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春秋遥かに  作者: 大田牛二
第五章 天命下る

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第五章 登場人物

本日二回目の投稿。ネタバレ注意


晋の文公


晋の名君。春秋五覇の一人。長きに渡る放浪の末、国君となった名君。在位こそ九年という短さだが、晋を一大強国へと押し上げる。


晋の恵公


 晋の暗君。文公の弟。功臣を殺したり、秦に喧嘩を売ったことで大敗するなど失敗を重ね、兄を殺すことで自分の地位を守ろうとして失敗し、世を去った。


晋の懐公


 恵公の子。晋の暗君。父以上に国君の座に執着し、文公に従った臣下の親族を殺すなど悪政を行う。最後は文公を恐れ、逃亡し暗殺された。


郤芮


 晋の臣。恵公、懐公に仕え権力を握る。だが、懐公との仲が上手く行かず、文公に乗り換えることを考えるものの、欒枝に先を越され、戦をしようとすると懐公が逃走するなど、不運に見舞われ、結局文公を殺そうと図るが最後は殺される。


呂甥


 晋の臣。郤芮と同じく権力を握るが、文公が攻めてくるとこれに下る。されど文公の粛清を恐れ、決起するが最後は殺される。


郤缺


 晋の名臣。郤芮の子。父のあり方に不満を持ちながらも父と共に文公と戦う。父が死ぬと野に下り、農墾を行う。その際、胥臣に見出され、再び世に出る。


狐突


 晋の名臣。子の狐毛、狐偃が文公に従っていたため、彼らを連れ戻せという命令を無視し、従わなかったため逮捕され、処刑された。


郭偃


 晋の卜者。晋の混乱を予見する。


狐毛


 文公の放浪に従った晋の名臣。狐偃の兄。才気溢れる弟の抑え役を勤める。


狐偃


 文公の放浪に従った晋の名臣。兄と共に文公を支えた王佐の才を有する人物で、文公を覇者にお仕上げた。されど傲慢さを見せることもあり、文公が覇者になれたのを自分の功績としているとして、介子推に批難される。


顛頡


 文公の放浪に従った猛将。武勇に秀でて、文公に寵愛される。されど曹で文公の論功行賞に不満を持ち、事件を起こした結果、処刑される。


魏犨


 文公の放浪に従った猛将。武勇で秀でているが顛頡と違って冷静な部分を持つ。曹で文公の論功行賞に不満を持ち、事件を起こしたが、才能を惜しまれ、許される。


趙衰


 文公の放浪に従った晋の名臣。謙虚な性格で、礼節においては狐偃よりも知識がある。また、多くの者を推挙した。


胥臣


 文公の放浪に従った晋の名臣。文武両道の才を有し、野に下っていた郤缺を見出す。


介子推


 文公の放浪に従っていた直臣。凄まじい剣技の持ち主で、文公の危機を密かに救っていた。されど文公に媚びる連中と彼らばかりを優遇する文公に対し不満を持ち、野に下って、それを批難した。


欒枝


晋の豪族。文公が来ると直ぐ様、彼に靡き、権力を得る。


寺人・披


 晋の寺人。度々、文公を殺害しようと図る。郤缺らが反乱を起こすとそれを事前に文公に伝え、彼らを殺す。その後、文公の信頼を得るようになった。


賈佗


 文公の放浪に従った臣。郤芮・呂甥らの乱では晋の襄公を守る。


姜氏


 文公の妻。斉の桓公の娘。狐偃らと共謀して、斉に留まろうとする重耳を出立させた。


季隗


 文公の妻。


趙姫


 文公の娘。趙衰の妻。正室の叔隗と叔隗の子の趙盾を尊重した女性。


趙同


 趙衰と趙姫の子。


趙括


 趙衰と趙姫の子。


趙嬰斉


 趙衰と趙姫の子。


叔隗


 趙衰の妻。


趙盾


 趙衰と叔隗の子。


頭須


 晋の臣。財物を隠し、逃走していたが暫くして晋に戻り、文公が帰国できるように財物を使って画策した。


陶叔狐


 文公の放浪に従った臣。


李離


 文公の放浪に従った臣。大理に任命されたが、無罪であった者を謝って殺した罪を謝罪して自害した。


士会


 晋の臣。若いながらも文公の車右に任命されたことのある人物。後に晋の名将にして名臣と讃えられる人物。


狐溱


 晋の臣。狐毛の息子。


先軫


 文公の放浪に従った名将。大抜擢を受けたことで戦の才能が開花。楚との戦いで勝利をもたらせる。


郤縠


 晋の臣。その才覚を買われ、中軍の将となるが。まもなく病没する。


郤溱


 晋の臣。


荀林父


 晋の臣。文公の御者に選ばれる。


祁瞞


 晋の臣。軍旗を無くした罪で殺される。


茅筏


 晋の臣。


舟之僑


 晋の臣。車右を勤めていたが、勝手に帰国した。そのため文公の怒りを買い、処刑された。


士縠


 晋の臣。士会の兄。司空になる、


屠撃


 晋の臣。


先蔑


 晋の臣。


医者・衍


 晋の医者。文公に衛の成公の毒殺を命じられる。


陽処父


 晋の臣。襄公の教育係。裏で実権を握る。


箕鄭


 晋の臣。飢饉の際、信を守るべきと進言する。


郤子虎


 晋の臣。


梁弘


 晋の臣。


萊駒


 晋の臣。


文嬴


 襄公の母、孟明視らの釈放を願う。


王官無地


 晋の臣。


狐鞫居


 晋の臣。


狼瞫


 晋の臣。己の勇気を示すため、秦との戦いで戦死する。


先僕


 晋の臣。


先且居


晋の名将。先軫の子。才覚のある人物であったが、若くして世を去る。


甯嬴


 晋の人。陽処父を名臣であると思い、ついて行ったが、その後失望して帰った。


狐射姑


 晋の臣。狐偃の子。














楚の成王


 楚の名君。斉の桓公、宋の襄公の後、天下の覇権を握ろうとするものの、晋の台頭によってそれを阻まれる。晩年は後継者に迷いを見せ、その結果息子の穆公に攻め込まれ自殺する。


子玉


 楚の猛将。子文にその才覚を見込まれ、彼から令尹の職を譲られた。戦において才覚を示すものの、傲慢な性格で晋の文公との戦で破れ、自害する。


子文


 楚の名臣。虎に育てられた逸話のある人物。性格は温和で、子玉の才覚を高く評価すると自分の職を彼に譲る。されど身内に対して甘い。


子上


 楚の臣。子玉の後、令尹となるが穆公を後継者に選ぶことに反対したため穆公の怒りを買い、死に追い込まれる。


闘克


 楚の臣。鄀攻略戦で秦と戦うが破れ、捕虜になる。


屈禦寇


 楚の臣。鄀攻略戦で秦と戦うが破れ、捕虜になる。


子西


 楚の臣。楚の軍事を担う。


叔侯


 楚の臣。


蔿賈


 楚の臣。子玉のあり方を批難した。


子越


 楚の臣。


宛春


 楚の臣。


成大心


 楚の臣。子玉の息子。


栄黄


 楚の臣。子玉を諌める。


巫・矞似


 成王、子玉、子西がまともな死に方をしないことを予言する。


闘章


 楚の臣。老将。


王子・職


 楚の穆王の代わりに即位させようとした成王の子。


潘崇


 楚の穆王の師。成王を殺すための策を穆王に進言する。人の温度が低い人物。


江羋


 楚の成王の妹。


息公・子朱


 楚の臣。


仲帰


 楚の臣。


公子・燮


 楚の臣。
















斉の孝公


 斉の君主。斉の桓公の子。桓公の死後の混乱の後、即位する。即位を助けた宋に隙が生まれると攻め込むなど狡さを見せる。


斉の昭公


 斉の君主。斉の桓公の子。孝公が殺されたため公子・開方と易牙によって擁立された。


公子・開方


 斉に仕える元衛の公子。斉で再び権力を握るために孝公を殺す。


易牙


 斉の料理人。権力を握るために孝公を殺す。


国帰父


 斉の名臣。混乱が続いた斉に安定させる。


崔夭


 斉の臣。















宋の成公


 宋の君主。宋の襄公の後を継ぎ、宋を守る。


公孫固


 宋の臣。楚に包囲された際、これを突破し、晋に救援を求める。


目夷


 宋の名臣。宋の襄公の遺言を守り、晋の文公が即位するとこれと結ぶ。


公子・成


 宋の臣。














鄭の文公


 鄭の君主。諸国間をのらりくらりと渡りながら国を保った人物。実の息子には冷徹さを見せ、彼によって殺されるが、臣下には優しい一面を見せることがある。


鄭の穆公


 鄭の君主。晋が秦の謀略に対して、鄭に送り込んだ人物。


叔詹


 鄭の名臣。晋の文公を歓迎しない文公を諌め、それでも考えが変わらないと見ると文公を始末しようとするなど晋の文公の危険性をいち早く気づいていた。晋に攻め込まれ、鍋に放り込まれそうになるが、豪胆さを見せることで助かる。


公子・士


 鄭の文公の子。滑が背いた際、討伐を命じられる。


洩堵寇


 鄭の臣。公子・士と共に滑を攻める。


子臧


 鄭の文公の息子。鷸冠を好んでいたため、父に暗殺される。


孔将鉏


 鄭の臣。


石甲父


 鄭の臣。鄭の穆公即位を歓迎する。


侯宣多


 鄭の臣。


子人九


 鄭の臣。


佚之狐


 鄭の臣。文公に燭之武を用いるように進言する。


燭之武


 鄭の臣。鄭が晋と秦に攻撃されていた時に、秦の穆公を説得した。


燕姞


 鄭の穆公の母。


洩駕


 鄭の臣。老臣。


公子・瑕


 鄭の文公の子。文公と洩駕に嫌われ、追放される。その後、楚と共に鄭へ攻め込むも戦死する。


皇戌


 鄭の臣。


弦高


 鄭の商人。秦の鄭への侵攻を止め、その間に秦のことを鄭に知らせる。褒賞をもらわず、国を去った信義の人。


公子・帰生


 鄭の臣。













秦の穆公


 秦の名君。春秋五覇の一人に数えられることもある。秦を諸国と対抗できるようにした名君だが、謀を好み過ぎるため、失敗することもあり、その結果、西戎においてのみ覇を唱えることができなかった。死ぬ際、多くの者を殉死させたため、批難された。


公孫枝


 秦の名臣。穆公を支える一方、百里奚を見出し、推挙した功績もある。


懐嬴


 秦の穆公の娘。最初は晋の懐公に嫁いでいたが晋の文公に嫁ぐことになる。文公が無礼を働くと怒鳴りつけるなどの剛毅な部分もある。


小子・憖


 秦の穆公の子。


杞子


 秦の臣。鄭への謀略を行う。


逢孫


 秦の臣。


揚孫


 秦の臣。


蹇叔


 秦の名臣。鄭への謀略を諌める。


孟明視


 秦の臣。百里奚の子。晋との戦いで二度敗れるが、三度目で勝利を得る。


西乞術


 秦の臣。


白乙丙


 秦の臣。


由余


 戎の賢人。彼を穆公は謀略をもって、得る。秦に仕えた後は、穆公の覇道を助ける。


内史・廖


 秦の臣。由余を得るための策を進言する。


弄玉


 穆公の娘。簫を得意とし、簫史と共に鳳凰に乗って、飛んでいった。


奄息


 秦の臣。穆公が死んだ際、殉死させられる。


仲行


 秦の臣。穆公が死んだ際、殉死させられる。


鍼虎


 秦の臣。穆公が死んだ際、殉死させられる。












周の襄王


 周の君主。傲慢さがあるが、逃げ足の早さと追い込まれた時のしぶとさがある。晋の文公の助けを得てからは良君に。


内史・叔輿


 晋の文公のあり方を見て、覇者になれると予見する。


王子・虎


 周の大宰。周で外交を担う。


伯服


 周の大夫。


游孫伯


 周の臣。


富辰


 周の臣。鄭を攻めようとする際と狄姫を立てようとした時に諌める。叔帯の乱では戦死する。


頽叔


 周の臣。狄と共に鄭を攻めた関係で狄と周の婚姻をまとめる。その後、叔帯と協力して襄王を殺そうとするが、失敗して殺される。


桃子


 周の臣。狄后との離婚により、婚姻をまとめたことで処罰を受けると思い、叔帯を擁して決起するが、失敗する。


狄后


 狄君の娘。襄王に嫁ぐが、その後、叔帯と関係を結ぶ。


叔帯


 襄王の弟。野心家で欲しいと思ったものは何としても得たい性格。狄后と関係を結ぶと頽叔と桃子と共に乱を起こす。その後、晋の文公によって鎮圧される。


周公・忌父


 周の臣。叔帯の乱で囚われる。


原伯・貫


 周の臣。叔帯の乱で囚われる。周王により原を晋に譲るよう命ぜられたが、これに抵抗した。


毛伯・衛


 周の臣。叔帯の乱で囚われる。


簡師父


 周の臣。


左鄢父


 周の臣。


倉葛


 陽樊の守。晋に陽樊を渡そうとした際、これに対抗した。


周公・閲


 周の臣。


王孫満


 周の臣。秦の兵の姿を見て、敗北を予見した若き臣。


内史・叔服


 周の臣。


王叔桓公


 周の臣。王子・虎の子。


召公・過


 周の臣。














魯の僖公


 魯の君主。晋、楚の間で外交を展開し、国を保つ。良君。


魯の文公


 魯の君主。父・僖公の後を継ぐ。


臧孫辰


 魯の名臣。外交感覚に秀でた名臣だが、頭の回転が早すぎると国帰父に指摘される。また、孔子に政治のあり方で批難される。


展喜


 魯の臣。斉との講和の使者に選ばれる。


展禽


 魯の名臣。斉との講和に知識を貸す。孔子に賢臣であるとされた。


公子・遂


 魯の臣。魯の外交を担う。


公子・買


 魯の臣。晋と戦った後、晋に従ったことを楚に謝罪するために殺される。


公孫敖


 魯の臣。二人の子を周の内史・叔服に見せる。


公孫穀


 公孫敖の長男。


公孫難


 公孫敖の次男。


叔孫得臣


 魯の臣。


夏父弗忌


 魯の臣。魯の宗廟の序列を歪めた人物。


成風


 僖公の母。


季孫行父


 魯の臣。晋へ行った際、葬儀が行われると感じた。














衛の文公


 衛の名君。一度滅びかけた国を復興させた人物。


礼至


 衛の臣。邢攻略において、邢の正卿・国子に近づき、城から転落死させ、攻略に成功する。



衛の成公


 衛の君主。文公の後を継ぐ。猜疑心が強く。晋の文公に大いに嫌われた人物。


甯速


 衛の臣。


元咺


 衛の臣。成公が晋の文公に嫌われ、国を追い出されている間、叔武を支え、政治を行う。されど成公が帰国した際、叔武と息子を殺したことを知り、怒って晋にこの罪を訴えた。その後、暗殺される。


叔武


 衛の成公の弟。兄が国を追い出されている間、国を守り、兄を帰国させるために説得していたが、国君になったと誤解され、殺される。


歂犬


 衛の臣。成公に叔武が国君になったと讒言し、叔武を殺す。その後、嘘がばれて殺された。


元角


 衛の臣。元咺の子。成公に殺される。


甯兪


 衛の名臣。慎み深い性格。成公の裁判では成公の補佐を努める。成公が幽閉されている間、食料を運ぶ。


華仲


 衛の臣。叔武を殺したため、殺される。


鍼荘子


 衛の臣。成公の裁判で成公の代理人を勤めるが負けて、足を切断される。


士栄


 衛の臣、成公の裁判では答弁人を勤めるが、負けて処刑される。


公子・瑕


 成公の庶弟?成公が幽閉されると元咺の擁立されるが、成公が戻ってくると殺される。


周歂


 衛の臣。成公に卿に任じると言われ、公子・瑕を殺害する。その後、卿になろうとすると突然、変死する。


治厪


 衛の臣。成公に卿に任じると言われ、公子・瑕を殺害する。、その後死んだ周歂を見て、辞退する。


子儀


 公子・瑕の弟。公子・瑕と共に殺される。


孫級


 衛の臣。戚を晋から守るため戦うが敗れる。














莒慶


 莒の臣。












陳の穆公


 陳の君主。


陳の共公


 陳の君主。穆公の子。


轅濤塗


 陳の臣。


轅選


 陳の臣。











許の僖公


 許の君主。












曹の共公


 曹の君主。晋の文公に無礼を働いたことで怒りを買い、捕らえられる。その後釈放される。


僖負羈


 曹の臣。晋の文公を厚遇されたため、尊重される。そのため嫉妬を買い、屋敷を燃やされる。その後、共公の復位に尽力する。


侯獳


 晋の筮史へ賄賂を贈り、共公を復位させる。












蔡の荘公


蔡の君主。










介君・葛廬


 介の君主。動物の言葉がわかる。







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