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第3話 オレの正体に感づいた人がいる!

小説をずっと書き続けたら、ストックが五本くらい溜まってしまった・・・私って、ヒマなのかな?


ただ、それが読者の心に響くのかが心配なんですよね。


私、張り切って投稿していますが、なかなか面白さを表現出来ないでいますね。


読者にとって、『面白さ』とは何だろうか?もちろん、答えはいくつもある事は分かりきっています。


長文失礼しました。

オレは今日、近所の商店街にある裏路地付近にいた。

悪霊が三匹も現れたのだが、その内の二匹は難なく倒した。しかし、もう一匹の悪霊は・・・

「『グガァァァオ!』」

悪霊を統べるデカいボスのような悪霊が現れたのだ。

ソイツは、オレが小物を倒したからなのか、激怒し、その辺にあった車を難なく持ち上げ、オレの方向へ全力でぶん投げる。って、ポルターガイスト現象じゃねぇか?本当にあるものなんだな。

「やれやれ」

オレはとっさにしゃがみこみ、車との衝突を避けた。車はガシャンという大きな音と共に木っ端微塵になってしまった。持ち主さん、なんかすまねぇな。

オレは壊された車の持ち主に謝罪しつつ、地面に手を添える。

冥界めいかいいざなえ、悲嘆コキュートス

地面はみるみるうちに、凍りついて、氷がボスの足に付着し、一気に全身が凍りついた。ついでに近くにあった車数台まで凍りついた。

地面に手を添えるのを止めた瞬間、地面一面に固まった氷と悪霊は粉砕。車は粉砕しなかった。何故なら、悪霊退治する為の能力であり、物を破壊する事が出来ないからだ。

それはそうと、悪霊が大きかったせいからか、氷の塊が辺り一面に散りばめられ、処理に困る。車も氷付け。しばらくは氷は溶けそうにもないから・・・

「そっとしておこう」

オレは裏路地を逃げるように立ち去ったのであった。

ーーーーーーーーーー

悪霊退治を済ませ、商店街へと向かうオレ達。

「『えへへ~、良かったね。仕事が見つかって』」

レイはオレの自宅前まで着いてくるというので、仕方なくお供にしてやる事にした。これもいつもの事なので、気にしないがな。

「・・・だから、ここで話かけるなよ、レイ」

商店街を通らないと我が家には辿り着けないので、レイと話す時、人目を気にしないといけない。商店街はいつも人だらけだから、厄介な誤解をされたらめんどくさい。

「『むぅ・・・じゃ、返事しなくてもいいから、私の話を聞いて。直斗、尾行されてるよ?』」

レイの言葉に耳を疑った。尾行されているだと?気のせいではないだろうか?

「『悪霊退治した直後から気付いたんだ~、私。えへへ~』」

えへへ~、じゃねぇよ。何をのほほんとしてんだよこの幽霊は・・・って、裏路地から出て行くオレを誰かが見たと言うのだろうか?ここでそんな事を考えても仕方ないので、コンビニを発見して、そこに入る事にした。何も買う予定はないがな。

「『ねぇねぇ、コンビニってさ、隠しカメラあるよね?私、映らないのかな?ほら、幽霊が映ったら大騒ぎするんじゃない?』」

レイが情けない声で心配しているが、確かにそうかもしれない。レイには悪いが、外で待ってもらおう。オレは、外の様子が見れる本棚へと向かい、適当な雑誌を手に取り、立ち読みをする。

外を見ると、レイがこちらを見て微笑みながら手を振っている。オレはそれを無視。

「いらっしゃいませー」

オレが入って二十秒後に新たな客を店員は、やる気無さそうな声で出迎えていた。オレは視線を外にいるレイに向けて、レイはオレのアイコンタクトを理解して、頷いた。どうやら尾行の話は本当らしい。

オレは雑誌に視線を向けて、雑誌を読むフリして辺りを警戒する。変質者なら即座に逃げる心の準備も万端だ。

ふとオレの隣に誰かがいるという気配がして、辺りを見渡すと、見覚えのある人物がオレの目の前に現れたのだ。

「あれ?神谷くん、こんな所で会うなんて奇遇ね」

学校一の美少女、篠崎楓だ。

「ああ、そうだな」

オレは手にとって入る雑誌を元の場所へ置き、それと同時にレイを見た。レイは篠崎楓を指さして、口をパクパクと動かしている。いや、話してもいいじゃねぇか?幽霊だし。いや、それよりも、コイツが尾行していたのか?信じられない話だが、レイはウソはつかない。

「・・・」

篠崎楓はオレに何か言いたそうに身体をくねらせ、視線をあちらこちらへ移す。オレは質問される前にどこかへ消えようと試みて、篠崎楓に帰ると伝え、コンビニへと出て行くと・・・

「あ、あの、まだ時間ある?少し、聞きたい事があるんだけど・・・いい?」

オレを呼び止めた。オレはここで用事があると口に出そうとしたが、やはり止めた。何故なら、用事があるのにコンビニで立ち読みなんかする筈もないだろうと考えた。

「ああ、いいが・・・何か用なのか?」

「う、うん。それじゃ、近くの喫茶店に行こう?立ち話は疲れるから・・・」

「そうだな」

こうしてオレと篠崎楓は近くの喫茶店へと向かう事にしたのであったーー。

ーーーーーーーーーー

喫茶店。

古民家風のカフェで何とも言えず、我が家に居るみたいに落ち着けて、外装内装と共に可愛さが溢れんばかりのカフェだ。客の多くは女性で、男性客なんて2~3人いるかどうかだ。

オレ達は、二人ちょうど座れる席へと店員に案内され、ふかふかのソファーに腰を掛ける。オレと篠崎楓の前にはテーブルがあり、二人との距離は遠すぎず、近すぎずといった配置なので、気持ちが楽になる。

「ごめんなさい。ここしか知らなくて・・・」

篠崎楓はしょんぼりと俯きながらオレに謝罪する。

「気にするな。オレ、ここに前から行きたいって思っていたんで、ちょうどいいんだ」

オレはすかさずフォロー。喫茶店なんて、初めて入ったし、少し興奮気味になってしまう。

「あ、店員さん。コーヒーお願いします」

「あ、オレもコーヒーお願いします」

オレ達は近くにいた店員を呼び止め、コーヒーを頼み、数分後コーヒーが届き、そのコーヒーをよく味わうように飲む。うむ、なんか美味い。喫茶店だからなのか、よく味が出ている気がする。

「・・・」

「・・・」

無言。篠崎楓が誘ったのに、何も言わない事に緊張感が増す。ひょっとして、悪霊退治の時も見てしまったんだろうか?篠崎楓には霊感がないであろう。何故なら・・・

「『むぅ~・・・いいなぁ~・・・デート』」

レイがオレのすぐ隣に口を尖らせながらぶうぶう言っているのが見えていないからだ。って、これはデートじゃないぞレイよ。

オレ達はコーヒーを飲み終えて、またしばらく無言。オレから話を切り出さないと、いけない気がしたので、オレはレイをちらりと見ながら話しかける事にした。

「・・・で、話って何?」

「あ、あの・・・その・・・神谷くんさ・・・コンビニに行く前にさ・・・裏路地に行ってたよね?」

篠崎楓は身体をもじもじと動かしながら、オレに質問するのだが、やはりその話か。

「あ~・・・行ってたな」

オレはよそよそしく適当な感じで受け答えをする。

「私ね・・・見ちゃったの。神谷くんが、地面に手をつけて地面を凍らせる所・・・」

「!!?」

非常にマズい所を見られてしまったオレ。オレは驚きの表情を浮かべさせず、耐える事に成功した。ここで驚いてしまっては、地面を凍らせたという事を悟られるからだ。実際にそうなのだが、一般人には信じがたいある秘密をオレは持っているのだ。霊感がとても強い事と、悪霊を倒す能力の事をな。

「そ、それで、大きな氷柱が出来たと思ったら、すぐに割れちゃったの・・・それと、車のカチコチに凍っていて、それで・・・」

霊感がない者には、そう見えるだけだ。ならば、篠崎楓には、こう見えていただろう。何の恨みがあるのか知らないが、車を凍らせるという傍迷惑な事をしでかした、というオレの行いを。

「『ば、ば、ば、バレたー!ど、どどどど、どうしよー!直斗ー!この事、皆に知られたら、めんどくさい事になるんじゃないの!?』」

レイは篠崎楓の発言でアタフタと慌てていた。とりあえず、落ち着けレイよ。

「・・・」

オレは自分のオデコに手を当て、篠崎楓のオデコにもう一方のオデコに手を当てる。

「!!?ぇ、ぁ、ぁぅ」

篠崎楓は頬に朱を浮かばせ、顔は真っ赤になった。小さい声で慌てているが気にしない。それよりも、オデコはほんのり暖かく、言い訳として使えるネタを思いついてしまう。

「ふむ、やっぱり、熱があるな。帰ってから、しばらく安静する事だな」

「ちょ、調子悪くないから!だ、だから、話の続きをっ!」

篠崎楓は机をバンと叩き、大きな声で反論し、立ち上がる。

「篠崎。そんなに大きな声と音を出したら、他のお客さんに迷惑だろ?ほら、見てみ?」

オレは篠崎楓に辺りを見ろと命じ、篠崎楓はお客さんが自分を見ている事に気づき、顔を真っ赤にして俯いてしまう。

「もう一度言うが、篠崎は熱がある。多分、幻覚を見たせいからか、頭が混乱して、変な事を口走ってしまった。が、オレは気にしない。それよりも、早く帰った方がいい。女の子の身体はデリケートなんだから・・・な?篠崎」

「ぅ、うん・・・じゃ、帰るね?」

「おう。あ、会計は任せろ。コーヒー代ぐらいは奢ってやるからさ」

「ぁ、あ、ありがと。じゃ、また・・・」

篠崎楓は一足先に喫茶店を出て、篠崎家へと向かっていくのであった。

「・・・レイよ。これが、話をうやむやに終わらせる方法だ」

「『べ、勉強になったよ』」

オレは会計を済ませ、喫茶店を出ていくのであったーーー。


一方、篠崎楓はというと・・・

「・・・神谷くん・・・優しい・・・だから、私は、あなたの事を・・・す、す、す・・・はぅ」

顔を火照らせ、頭から湯気が出る程、恥ずかしい気持ちと、神谷直斗に対する気持ちが交差し、自分がどうなっていくんだろうと不安で仕方がないのであった。

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