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俺とチートと性転換!?  作者: きぴっぴ
第3章 主人公の消失編
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第百十二話 リリスとアスモデウス

「姉さん、居る?」


「リリンス?待ってね、今服を着るから」


「あははは、姉さん、また裸だったんだね?」


「リリー、笑う所じゃないぞ?」


「いいわよ?」


「全く、莉凛は何度言ったら服をって、下着じゃないか!!服を着なさい!服を!」


「定孝さんだってたまに褌で過ごしているじゃないですか」


「船の上の話だろう!?」


「それよりも、何しに来たのですかしら?」


「姉さん、貴女の孫に虚栄の魔力をあげてください」


「優希?あら!おっきくなったわね!」


「莉凛よ、なぜ真っ先に胸を見て言ったんだ、いや、分かるが・・・」


「あ、そうそう、魔力渡す前に、ラト、アスモデウスの行方は?」


「しっかり確認したぞ?肉体と魔力が分離した後、残った魔力体からちょっとずつ魔力が減っていたな?それを食い止めていた訳じゃが・・・」


「なによ?」


「食い止めたのが間違いじゃった、とでも言うべきか、流石リヴァイアサンの妹よ、肉体はしっかり未来に飛んでおった、それも、主の孫の友達の使い魔としての・・・」


「それでは?」


「今はオックトンという名前で未来に居るじゃろ、わしの孫が消し炭にしかけて危うく消滅するところじゃったが・・・」


「まさか!アレが!?」


「傲介は気づかなかったようじゃが色葉は気づいていたようじゃの、元に戻る方法は教えなかったのではなく、無かったのじゃ、デフォルメ姿じゃからの」


「あのタコが!?」


「いんや、あれはピンク色じゃが、どちらかと言えばイカじゃぞ?クラーケンじゃし」


「それじゃあこの封印は解いていいのね?」


「いや、そろそろ来る頃じゃ・・・」


「漆愛、久しぶりですね♪」


「美香姉ちゃん!?」


「お母さん!?記憶は!?」


「ええ、きちんと戻りました、というより、改変されてません」


「え?」


「少し、昔を思い出そうとするとノイズが走る程度だったの、それより、愛生と圭太を連れてきたわ、もちろん、彼女もね」


「すごい!この結晶なに!?」


「・・・お前の魔力と記憶じゃ」


「ふふん!これを吸収すれば私は完璧になれるのね!」


「俺は大丈夫なんだろうか・・・」


「安心せい、主なら大丈夫じゃよ」


「・・・思い出しましたぁ、で、でも、恥ずかしいですぅ」


「うわ、アスモデウス変わりすぎだろ」


「めっちゃ恥ずかしがってる・・・」


「マリアみたいだな・・・」


「私こんなんか!?」


「リアさんには迷惑かけましたぁ・・・あ、あんな事や、こ、こんな事までぇ!!」


「いや、構わないが・・・」


「ゆ、百合な同人誌みたいな!しかも、しょ、触手プレイなんて!うへへぇ・・・は!すいません、つい自分の欲が!」


「前言撤回だ、、やっぱ違うな・・・」


「さて、凛ねぇ、ありがとうです!」


「家族ですもの、当然よ」


「グラねぇも、ありがとう!」


「何のことかの?」


「私が復活したからには皆安心です!それに、素敵なダーリンも!」


「お、俺か!?」


「ちょっと!けーくんは私の彼氏よ!」


「知ったことないです!NTRです!燃えて来ました!」


「ぐぬぬぬ・・・」


「はいはい、そんな事より、私の魔力を継承しに来たんでょう?」


「うむ、そうじゃ」


「でもね、もう受け継がれてるのよね」


「そうなのか!?」


「ラーシェルナは吸収したわよね?」


「はい」


「ならよし、あ、でも一つだけ、優希(ゆうき)はラースを吸収したのかしら?」


「それについては問題ないよ、霊力もきちんと渡してきた」


「あら、ラース居たのね」


「それでは!魔力の継承が済んだところで、こちらの戦力の確認じゃ」


「まずは傲慢ね、これは息子の優希(ゆうき)が引き継いでるわ、覚醒するのは後だろうし、何よりも、人質だから戦力として機能するか・・・まあ、霊力があれば大丈夫だとは思うけど・・・」


「虚栄はさっき言ったとおり、覚醒待ちよ、旅の途中で覚醒するのは間違いないとおもうわ、何より、私が直々に鍛えるんだから」


「憤怒だが、こちらは覚醒済みだ、暴走したラースを止めた時、正直私以上の力を感じた、何も言うことはあるまい」


「暴食じゃが、ここに来る前に継承済みじゃ、わっちの生まれ変わりならば何も言うまいて」


「し、色欲は、色葉ちゃんに変わって私がいますぅ、私は未来に居るので、改めて継承しなくてもいいかとぉ」


「強欲も同じや、如何せんこの時代のルール、知っとるのはウチだけやしな、ほんまに面倒い役回りやて・・・ま、よろしゅう頼んますわ」


「んっん!嫉妬だが、わらわの継承無くして天才的な魔力の才に溢れとる、継承する必要はないでの、省略させてもらう」


「憂鬱は娘が"私から"受け継いでいます、実に爽快な事ですね、怠惰は・・・」


「遅れて悪いな、なにぶん過去に戻るなんて初めてだったから戸惑っちまった、で、怠惰だが、無事継承した、正直再開できるとは思って無かったが、2度も娘に救われるとは、情けない父親だな、しかも、復活後も娘が上司と来た、全く、誰に似たんだか・・・母親の顔をよーく見てみたいぜ」


「お父様、娘の前でのろけないでください」


「冗談だよ」


「あれ?過去のバアルはどうした?」


「私が未来から来た時現世に行きました」


「さて、それでは、リリアの手がかりを探すかの」


続く


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