第十八話 成れ果ての正体と真実
「なかなか見つからないわね、優希」
「私の行きそうな所や彼の意見も聞いてるんだけど…」
「お兄ちゃん、どこに居るんだろ」
『食エ』
「!」
「どうしたの?お姉ちゃん」
「いや、今何か私に語りかけてきた様な…」
「ちょっと様子を見ましょう」
『食エ!コノ世ノスベテヲ、人ヲ、人肉ヲ!』
「うぐっ…た、食べる、ひと、人、人間が食べたい!」
「お姉ちゃん!?」
「う、あ、あぁあああぁ」
「優希さん!?」
「ああああぁ…」
「や、やめて!お姉ちゃん!」
「こ、この!」
「待って!撃たないで!」
「でも、殺らなきゃ、紗季が…」
「それでも、私の大切な兄妹なの!」
『優希!そんな奴に捕われるな!目を覚ませ!』
「あああぁ…ぁぐ!」
「お姉ちゃん!?」
「!優希さんだ、きっと」
『ダメ…ワタシハ、タベナキャイケナイ、ジャマスルヤツハ、タベル』
『お願いだ!目を、目を覚ましてくれ、優希!』
『…タベル、何ノタメに?食ベタイカラ食べる、嘘、私はお腹空いてない!』
「ぁぁあああ!!!」
「お姉ちゃん!」
「優希ちゃん!」
「ありがとう、私はもう大丈夫だから」
「感動的な再開だな」
「お兄ちゃん!」
「せっかくこの俺が新しい人間に変えてやろうとしたのに…」
「え?」
「紗季、お前は何も思わないのか?人は欲望によって動く、金、権力、強さ、欲望はいつか世界を埋めて絶望へとかわってゆく」
「…何が言いたいの?」
「そんな欲に溺れた人間共を助けるために本能を教えてやったんだ、欲なんてもんは一つだけでいい」
「そんな事でこんな事をしたの?」
「そうd」
「最低!」
「…なんだと?」
「お兄ちゃん、いや、あんたはそんな欲望だの絶望だの言って、ただ幸せだったものを絶望に変えただけじゃない!欲望?絶望?ふざけないでよ!」
「…はははハハハハハ!!!!」
「オモシロイ、オマエヲアタラシイ、タマシイノ肉体ニシテヤル」
「ぐっ!いやぁぁぁ!」
『やめろ!』
「ナ、ナンダ!グォオ!」
「オ、ニいちゃん」
「ニ、肉体ガワレノタマシイヲ、キ、キョゼツスル…ダト?」
『妹を、紗季を、守る!』
「グオォオォ!!」
「な、お兄ちゃんから何か出てきてる!?」
「うおぉぉぉ!!」
「…ワレヲソトニオイダストハ」
「大丈夫か、紗季?」
「お、お兄ちゃぁぁん!」
「…そろそろ俺達の出番だな」
「うん」
「いくぞ、紗季」
「ええ」
「オマエラハ…ナニモノダ」
「「俺は|(私は)神だ(よ)!!」」
「…神?」
「ソウカ…カミユエニワレヲオイダシタ、カミユエニワレノチカラヲハネカエシタ…ヤッテクレル」
「俺達も戦うぜ?」
「ああ、頼むぜ、俺」
『私も忘れないでくださいよ』
『わかってる』
「『「「「はああああ!!!!!」」」』」
「ナ、ナンダ、コノエネルギーハ!グアアアア!!!」
「やった、んだな」
「やったのね」
「やったな」
「やったぁ」
『やりましたね』
「…後は世界の修正か」
「…ありがとな、異世界の俺、妹を、紗季を助けてくれて」
「いいんだよ、」
「お兄ちゃん、ありがとう」
「すまん、どっちのだ?」
「両方よ」
「さすが私、わかってる」
「それはともかく、世界を修正するぞ」
「あいあいさー」
こうして、俺達は無事にパラレルワールドの優希をみつけ、世界を救ったのだった
これで後はエピローグ的なものを書いて長いパラレルワールド編が終わります、正直長かったです、魔王編はネタなのであまり長くないのですが、今回のパラレルワールド編は前半ネタ、後半シリアスな感じに仕上げました
なんか、疲れた(´ε`)
てことで、感想、その他もろもろ
よろしくです(゜▽゜)/
てか受験が(´△`)アァ-