お話の始まり始まり〜
HRも終わり授業が始まる
アリスにとっては退屈な授業た、科目は数学A
余りにも退屈なので先生の口癖を数えていたが100を超えた辺りから数えるのを止めた
普通「で、あるからして」を40分余りで100以上言うか?
多分この先生は「で、あるからして」に呪われているとアリスの中で結論が出たところでチャイムが鳴った
「起立、礼」
と昨日の夢見る乙女である彼女が号令
余談であるが彼女に当たった男性だが転校生で晴れて今日クラスメイトとなった
本編に戻るが、アリスの学校生活はこんな調子だ、ただ席に座り外を眺める
そして放課後になるが家に帰るだけ、唯一の楽しみと言えば帰宅途中にある林だ
林というより森に近い
毎日ここに入ってはその森にある大木の下のとても古い木製ベンチに座る
アリスにとって不思議と懐かしい感じがし、小鳥がささやき歌い森がそれに合わせて踊る
いつもの風は心地良い風だが今日は違っていた、ちょうど新幹線が通った後の強い風に近い
余りにも強くてその上アリスが座っていたベンチは余りにも古かったので脚が壊れ後ろに倒れた
「うわぁぁぁ!!!」
地面に当たると思いきや、そのまま無かったはずのウサギ穴に落ちていった
ドカっ!
「・・・!?」
余程痛かったのか頭を抱え声にならない痛みを表現している
その時ガサガサと何かが動いた、だがまだアリスは気付いていない
動く物は熊なのだろうか?
そうであったらアリス終了、次回作に期待と言う事になってしまう
その者は姿を現した、そして痛み悶えるアリスに声をかけた
「アリス…さん…?」
「え?」
彼女にとって懐かしい人?いや今は人の形をしているが昔は動物であったモノの声だ
「袋ネズミちゃん?」
彼女の止まっていた懐中時計が今時を刻み始めた、それは今までを取り戻すかのようにとても速く回り始めた
やっと主人公が喋ったよ
でも第一声が叫び声ってどうよ?(-_-;)
と言った感じで2回目の投票