届いた言葉
あかりを救うためエルとのゲームをクリアした
主人公は事故の起こる少し前に戻ることに成功した。
主人公「例え自分を犠牲にしてもあかりだけは…。」
教室を出て僕は屋上へ向かった。
屋上ではエルが待っていた。
エル「さあお兄さん、今から事故が起きる少し前に戻るよ。」
主人公「うん。」
エル「それじゃあ目を瞑ってね。僕が数を10数え終わったら目を開いてね。そうしたら戻ってるから。」
主人公「わかった。」
エル「それじゃあがんばってね」
エルが数え終わった時僕は目を開いた。
あかり「ねえ、聞いてる?」
主人公「え?」
聞き覚えのある声が横からして振り向くとあかりがいた。
一瞬泣きそうになったが僕は我慢した。
あかり「もお、ちゃんと聞いてよー」
主人公「ご、ごめんごめん。」
そう言って笑って誤魔化すとあかりを頬を膨らませて
前を向いた。
するとあかりは何かに突然気づいたのか走り出した。
あかりは猫を助けようとして飛び出した。
主人公「あかりッ!…。」
僕もあかりを追いかけて飛び出した。
あかりの背中を僕は押し出した。
僕はあかりの代わりに車に轢かれた。
あかり「ねえ、起きてよなんで私なんかたすけて
君が倒れなきゃいけないの?」
主人公「ねえ、あかりさっきの質問を答えてなかった
ね。」
あかり「しゃべっちゃだめだよ」
主人公「僕はねあかり、例えこの世界から存在が消え
てしまってあかりにすら認識されなくても、
君のことをずっと思い続けてるよ。
だって僕は君が好きだから。」
あかり「ねえ、なんで今そんなこと言うのさ。
そういうのはもっと早く言うことだよ。
私も君が好きなのに。倒れそうな時に言わな
いでよ。」
主人公「あかりこそ、言うのが遅いよ」
僕はそう言って笑った。
あかり「ねえ、大河。お願いだから目を開けてよ」
ああ、あかりが僕の名前をしっかり呼んでくれたのはいつぶりかな。すごいうれしいや。
そして僕はゆっくり目を閉じた。
その時に鈴の音と天使の羽のようなものを見たような気がした。
あかり「大河、目を開けてよ…」
エル「好きな人のためなら自分の命すらも犠牲にする
とか感動するなあ。」
???「あんな世界まで作って試すなんて性格少し
悪いんじゃないですか?」
エル「あ、ルーちゃんおつかれー。猫に変身してくれ
てありがとうね。」
ルー「ほんと、私がわざわざ手伝ってまですることで
すかね。」
エル「あーいうのが僕は好きなんだよ。」
ルー「それで実際あの少年はどうするんですか。」
エル「まあ、実際はお姉さんが死ぬことが決まってた
のを無理やり変えたからねえ。助ける為に次は
お姉さんに手伝ってもらうかな。」
ルー「そんなこといって。ゲームとか言って試したい
だけでしょ。実際あなたの力ならこんな事せず
2人とも救えるでしょうに」
エル「まあ次は2人とも助けるよ。って言ってもあの
お姉さん次第だけどねー。」
ルー「はあ、ほんと変わった人ですねあなたは。」
エル「人じゃなくて天使だもーん。」
ルー「ああ、そうでしたね。」
エル「それじゃはじめよっか。」
エル「ねえお姉さん。」
あかり「え?だ、誰?」
エル「僕はエル。お兄さんを救うことができるよ。」
あかり「本当に?」
エル「もちろん、ただ僕とゲームをしてもらうよ。」
あかり「ゲーム?」
エル「そのゲームをクリアすればお兄さんを救ってあ
げるよ。さあどうする?」
あかり「大河を救えるならなんだってする!」
エル「じゃあ決まりだね。それじゃルールを説明する
ね。ルールは………。」
ー終ー
なんか最終回になって急に主人公の名前出してしまいました。まあなんか続きっぽいのをかけた時に使おうかなーと思って急に入れるとか言う馬鹿な考えです。
一応この話はこれで終わりとさしてもらいます。
全部見てくれた人はいるかわかりませんがいたら嬉しいです。感想などあればよろしくお願いします。