月光の下で
月の心はみえなくて
月の光はみえると云う
あなたの影が薄いのは
月の気持ちのせいかもね
ふたりふたりで生きている
驚くほどの愛もなく
ふたりふたりで生きている
あゝ好きだよと死ぬまでたぶん
あなたの気持ちはわからない
わからなくてもかまわない
舞う蝶降らす鱗粉の
ようにからだに纏うから
たとえばそれが見間違いでも
ゆっくり生きる死ぬまでたぶん
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お読みくださり誠に有難うございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。