第十六話 パラレルワールドの優希の過去、そして出会い
今回は第十四話まで話が進んでます。
それもあってかとてつもなく長くなった…
まあそれはさておき
過去編を抜けて次話からは優希SIDEに戻ります。
もしかしたらあの優希さんが出てくるかも?
一体、兄はどこにいるんだろう?
もしかしたらもうこのゾンビ達の仲間になってしまったのだろうか?
「お兄ちゃん…」
駄目だ、弱気になると希望もなくなる。
「絶対見つけるんだ」
そう、クヨクヨしてたら駄目、強くならなきゃ
…でも、どうすれば?
そうだ、強く見せればいいんだ、強く見せれば強くなるんだから
「…さて、何か手がかりはないか、探すか」
兄を探してる途中でもゾンビは襲って来た、私は警官の死体から銃を取り、ゾンビを倒し、兄を探した、しかし、急に寂しくなって、言った
「強くなるために、仲間がほしい、だれでもいい、仲間が…」
その時だ、彼等に会ったのは
彼等は驚いていた、男の顔を見て縋り付きたくなったがその隣の女を見て絶望した、私が居た、男は兄なのに兄ではなかった
二人でゾンビと死体の山の話をしている
「それはウチが倒したからな」
話し掛けてみたけど私のことは知らないみたいだ…とりあえずごまかそう
「あれ?ウチが呼びだしたのは確か女の子二人のはずだが…」
「呼び出した?」
「どういう事なの?」
「ウチがこの世界にアンタらを呼び出したのさ」
「話し戻すがお前誰だ」
私は紗季だけどお兄ちゃんが見つかるまではお兄ちゃんでいよう
「ウチは優希、確か違う世界のウチだな?よろしく、もう一人のウチ」
「え?私は妹の紗季よ?」
やっちゃった…でも気づいてないか…
「え?違うの?」
「優希は俺だ」
「そうなのか、ふぅん、ウチが男になるとこんな感じなのか」
「いや、どうも俺は元々女の子らしいがとある理由で何年も男なだけだ」
お兄ちゃんが元々女の子?パラレルワールドだと性転換の技術が高いのかな?
「じゃあついてないの?」
「あるわボケ!!」
「じゃあ手術か」
「違うわ!」
…なんだろう?パラレルワールドのお兄ちゃんって何か面白い人だな
「ふぅん…まあいいや、よろしくな」
「あ、ああ」
「アンタが居てよかったよ、この世界には男がいなかったから」
少なくとも私は見てないし
「だからさ、よろしく頼むぜ?この世界でたった一人の男性何だからな」
「あ、ああ」
…そろそろお兄ちゃんを探さなきゃ
「よし!じゃあ殺るか」
「は?」
「殺らないと自分が死ぬぜ?」
「あ、ああ」
「本当大丈夫かよ、」
「大丈夫だ!」
しばらくしてパラレルワールドの兄弟が話をしていた、こんな状況なのに…
「話しは終わったか?」
「ああ、」
どうしてそんなに強いんだろ…
「なあ、アンタさ、どうしてそんなに明るく居られるんだ?」
「俺なら解るはずだぜ?」
「…よく、解らないな」
「んな訳ねぇじゃねぇかよ、本当は分かってる筈だ、それにどんなに強がっても限界はあるんだ、本当はキツイんだろ?押し潰されそうで怖いから明るく、そして男勝りを演じてる、本当は優しい人間だ…違ったか?」
…そうだ、たとえパラレルワールドのお兄ちゃんでもお兄ちゃんなんだ、頼ってもいいんだ…
「…甘えても、いいのかな?もう、強がらなくていいのかな?」
「ああ、」
「…泣いていい?」
「ああ、時が許す限り泣け、今なら許される」
「う、うん」
そのあと私は涙が出なくなるまで泣いた