表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

沈む星屑

作者: 孤月みなも
掲載日:2025/09/30

暗い暗い夢を見た。真っ黒な空のような、水底のような世界で、どこまでも浮かび、落ちていく夢を。

不思議と怖くはなかった。むせ返るほど甘ったるい香りに脳髄の奥まで溶かされて、むしろ心地よささえ感じていた。


「起きろ。」

「…。」

「今日の段取りは分かっているな。しくじるなよ。」

「…はい。」


甘い夢は突然終わる。冷たい水を浴びせかけられたかのように、条件反射で四肢が震える。

男の言葉はいつも淡々としており、まったく感情が読み取れない。その上、夜露に濡れた烏の羽を思わせる髪から覗く鋭い瞳に睨まれると胸がギュッと締め上げられる。

絶対にしくじれない。何度も何度も教え込まれたそれを頭の中で順に思い出しながら僕は車のドアを押した。



ドアの外は車内と打って変わり、澄んだ空気に満ちていた。温かく心地の良い季節だが、その眩しさに目が焼けるようだ。日の光を隠れ、青々しい若葉を付けた街路樹の下で石畳を踏みしめる。目的地までの道筋は明快で間違えようはない。あとは目的を果たすだけ…。


「あぁ、綺麗だ。」


淡紅色の春風が木々の間を縫い、僕の背を押す。いつの間にか真っ白な雪は溶け去っていたようで、目の前には満開の桜並木が広がっている。


華やかに彩られた川沿いには多くの人が集まっている。集まっている人々の姿は幼い子供から年老いた夫婦まで千差万別だが、皆一様に表情は明るい。


ズキリ、と胸が痛む。突如目の前をノイズが走り、あるはずもない夢物語が僕にそっと囁く。

「僕にだってこんな未来があったはずなのに。」

深く噛み締めた奥歯の隙間から、「あるはずもない。」と1人呻く。

寄り道をしていないで先を急がないと。未練がましい自分自身にそう言い聞かせていた最中、


「危ない!」


賑やかな人々の喧騒を、悲鳴と怒号が容赦もなくつんざく。反射的に振り返ると、ボールが1つ土手を転がり落ちており、その後ろでは追いかけるようにして少年が…


「くそっ!」


川に落ちる既のところで、体制を取り戻した。少年は自分自身に何が起きたか分からず、ただ呆然とへたり込む。


「危ない所だったな。」

「一体何があったんだ。」

「とにかく無事で良かった。」


少年の無事を確認し、安堵する声が広がる。

その一方で、

「何か見えないモノに引っ張られているみたいじゃなかった?」

と一部の人々が疑念を抱く。不安、恐怖、好奇心。

それらは橋の上から身を乗り出し、空に手を伸ばす僕の姿にも向けられる。


(これはマズイ。)


サッとフードを被り、その場を立ち去ろうとするが突然胸が火傷したかのようにジュクジュクと痛む。息を吐く度に身体が鉛のように重くなり、まるで身体が言うことを聞かない。

近くにいた女性が心配して近付いてくるが、女性の後ろでは携帯のカメラが日の光をキラリと反射させている。


「どいて下さい!どいて!」


女性の手を払い除け、よろけながらも必死に走る。

(こんなに目立ってしまって、絶対にバレるな。後で怒られるかな。)

ぼんやりとした意識のなかで、そんなことを考える。

いつもならもっと取り乱していただろうけれど、今日は少しだけ違う。

そう、いつもと違って僕の命は今日までだから。今日さえどうにかなれば明日からはもう苦しいことも、辛いこともない。


だけどやっぱり、怒られながらの最後は嫌だからもう少しだけ頑張ろう。この後の段取りを1つ1つ順番に思い出しながら、僕は次の目的地へと向かった。


---


ようやくの思いで古びた駅に辿り着き、背中を壁に預ける。壁にかけられた時計は傾いており秒針が読みにくいが、どうにか時間までに間に合ったようだ。目の前を行き交う人々は北へ南へ、まっすぐ機械的に歩くばかりで誰も僕の存在など気にしていない。

問題なく計画を続行できる、と胸を撫で下ろすと張り詰めていた糸が切れ全身へと一気に襲いかかってくる。気付けば額からは汗が流れており、喉はカラカラに干からびている。

周りを見渡すと駅の隅には見慣れた自販機が並んでおり、僕はポケットに手を入れる。年の為に、と持たされた金銭は心許なく、僕はため息を付きながら一番安い商品を迷わず選ぼうとし…。


「お姉さん暇?良かったらお茶しようよ、もっと美味しいの奢るからさ。」


唐突に背後から声をかけられ、慌てて僕は手を引く。


「あ、あの僕。お姉さんじゃないです_」

「なんだ、男の子か…なんてね、大丈夫大丈夫。男の子でもいいからさ。」


明るい金髪が目立つ彼は見るからに、といった風貌で服の袖からはギラギラと輝くアクセサリーを覗かせている。


「向こうのお店で出た新作がどうしても欲しいんだけどさ〜店内女の子ばっかりで入りづらくって。ちょびっとでいいから一緒に並んでよ。好きな物奢るからさ。」


咄嗟に目を逸らしたものの、彼は一方的に話を続ける。

彼の指さす先には古びた駅前には似つかない、カラフルな装飾が目立つ店舗があり、店の外にまで行列ができている。


「僕、急いでいるので!」


付き合っていられない。無理やりに立ち去ろうとするが彼の大きな手にすっぽりと腕を掴まれる。その力は薄く、細身な彼の体には似つかわしくないほどに強かった。


「いたっ、なんですか。」

「自販機のお金忘れてるよ。」


「あ」と間抜けな声を出し、無防備にもつい振り返る。彼の瞳は真っ直ぐ僕を写す。色形は違うものの、その瞳にはどこか見覚えがあった。


「何買おうとしてたの?時間取らせたから奢るよ。」

「じゃあお茶で。」


咄嗟に手で口を押さえる。僕は今はっきりと彼の提案を断ろうとしたはずだった。


「どうしたの?何かあった?」

彼はにっこりと微笑む、不気味なほどに。


何が起こっているのか分からない。目の前の彼が怖い。

だから逃げようと思っているのに、足が動かない。


ガタンと音を立て自販機から2本のペットボトルが出てくる。「はい。」と差し出された麦茶を今更断ることもできず、しぶしぶ受け取る。麦茶は自販機でよく冷やされており、熱くほてった身体の奥まで染み渡る。


「よく見たら汗かいてるみたいだけど、体調悪いんじゃない?大丈夫?」

「でも、僕行かないと。」

「それなら、なんか不安だし送ろうか。外に車あるから。」

「…お願いします。」


まただ。また思ってもいない言葉が口をつく。


「ほら、付いてきて。」

棒のように固まっていた足が、突然動き始める。


(このままじゃまずい。誰か、助けて!)


必死に辺りを見渡す。周囲の人々は相も変わらずで、誰も僕に気を留める様子はない。


(どうして?)


横目に見たショーウィンドウには、金髪の男性に付いていく少年の姿が映り込んでいる。金髪の男性は慣れた手つきで少年の腰に手を回しており、少年はどこか夢見心地といった様子だ。


「俺に任せて、休んでいていいから。」


その言葉を境に僕の意識は闇に沈んだ。


---

微かなモーター音と、ノイズが混じった人の声が遠くから聞こえる。

重たい瞼を開けると、見慣れない光景が広がっていた。

意識がない間に僕は車内へ連れ込まれていたようだ。内装はモノトーンで揃えられており高級感がある。窓は隅までシェードで覆われており、外の様子は確認できない。


「おはよう、ミアくん。」


運転席に座る金髪の彼とルームミラー越しに目が合う。

カチリと音がしたかと思うと、ノイズの混じった人の声が止んだ。機械越しの誰かは最後まで不機嫌だった。


「あぁ、楽にしてていいよ。たくさんお話してくれたから疲れてるでしょ。」

「一体、僕は…。」

「去年の国会前爆発テロ未遂、半年前に空港で起きた要人暗殺事件。その他も数件関与。随分と引っ張りだこだね。」

「…っ!」


扉の取っ手を掴み必死に押す。何度も何度も繰り返すが扉が開く気配はまったくない。

彼はハンドルを握ったまま表情を崩さない。想定内の出来事だったのか、振り返る素振りさえ見せない。


僕が(逃げられない。)と諦めた頃、彼は見計らったように1枚の名刺を後ろ手に差し出す。


「危害は加えないから安心して。我々は君を保護したいんだ。」

「レグ。警視庁公安部、特異捜査課…?」

「特異体質を持った人々が関わる事件の未然防止、そしてその調査をしてるとこ。」


名刺を裏返しながら首を傾げていると、

「僕や君みたいな人を捕まえたり、安全なところで保護してるの。」と愉快そうに笑う。


保護だなんて、突然言われても信じられない。彼が本当に警察官なのかも分からない。

何よりも、作戦が失敗した。例え警察に保護されたとしてもどんな目に遭うか分からないし、どこにいようと必ず奴らが追いかけてくる。

それならせめて、


「それ、やめておいた方がいいよ。」


彼がようやく振り返る。


「憶測だけどミアくんさ、身体への負担が大きかったテストモデルでしょ。しかももう限界の。今まで会ったテストモデルの子達、最後はどれも悲惨だったからさ。ミアくんも次は今までの比じゃないぐらいにしんどいと思うよ。」


彼は物悲しい様子で目を伏せる。


「それならどうしろって言うんですか。」


彼にそんな事を言ったところでしょうが無い事は分かっている。だけれど、僕はもうどうすれば良いのか分からない。


「警察だ保護だ、なんてすぐに信じられないと思うけど…この後少しだけ付き合ってよ。俺が本気だって事、見せてあげるから。」


---


「ここか。」


被験者ID Miα、通称ミアくんから聞き出したその場所は人目から隠れるように薄暗い路地裏に佇んでいた。建物の外壁に触れるとわずかに残っていた塗装がパラリと落ち、くすんだ地肌を露わにする。近い内に解体の予定が入っているそうで、次の春には様変わりしていることだろう。


「3階で良かったよね。」

「はい、一番奥の部屋です。」


インカム越しに聞こえるミアくんの声は緊張で震えている。それもそのはず、「安心できるように、まずは君の上にいる指示役を捕まえよう。」だなんて僕が提案したんだから。

ミアくんには負担をかけてしまったけれど、奴等を捕まえられる機会なんて早々ない。そもそもまともに言葉が通じる状態の人間を組織から保護できた事例が始めてだ。


聞き取りを済ませた後、危ないからとミアくんは信頼のできる部下に預けてきた。「頼んでた新作は!?約束でしたよね!?」と随分ゴネられたがなんとか引き受けてくれて良かった。


「次こそ帰って、約束を守らないとね。」


助手席から持ってきたジャケットに袖を通す。ホルスターから拳銃を抜き、大きく息を吸う。

裏口の壊れたシャッターのすき間を抜け内部に潜入。人の影は無い。聞いていたよりも随分と無防備なものだ、と1階フロアを横目に見ながら。上層階へと続く階段を登る。2階、3階、木材が張り付けられた窓から微かに射し込む日の光を頼りに薄暗い廊下を抜け、目的となる一番奥の部屋。


「警察だ!」


強引に扉を蹴破り、即座に照準を目の前の男へと合わせる。男は埃っぽい部屋の中で1人、破れたソファーに腰掛けている。


「お前達の作戦は失敗した。無駄な抵抗はせず、大人しく_」

「遅かったな。」


彼はただ一言、そう呟いた。その声に力はなく、まるで今際の際に現れた死神を穏やかに受け入れるかのようだ。


「1人か。」

「そっちこそ、…何してるんだよ。ラオ。」

「…。」


男は、ラオは、黙ったまま俯いた。僕は彼を知っている。

16年前、研究所で誘拐事件が起きたあの日からずっと僕は彼を探していた。そしてこの事件を追い始めてからというもの、現場に態とらしく残されたいくつかの証拠物から彼の存在をうっすらと予感していた。だというのに言葉が、頭が追いつかない。インカム越しに響く誰かの声さえ今の僕には届かない。


「一緒に来い、ラオ。僕は、お前を連れて帰るためにずっと準備していたんだ。」


僕は拳銃を下ろし彼に一歩、また一歩と近付く。彼は懐かしむように口角を緩めたが、すぐに眉を下げる。


「駄目だ、俺はお前とは行けない。」

「どうして!」

「お前を待っている間、俺は悪事に手を染めすぎた。生きるためとはいえ、俺は…。」


彼が手助けした悪事の数々について僕は誰よりもよく知っている。そうしないと彼が生きていけなかった理由もよく知っている。

なぜならラオは、僕やミアくんのような特異な体質を持ち合わせていない。成功品でも試作品でもない、言うなれば失敗作。組織は数え切れないほどのリスクを冒して彼を攫った。だというのに手に入れた産物が失敗作だと後から判明し、彼は到底まともな扱いなど受けられなかっただろう。そして生きるための手段も選んではいられなかっただろう。


「ミアは見つけてくれたか。」


ふと思い出したように彼は頭を上げる。ラオと真っ直ぐ視線が合う。いくつかの選択肢が脳をよぎるが、彼の偽りない信頼の眼差しが僕の醜さを写す。


「ミアくんなら保護したよ。」


「だからお前も。」僕はそう続けようとするが、彼は拒むかのように手を懐へ入れる。彼が手にしたのは小型の拳銃。彼は恐れる様子も、ためらう素振りも見せず「そうか、良かった。」とだけ答えるとただ真っ直ぐ己の顎下に押し付ける。


「最期にもう一度お前の顔が見れて良かった。あいつの事、頼む。」


制止の声は届かない。自分勝手で何よりも大切なラオを僕は止められない。「また、僕を1人にするのか。」16年分の未練と後悔が爆ぜる寸前、目の前を一陣の風が駆け…。

閑寂な街中に銃声が轟く。咄嗟にその場で伏せると、火薬の嫌な匂いが鼻を突く。


「ラオ!」


僕の呼びかけに応える者はいない。それでも僕は諦めきれず、彼の名を繰り返し叫びながら地面を藻掻く。こんな事なら手段なんて構わず、無理矢理にでも連れて帰るべきだった。

ようやくの思いで彼の元へと駆け寄り、震える手でラオを抱き起こす。祈るように彼の首へと指を沿わすと…ドクン、ドクン。指を伝って確かに温かな脈動が感じ取れる。

彼の無事を確認し、僕はハッと我に返る。恐る恐るラオの顎下を凝視するも、そこには傷が一つもない。


「一体何が…。」

「___!!____!!!」


誰かが声を荒らげている。それは、僕の直ぐ側、インカムから。


「先輩!!レグ先輩!!被験者ID、Miαが意識を失いました、さっきからずっと苦しそうで、心拍が異常な早さです。今から緊急搬送します!!」


「ミア?」


発砲の衝撃で意識を失っていたラオが目を覚ます。


「ミア、お前まさか。俺の銃口を逸らしたのか。」

「そんな、この距離で?」


現状少なくとも僕達は15kmは離れている。今までのミアくんが関与したと疑われる事件では、必ず現場すぐ近くでその姿が確認された。この距離での妨害だなんて前例がない、もしできたとしても相当の負担になるだろう。


「今すぐに搬送して研究所でも研究員でも、…使える物は全て使え!後の責任は全部僕が取る!ミアくん、ミアくん!ラオは無事だ、生きている!」


状況は緊迫しているようで、様子を伺うに現場は怒声が飛び交っている。僕はただラオの無事を伝える事しかできない。己の無力と不甲斐なさで、嫌でも奥歯に力が入る。


「どうして、こんな事を。」


意識を取り戻したばかりで虚ろな表情をしていたラオが顔を歪める。その声に反応したのか、


「あなたは1人じゃないですよ。」


インカムからノイズに打ち負けてしまいそうな弱々しい声が届く。


「僕達は共犯です。」


しかし、彼の声には何にも打ち負けない強い芯が通っている。

ラオは真っ暗な暗闇の中、星の光に縋るかのようにインカムのその先へと手を伸ばす。その指はミアくんには到底届かず、彼の声は遠く離れていく。

「あぁ。」ラオは深いため息を付き、伸ばしたその手で目を覆した。長い長い沈黙の後、ラオが意を決して口を開く。


「レグ、俺はミアの分も過去を清算できるかな。」

「大丈夫、できるよ。お前とミアくんと俺と、俺達は1人じゃないんだから。」


---


この後ミアくんは奇跡的に手術が成功しましたが、代償に特異な体質を失いました。

ラオは後々大ピンチの際に能力開花しました。

レグは単身、無断でラオの捕縛に向かったため非常にお叱りを受けました。ついでに部下にお洒落なお店の新作をトッピングましましで奢りました。


その後ミア、ラオはレグの監視下で組織壊滅のために身を粉にします。組織は無事壊滅しましたとさ。

拙い文章を最後まで読んでくださってありがとうございます。

小説家になろうで始めての作品になります。何度も書き直していますので時折内容が変わっていたり、読みにくい場面があるやもしれません。

夢の内容が非常に面白かったのでなんとか最後まで書ききりたいと思っております。よろしくお願いします。


10/19 一旦完結です。後日修正するかもしれません。


登場人物とID

ミア(Miα) 組織が造ったテストモデル、14歳。遠く離れた物に干渉できる。技術力不足のため身体への負担が大きく、テストモデルは短命、使い捨ての者が多い。

レグ(LΕg) 国内で秘密裏に進められていた特異体質実験の成功個体、27歳。目を合わせた人間の心を僅かに操れる。現在は警察官として職務を遂行する。元々は軍事利用、諜報活動を想定して造られた。

ラオ(ΡaO) 国内で秘密裏に進められていた特異体質実験個体の失敗個体、26歳。特異体質を持たない。16年前に誘拐されてから組織の汚れ仕事を買って出て今の地位に登りつめた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ