い」
神?がそう言った刹那、俺の意識はまるでテレビの電源を切ったかのようにプツリと途切れた。
続く
初めてのオリジナル小説だ!
わっしょいわっしょい