表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マッド  作者: 春嵐
7/12

マッド3&5&6

「どうだ?」

 通信先。

『うん、大丈夫そう』

 潜入に成功したが、絵の場所を特定するのに時間が掛かった。

「そろそろ離脱しようと思う」

『はやいね』

『場所送って』

 5&6に、絵の場所を送る。都市の中心部に位置するビルのレストランに一枚。そして、その周りに七枚。レストランにはすでに売られた絵が飾られていて、残り七つはまだ売られていない。警備も厳重になっている。

 ボスからの依頼。絵が欲しいというだけだった。その絵は5&6も目を付けていたらしく、下調べは終わっていいる。潜入して、いま保管されている場所を特定するだけだった。

 絵は、どうやら贋作らしい。本物は、どこかの国の民家に点在している。場所ははっきりしていない。その贋作を高値で売り払おうとしているグループが、絵を所持している。

「まあ、詐欺師の集まりってところだろう。専門の鑑定士も抱き込んでいる」

『それはたいへん』

『ひとりのこらず退治しなきゃ』

「他人事だな」

『そういわないの』

 通信を拡張する。

「マッド2オペレーション、聞こえるか」

『マッド3。こちらも今連絡しようと思ったところです。まず、都市の中心部に位置するビルへ向かってください』

「了解。その間に、こちらの報告もする」

『お願いします』

「ボス御執心の絵なんだが、どうやら贋作らしい。オリジナルは場所不明。一応確認してほしいんだが、ボスが欲しいのはオリジナルと贋作どっちだ?」

『贋作のほう。本物はどうでもいいの。この作者の絵が欲しい』

 ボス。

「了解した。贋作なんだが、どうやら詐欺グループが絵を独占している。すでに売られたものが一枚、まだ売られていないものが七枚。その売られた一枚ってのが、今向かってる都市中心部のビル七階にある」

『そう、それ。そのレストランの絵が、どうやら燃えたらしい』

「なに?」

『事実確認に向かって。私の予想だけど、たぶん事故じゃなくて人為的に燃やされたんだと思う』

「了解した。マッド2、概要を」

 長くなりそうだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ