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マッド  作者: 春嵐
3/12

マッド4&5&6

 通信。

「オペー」

 いない。

「オペー、どこー」

 いない。

 仕方ない。通信回線オープン。

「こちらマッド4。なんですか」

『5&6。ちょっとこれみて』

 データ。開けない。

「いやね、マッド2いないんだ今」

『あ、ごめん寝てた?』

「寝てました」

『かけなお』

「さなくていい。今にして」

 なるべく早く終わらせておきたい。

『データ見れないなら口頭で簡単に説明するけど、なんか保有株式が』

「そのまま。売り買いはしなくていいよ」

『おっ』

『なんで?』

 5と6が別に喋った。それはそれとして、眠い。

「僕が眠いから」

『そんな理由で』

 また一緒になった。

「そんな理由です。ステイで。いいかい、いまぼくがねむいんだから、きっととりひきさきもねむい」

『あっ』

『たしかに』

 別になった。

「というわけでおやすみ」

『ありがとう、おやすみ』

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