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幕間
過去の私は、いずれ訪れるであろう悲観的な未来を想像し
納得し、諦観することしかできなかった
これが私の運命なのだと
そう思うことで、不安を払拭できたのだ
悪、とは思わない
自分がその道に納得さえできていれば
それで・・・
ある日、一人の少女が現れる
彼女が創る、あまりにも自由な発想は
私にはむず痒くて
違う人種の人なのだと
しかし、そんな彼女の発想は、私の貧相な発想を簡単に超えてくる
強制的に手を引っ張って
私を違う世界に転生させた
そして彼女と時を共有し
本当に同じ世界なのか
最近、よくそう思うようになった
世界は変わってはいない
私の『感じ方』が変わったのだ
美しいと思えるものが増えてきた
そう思う
願わくば
たとえ儚い夢だったとしても
あと少しだけ
このままで・・・




