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俺とチートと性転換!?  作者: きぴっぴ
第3章 主人公の消失編
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第百十一話 九つの大罪

「初めまして、虚栄の悪魔2代目、リリンスです、リリーって呼んでください」


「さて、未来のわっちは今頃戦いの準備中じゃろうが、ふむ、なかなか面白いのう、所で、バアルに会ったという事は、もう伝えたのかの?」


「はい」


「さて、向こうでは最終局面じゃが、恐らくは主らが居なくては先に進まんじゃろ、それに、アスモデウスとマモンは未来に居るしの、虚栄はリリー、ではなく義姉(リリス)がやってくれるじゃろうし、ルシフェルは今向かってきとる、サタンは、まあ、海で釣りしとれば釣れるじゃろ」


「もう、義兄さんの事をあまりいじると姉さんが怒るよ?」


「心配ないわ、それよりも、エンヴィー、なぜ隠れとる?」


「なぜバレた!わらわの姿隠しは完璧だったはず!」


「従姉妹の魔力位分かるわい、それとなぜお主も隠れとるんじゃ?」


「いえ、人見知りなので」


「マリア、ヘアピン外せよ・・・」


「ははは、面白いねぇ」


「リリー、笑うところではないぞ?さて、虚栄の前に先に嫉妬をやるかの・・・っ!?」


「なんだ?鳩が水鉄砲食らったみたいな顔して、私の顔になんか付いてるか?」


「マリア、それを言うなら豆鉄砲だ」


「お主、その髪留めで魔力を抑えておったのか?」


「ククク、わらわの子孫は逸材だの」


「そうじゃな・・・まさか、主らも従姉妹同士か?」


「そうだが?」


「なるほど、マリアとやら、主は紛れもなくエンヴィーの生まれ変わりじゃ、驚いたわい、これは、任命だけでいいかもしれんのう」


「だの、マリア、お前は直々に嫉妬の代表として皆を束ねよ」


「はーい、ったく面倒臭いなぁ・・・」


「そう言いながらきちんと帳簿付けてるところがマリアらしいが・・・」


「さて、ルシフェルだが・・・」


「合流ついでに新鮮な魚釣って来たわよって美香姉ちゃん!?行方不明って過去に飛んでたの!?」


「え、誰?」


「あ、そうか、記憶を改変されてるんだっけ?私は貴女の妹の山城漆愛(るしえ)よ!」


「あ!漆愛おばさん!お母さんから話は聞いてます」


「変に記憶改変されたのね、まるで紗季ちゃんみたい・・・」


「あの、おばさん」


「優希ちゃん!?おっきくなったねー、幼稚園ぶりかな?覚えてる?息子が迷惑かけてごめんねぇ?おろ?でも妹の紗季ちゃんは?」


「いや、さっき話しかけてたのが紗季です」


「え!?すごい!美香姉ちゃんそっくり!」


「おい、漆愛、お前も美香にそっくりだろうが」


「魚が喋った!?」


「紗季、おじいちゃんの悪魔姿を見て驚きすぎだ、良くお風呂で見ただろう?」


「え・・・?」


「もしかして、知ってるのはこのデフォルメ姿か?」


「あ!ペットのおGちゃんだ!」


「逃がしたって言ってましたし、名前がおGちゃんだからなんでおじいちゃん何だろって思ってましたが、ほんとにおじいちゃんだったんですね・・・」


「さて、そんな事より優希、お前に憤怒の能力を渡すのは本来は息子の仕事だが、息子が行方不明な今、仕方あるまいと来たわけだが、一旦現世に帰るんだろ?」


「いや、その必要は無いで?」


「まーちゃん!?」


「未来から敵地に飛ぶのは面倒いからな、来てもうたわ」


「マモンや、お主、なぜ未来で名前変えとるんじゃ?」


「苗字ないとあかんねん、暮らして行けへん、せやからマモン・グリードっちゅう名前で暮らしてたんやけどな?1度死んでもうて、蘇生したら戸籍が消えとって、仕方なく、今の名前でやっとんねん」


「本当に不死身だったのか・・・」


「せやで?しっかし、ルシフェル、お前なんで来たんや冥界での仕事があるやろ?」


「旦那には許可取ってるし、いまホームセンターは臨時休業中よ?それに、傲義兄ちゃんと美香姉ちゃんが行方不明なのよ?家族だから当たり前でしょ?」


「すまない、一つ聞いていいか?ボスは傲慢の悪魔だろう?」


「知らないのか?息子は元々憤怒と虚栄の悪魔なんだが、如何せん漆愛が冥妃になるもんでな、虚栄も傲慢に統合されてたし、傲慢の悪魔として育てたんだ」


「だが、サタン様がボスの父とは・・・母親は?」


「姉さんです、これから会いに行きます」


つづく

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