第百六話 SBC集結!?
〜現世、大阪府〜
「何や、今そんな事なっとるんか?」
「ああ、急いで生存者を探す必要がある」
「しゃあないなぁ、ウチらの中で今集まっとるんは誰や?」
「るぅと私とマリアとラースだ」
「残るはウチと傲ちゃんと色葉か、せやかて傲ちゃんと色葉は出れないんやろ?」
「そうなのだが、一つ気になってな・・・」
「なんや?言い難いんか?」
「出れないどころか傲介と色葉に連絡が取れないんだ」
「しゃあない、リア、リーダー代理頼むで」
「はい!?」
「そんなに驚く事や無いやろ、傲慢と暴食の魔力を持っとるんやろ?」
「し、しかし」
「それと双黒龍の2人も一応呼んだ方がええで、今回の事件、暴食が深く絡んどる気がすんねん」
「それはそうだな」
「ほなね」
〜崩壊した世界、学校〜
「日向を呼ぶぞ」
「良いですわね!」
「それだけはやめなさい」
「麗奈、どうしたんだ?」
「あいつは悪魔よ、行方不明になった弟を探して生存者もゾンビも見境なく襲って来るのよ」
「ぶぉおん!!」
「噂をすれば・・・」
「おいテメェら、新しい生存者見つけたらしいじゃねぇか」
「え、ええ、見つけたわよ」
「何処にいんだ?連れて来いよ、事情聴取すっから」
「私がそうだが?」
「ちょっとリアさん!?」
「なあ、弟見なかったか?まだ中学生なんだけどよ」
「見てないな」
「ンだと?シラ切ってんじゃねぇぞ!」
「リアさん!避けて!「
「っと、危ないですねぇ、バットを振り回すなんて」
「アタシ?」
「んで、あたしの同級生に何の様かな?」
「弟を出せっつってんだよ!」
「は?弟!?あたしに!?」
「そうだ・・・」
「なによ急に黙り込んで、なんかいるの?」
「日向、避難の準備終わったぞ?」
「ひーちゃん、生きてたの!?」
「は?ひーちゃんって誰?」
「ひーちゃんがあたしの事を覚えてない!!」
「さっきからなんでこっちの世界の日向は俺の事をひーちゃんって呼んでんだ?てか、お前1人っ子だろ?」
「さあ?あたしにも分かんないし、1人っ子だし」
「と言うか、なんでリーダーは若返ってんだ?」
「グランディアが男の娘になってるからだろ?多分・・・」
「まあ、日向は置いといて、あたし達でSBCは集結で良いのか?」
続く