第九話 俺達は旅に出た3
「最悪だ…」
何が起きたかと言うと
~10分前~
「仕方ないわね…」
「まともな曲あるの?」
「まあ、こういうのしかないけど…」
♪♪♪
「オレ〇ジレンジか…」
「ねぇきぃちゃんエグ〇イルある?」
「んー、無いわね」
「えぇ~」
「ごめんね~」
「まあいいや♪」
「何だよこのガールズトーク…」
「ゆうちゃんも入ればいいじゃない?」
「いや、俺男だし…」
「私だって男の子よ?」
「いやいや!女じゃん!」
「こういうのは使い分けるものよ?」
「そうよね!使い分けるものよね!」
「さぁちゃんだってこう言ってるんだから」
「でも自分からなりたいなんて思わねぇだろ!?」
「じゃあくしゃみしたら女の子になるようにしてあげようか?」
「ToOoveる!?」
「じゃあ水被るとか?」
「ら〇ま2/1!?」
「じゃあ薬」
「怪しいから!女になるつもり無いから!!」
「…ああ!もうはっきりしろよ!てめえ男だろ!?俺だってやりたくて女やってんじゃねぇんだよ!」
「…いや、すまん」
「もういいわ、男に戻るわ」
「戻れんのかよ!」
「あ、」
「ん?どうした、紗季?」
「あ!ガス欠した!」
「はぁ!?」
~今に戻る~
である。
「本当に最悪だ」
「徒歩決定か…」
「いいんじゃない?もう八ヶ岳のふもとだし」
「登山か…」
「あ、時間切れだ、」
「帰るのか?」
「女に戻るだけだ」
「そうか、」
「こんな感じで」
「制限時間つきとかつらそうだ…」
「逆だったらいいのに…」
「まあそんなに落ち込むなよ」
[良くここまでこれたな!]
「だれだ!?」
[魔王だ!]
「あ!久しぶりぃ~」
[あ!お久しぶりです、作者さん]
「元気にしてた?」
[ええ、お陰様で]
「ちょい待て!なに?え?知り合い?」
「そうよ?」
[ここに魔王城建てたのは何てったってきぴっぴさんだしな]
「…そんなにすごいのか!?」
「まあ作者ですから」
[それにいつみてもナイスボディだしなぁ]
「ふふ♪また鼻の下のばして…奥さんに言うわよ?」
[そ、それだけは…]
「ならいいわよね」
[あ、ああ]
「何か魔王が凄く弱く見えてきたわ…」
「実際弱いだろ…多分」
「まあ魔王の所まで行きましょ?」
「ああ、」
「じゃあまた後でね?」
[手加減はせぬぞ]
「別に私は戦わないもの」
~魔王城奥地~
「…なんかあっさり来れたな」
「まあ裏道教えてもらったし」
「待っていたぞ」
「お前が…魔王」
「創造よりも若いわね」
「つべこべ言ってる暇はない!!」
「来るのか?」
「さあ、殺りあおうか…」
「…初っぱなからどす黒いオーラ出まくってるんだが」
「!…来る!!」
「紅蓮暗黒死滅弾」
「ぐあああああ!」
「お兄ちゃん!」
「だ…大丈夫だ」
「どうした?攻撃してこないのか?」
「ラブフォーマットバスター!!」
「…ぐっ!」
「きかぬわ!!」
「いや、今おもっきしぐっっていったよね?」
「知らん!」
「軽く受け流された!」
「残裂ガイア砲」
「きゃあああ!」
「紗季!」
「私は大丈夫!だから魔王を!」
「ふん、一つ教えてやろう、私はお前達の父親だ!」
「は?」
「何で今回に限って突っ込み処が多いんだ!」
「これは試練だ!」
「話が急すぎる!」
「いくぞ!紅蓮暗黒死滅弾!」
「きゃあああ!」
「紗季をよくも!」
「ふん、まだ覚醒しないか…」
「力を!」
「ぬ?」
「覚醒させる!!」
「…ふん、やっと覚醒するか」
「あああああああああ!!!!」
「お兄…ちゃん?」
「紗季!大丈夫!?」
「お兄ちゃんが…女の子になってる」
「それこそ優希の本来の姿!性転換してない訳ではない!最初から性転換はしていたのだよ!」
「…え?」
「え?」
「不思議に思わなかったか?優希といういかにも女の子のような漢字に!」
「まあ…言われてみればそうね」
「後、優希と書いてゆきと読む!」
「いや!ストーリーにおもっきしゆうきって書いてあったし…」
「とにかく!免許皆伝だ!」
「もう突っ込みようがない…」
「あと、女の子であり男の子だからな!」
「今は男の子だからな」
「それぞれの性別の自我があるのだよ」
「へぇ」
「まあ今日はここまでだ、」
まあ色々あったが魔王、もとい父さんに勝った俺達だった