200文字小説集 vol.2 ホワイトデーの憂鬱(200文字小説) 作者: 日下部良介 掲載日:2018/02/15 珍しく息子に相談された。 「なあ、おやじ。女の子はホワイトデーのお返しにどんなものを期待しているんだろう?」 「別に何でもいいんじゃないか? 気持ちの問題だろう」 「とは言っても、俺が焼いた手作りクッキーを期待していると思う?」 「…。ないかな」 「そうだろう。やっぱりアクセサリーとかだよな」 「それなら間違いないだろう」 「金掛るなあ…」 「仕方ないだろう。貰ったんだから」 「カンパしてよ」 「結局、そうなるんだな」