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不思議の国の救世主  作者: ほしよる
トランプの国編〜
12/19

幕間 ???

*ホラーではないのですが………ちょっぴりホラーっぽいので、苦手な方はご注意くださいませ…!*

遡る事一週間前……







とある森の中に人影があった。


一人は赤いマントをした、小柄な体には似つかない大きな斧を持つ少女。

もう一人は狼であろう獣の耳を持った少女より少しだけ大きい少年である。

二人はある理由でこの森へ訪れたらしい。


「ねぇライ。

そっちはどう??」


「……ううん、特には。

今の所話にあった森の異常は見当たらない」


「そっかぁ…」


ライと呼ばれた少年の言葉に少女は落胆する。

どうやら二人は森の異常とやらを捜索しているようだ。


キョロキョロと先程からずっと周りを念入りに見ているが森はいつも通り長閑で、時折鳥の羽ばたく音や動物達の鳴き声が聞こえてくるだけ。

二人の言う異常というのは一体何だろうか。


「うーん………平和だなぁ…。

久しぶりに"狩り"ができると思ったのに…。

異常があるっていう話、本当は嘘だったんじゃない??」


「………あのねシャロン?

そりゃあ君が好戦的なの知ってはいるけどさ、一応俺たち臨時とはいえちゃんと雇われてここに来てるんだよ?

嘘だろうが本当だろうが、そこはきちんと仕事しないと」


「もぉー、ライったら真ー面ー目ー過ーぎー」


シャロンと呼ばれた少女は彼にプクッと頬を膨らませながらそう言った。

こんな事言っているが、これでも彼女もわかってはいる。


二人は実は元々傭兵である。

何でも屋に近く、お金さえ払ってくれれば何でもこなす。

…もちろん、お金をもらおうとも悪党には手は貸さないのだが。


今回は何処かの誰かに雇われ、この森に起きているという異常について捜索する為来ている。


その異常というのは…………。






ーーー……ガサッ






「「!」」


小さな、けれど不自然な音。

草木を掻き分ける音だ。

音からして動物か何かではなさそうである。


「ライ……」


「…うん、………こっちに、近づいてきてる」


警戒を露わにしつつ、けれど彼は静かにそう言った。

そう、近づいてきている。

決して素早い訳でもない。

かと言って近づく動物でない何かの音……………いや、これは……人間?

あからさまに自分に気付いてほしいとばかりの音はどんどん大きくなっていく。


シャロンは持っていた斧を構える。

ライはライで警戒しているせいかピリピリとした雰囲気を放っていた。


……………のだが。
























何処からか少女の声が響いたと思えば、それがまるでなかったかのように。


森の中心部で一つの斧だけ不自然にあるくらいで、また静かないつもの森へと戻っていた。










































とある森に新たな噂がたった。


夜になるとその森で、女の子の泣き声と…………狼の遠吠えが必ず聞こえてくるというそんな噂が。

こんばんは、ほしよるです!

一気に出してすみませんでした!!m(_ _)m;;;

時間なくてまとめて書いてたもので………。

とりあえずギリッギリだけど8月中に出せてよかった…(;∀;)


今回のは………ちょっぴりホラーっぽくなりました………一応ホラーではないんですけど…。

苦手な方は本当にすみません…。

それにしても森の異常って何なのでしょうか??(その内にお話し出してきます)


とりあえず、アレク達はトランプの国からうさぎの国へ目指し移動していきます。

ラビニスがどんな国なのかはまた次回ということで!

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