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第九十九話 日向とラディナ2
「大変だったんだな」
「にしても懐かしいわね、アタシ、ここの風紀委員長だったのよ、で、彼が風紀実行委員長」
「風紀委員長だったのか」
「昔ね、確か、生徒会長がなんか行方不明らしいけど?」
「日向じゃないか!久々だなぁ!」
「リア!?」
「ん?知り合いか?」
「優希、知らないのか?前風紀委員長の市原日向さんだ」
「え?え?まさか行方不明の生徒会長って?」
「私だと思う」
「あれ?だとすると、リア、何年間ここに居たんだ?」
「6年間だな、無理やり在学してた」
「おい!!」
「リア!置いてかないで・・・よ」
「ラディナ!!」
「日向!?なんでここに!?」
「見たんだよ、この目でね」
「あ・・・」
「ラディナ、お願い、アタシと、あたしと来て?」
「で、でも優希が」
「私なら大丈夫ですよ?ラーシェルナが居ますから」
「わかった、行こう、日向」
「ええ!」
続く