Order of Rudio 4
超高濃度の闇で形作られた槍をなんとか回避する。
戦闘は僕とリースが魔術師と戦い、ユリシアと帝国の剣士二人が相対する形になっている。
「ユウさん、一気に攻めましょう! 《ブレスウェポン》!」
援護魔法で僕の剣に神聖を表す白い光が発生する。スキル効果が重なり、強力なシナジーが表れるのを知ってから僕は、RPGにおける戦闘の楽しさの片鱗を知った気がした。
ブレスウェポンは武器の攻撃力全てを加算する魔術だ。そこに、最終的な計算となるクイックスキルのリベレイションが重なり、攻撃力が加算された状態から%で武器の攻撃力が上昇する。
そして、さらにバッシュを頭の中で唱え、発動。
剣が纏うフラッシュエフェクトが次第に大きな光となっていくのを確認しながら、魔術師へと突進する。
剣を逆手に構え、相手の脇腹を抉るように走り抜ける。
橙色の光の上から白い薄い膜のような光のエフェクトが剣戟の軌跡を駆け抜け、攻撃判定が発生したことをMWOのシステムが表現する。
「甘いっ、《ブレイズリィ》!」
「うわっ」
すうっ、と剣に込めた力が一気に抜けるような感覚が手先から走る。相手の脇腹を抉るように斬ったそのラインに、赤いシールドが展開され、防がれていた。魔術師のHPバーは1ミリも減っていない。
「刃を防ぐシールドマジックです! 大きな範囲は防げないので、手数で攻めてください!」
「ちっ」
魔術師はバックステップで大きく距離を取ると、リースに向けて魔術を放つ。
「《カオスショット》!」
途端、魔術師はしまった、という顔を浮かべて僕に視線を移した。
僕は既に魔術師との距離を縮め、両手で片手剣を握って跳躍する姿勢を取っていた。
黒と紫が複雑に混ざり合ったような色合いの小さな粒子が無数の弾丸となってリースを襲おうとしたが、それを阻むようにして黒い羽が展開された魔術を包み込み、空気中に咲く花のように散り乱れる。
僕の剣を避けようとした魔術師は地面を転がりながら避けたが、僕はそもそも剣を振っていない。僕の攻撃の軌道を読んで避けたのだろうが、普通に攻撃するつもりではなかった。
「甘いのはどっちだろうね!」
ひゅっ、と剣を魔術師めがけてそのままの勢いで投擲した。
「ごおぁっ!?」
僕の手から離れた剣は魔術師の胸に突き刺さり、HPバーを四割近く削り取った。しかし、攻撃のモーション途中で投げ捨てるようにして行った投擲のため、剣は相手の胸に刺さったまま、重力に導かれて地面にお互いが着地しようとする。
が、僕の視界はスローモーションになったかのように速度を落とし、次なる攻撃の機会を作る様に、思考が加速する。度々発生するこの現象、果たして僕にはなんなのか知る術はないが、好都合だ。
伸ばした手は剣に触れられない。あと1mは届かない。
それでもまだ、僕の手は剣に届かせようと宙をかいている。僕の足が地面に落ちるまでの時間。
ザザザ、とノイズのような音だけが聴覚を支配している。むしろ、聴覚というものを閉ざしている気さえする。
スローモーションの世界の中、次の瞬間、僕の手には剣が握られていた。
しっかりと地面に着地、エアダッシュの補正も全開に生かして体が悲鳴を上げるほどの速度で振り返り、叫んだところでスローモーションの世界が解除される。
戻る思考、戻る聴覚。
「《剣界》ッ!」
ビシ、と魔術師の男に剣を突きつけるような形で構え、剣技スキルを発動させる。
アクティヴスキルには大きく分けて二つの種類がある。一つは自身や武器などを一時的に強化する付与型のスキル、そしてもう一つは、決められた動作、決められた剣技など型に沿って発動される動作型のスキルだ。
そして僕が発動した剣界というスキルの動作は一瞬。剣を構えるだけだ。
そして発生するエフェクトは──
「んな、っんだと!?」
真っ白い剣戟のエフェクトが、僕を中心として変則的な形で発生していた。
僕の剣界のSLだと、僕を中心とした2m範囲の地点にランダムで12個の攻撃判定を発生させる、という剣技スキルだ。
相手は当然攻撃箇所を予測できないし、僕ですら予測することができない。
結果として剣界の攻撃は一箇所しか当たらなかったが、十分だ。
「リース、さっきのお願い!」
「分かってます、《エアリアルチョーク》」
ゼファーが魔術陣を組み上げ、リースが魔術を完成させる。さっきのスローモーションの世界の中、最後の決め手となった魔術だ。
効果自体はリースが狙った目標通りに風の悪戯を発生させるという非常に汎用性の低そうな内容だけど、しかし戦闘において風の悪戯が及ぼす結果は勝敗すら左右する。
そもそも、悪戯なんていう風力じゃないんだけど。
剣界の攻撃判定で体勢を若干崩した魔術師の足をさらうようにして、風が唸る。魔術師はそのままあっけなく地面に転倒し、完全に無防備な状態に。
タタンッ、と大きく地面を蹴り上げて跳躍。剣を振りかぶって攻撃を放つ。
「《ルナブレイド》、行くよ!」
「くそっ、《ブレイズリィ》!」
普通に攻撃していたら完全に威力を消されてしまうこの攻撃、しかし、今の僕の剣を防ぐのは不可能だった。
発動した剣技スキルが僕の腕を自然な形で操作し、半月状の黄色いフラッシュエフェクトで斬撃を行う。男が展開したシールドをすり抜けるようにして、魔術師の胴体を深く切り込んだ。
「────!?」
HPバーががくん、と大きく減少し、残り一割を切り、真っ赤な表示になる。
「や、やめてくれぇっ!」
「っ!」
僕を"加速"させていた戦闘に対する思考が、一瞬で冷める。
そう、僕を殺そうとしていたこのPCも、この世界に住む一人の人間。殺してしまったら、戻ってこないんだ。そして、人を殺すなんてことは──
「《エアリアルチョーク》」
風が、吹いた。
意識の空白に漬け込むようにして、風は僕の手から剣をさらっていった。
自然、倒れている魔術師の腹へと突き刺さる剣。
魔術師のHPバーは真っ白になり、HPがなくなったことが分かる。
「ぼ、僕が……?」
「風の悪戯です。いくら防御姿勢を取っていなかったとはいえ、ヒットレートは低いです。よほどソウルが低くない限り、生死判定に失敗して死亡、なんてことはないでしょう。
今なら止めを刺せますよ。このまま生かしておいて、いつかユウさんが殺される日が来ないとは言えません。敵は百害あって一利無しといったところです。
どうしますか、ユウさん。その剣で滅多刺しにすればHPの負数は増えていきますから、まず殺せるでしょう」
黒い髪、赤い瞳のリースがとても、道徳ある人間なら言えないようなことを言ってのける。確かに、これはゲーム。敵は倒して当然かもしれない。けど、僕は……
「殺さない。それでいい?」
「それがユウさんの決めたことなら、私は何も言いません」
リースは倒れ、意識のない魔術師の傍らにしゃがみこみ、囁くように言う。
「私は堕天使。ユウさんはああ言いましたが、私がたった四文字の言葉を呟くだけで、あなたを殺すことができます。
いいですね? あなたは私の善意に救われました。
もしこの先、ユウさんに害を与えるようなことがあればその時は、私の黒い翼があなたを地獄に叩き落しますよ」
リースは言い終えると立ち上がり、一度目を閉じる。
<R2:00>。1ラウンド目が終了し、リースはその目を開ける。黒い翼は元通り小さな白い羽根になり、瞳は綺麗な琥珀色へと戻った。
「生死判定中、睡眠中、ゲームの表現として意識がない状態でも、プレイヤーは通常通り感覚があります。私の言葉も、聞こえているというわけです。
ですが、一切の判定を行うことができません。当然ですね」
リースは魔術師の腹に刺さった僕の剣を慎重に引き抜くと、僕に手渡した。
「あ、ありがとう」
僕は付着した血を拭き、右手に剣をぶら下げた。
リースはもう一度魔術師のほうを向くと、しばらく考え込む風にしてから、口を開いた。
「二度と、ルディオ王国領土に近づかないでください。……《契束》」
すう、と吸い込まれるように魔術師の首に黒い首輪が光の粒を集めるようにして作り出される。
「──ッ!」
リースが双眸を見開く。その瞳は血のそれよりも赤い、痛々しいほどの色合い。リースはその場にうずくまり、もがくようにして地面を握り締める。
「リース!? リース! ど、どうしたのさ!」
「ゃぁ───────ひっ!?」
がさり。
リースの背中から禍々しい赤い光のエフェクトを纏った黒い、巨大な翼が押し出されるようにして出てくる。
背中からは止めどなく血が溢れ出てきていて、僕はその異常な光景に、身動き一つ取れずに固まってしまう。
MWOではもちろん、痛覚などの一般的に嫌悪されている感覚などはかなりのレベルで削減されている。僕が魔術で脇腹に槍を突き立てられた時でも、せいぜい授業で貰った剣道の胴くらいの痛みだった。
それが、どういうことか今のリースは本気で痛がっている。むしろそんなレベルは通り越してしまっている。
リースはRPをしない。これはよく分かっている。しかし、それだからこそ、この状況には着いて行くことができない。一体何が起こったのかわからない。
「ぅっ、えうっ」
翼の脈動が収まってからも、血は止まらない。リースはしゃくりあげるようにもだえ、嘔吐感からか酷い顔色で地面を凝視している。いくらAWと言っても嘔吐することはできないが。
「リース、ログアウトしたほうがいいよ」
「大丈夫……で、す」
それを示すように、ゆらりと立ち上がるリース。
全身からうっすらと赤いフラッシュエフェクトが立ち上っていて、巨大な、禍々しい黒い翼が小柄なリースを包み込んでしまいそうに見える。
最早、これは天使ではなく──
「恐らくイービルスキルの反動でしょう……。発動ソウルが『マイナス』に設定されているスキルは凶悪な効果を持ちます。PCを対象とした場合、プレイに支障を与えられるほどに。
連発は勿論、絶対に一般プレイヤーでは手を出せない、使わせないスキルとするための、運営の処置でしょうね……」
痛みが早く引くMWOだからか、リースは徐々に顔色を取り戻し、いつもの調子で僕に説明した。
「ユウさん、私に構っている暇はないでしょう。あの人は──」
ユリシアの戦っている方を、僕らは見た。
1ラウンド開始時。
「《バシネイション》!」
緑色の光が体から迸る。クイックスキル特有のフラッシュエフェクトだ。ベルトアルンにいた時から、このスキルを使った私に攻撃を通せる者なんていなかった。……正確には、一人いたけど。
"雪原"の柄を強く握り、右下にぶら下げるような形で構える。母親に託された、世界の秘密が隠された遺跡の鍵と言われている剣。私は、この剣を扱えるほどに強くなった。
CL1の時は、装備レベル10というふざけた装備を渡されて正直驚いたものの、今となってはレベル10なんて可愛いものだと思う。
「帝国の勧誘をひたすらに断った"雪原"が、ルディオの狗になってるなんて笑えねえぜ」
「……それは違う」
具足を鳴らし、距離を詰める。Agiには自信がないため、素早いPCは基本的に苦手だけど、そんなものはレベルの差でどうにでもなる。とはいっても、さすがに分が悪いとは思う。
綺麗な茶色に染まった髪が揺れる。私の視界がそれにともなって開ける、けど、落ち着かない。いつも髪で塞がっているくらいが丁度いい。
そういえば、兜を忘れてきてる。後で回収しないといけない。
「私はより強くなるために騎士団に入った。帝国に屈しても強くなれないのは明白だった。それだけ」
「ッ! その澄まし声がムカつくんだよっ!」
片方、迅雷のほうが刀を大きく振りかぶって動作型の剣技、居合いのような技を私へと叩き込む。避ける気はあったが、避けられそうにないからもらう。
鎧の胸当て、有効防御部分で防いだこともあって、ヒットレートは逸らせたみたい。HPバーはほんの少しも減少していない。
「《瞬鳴》!」
背後へと回っていたらしい疾風が若草色の特務専用外套ごと、私を斬る。
多少のダメージは覚悟しながら、"雪原"を振り回すのが同時。
黄色いフラッシュエフェクトと、緑色のフラッシュエフェクトが交差。
「くおっ!」
「……あなた達では力量が足りない」
疾風迅雷の二人組の剣士はあっけなく吹き飛ばされ、HPバーを大きく減らしていた。
決して二人のレベルが低いわけではない。私と同等か、若干高いくらいのレベルはあるだろう。
けれど、私にダメージを通すには、低すぎる。
「言ってくれんじゃねぇか……ソーガ、行くぞ」
「おうよ」
二人はゆっくりと立ち上がり、刀を構える。
そして同時に、
「《アーマーブレイク》ッ!」
刀は紫色の怪しい光を帯びる。
「……だからサムライは嫌い」
刀を扱う剣士クラスのことを、MWOではサムライなどと言う。東方世界があるのかどうかは分からないが、居合い術や刀を扱う術も多数に揃えられているものだから、その手のマニアがMWOを始めるきっかけとなることも少なくない。
そしてサムライの特徴は、命中力が高く、特殊な効果を持つ剣技を多く取得することができるという点。
アーマーブレイクは1ラウンドの間、命中した対象の防具の防御力を落とす、厄介な剣技だ。
「むっ」
正面からの刺突を"雪原"で弾く。エッジディフェンスという両手剣特有の防御スキルで、武器による防御を行った時の防御力を大きく上昇させるスキルだ。
しかし、私の鎧、具足、果てはグローブまでも全て薄い紫色の膜が張ってしまう。防御したというのに効果があるのだからいやらしい。
「っとにトロいんだよな! ハメ殺しちまおうぜ!」
ひゅん。一閃、ダメージは通らないものの、また防具の防御力が落ちる。もう防具は役に立ちそうもない。
疾風が放った一撃をなんとか弾くが、頬をかすめて一筋の線ができる。反撃に振った一撃は当然のようにかわされてしまう。
カウンターとして当てないと、重量を生かすことはできない。しかし、二人いるせいで両手剣は圧倒的に不利。
腕に命中した剣戟が、私のHPバーをとうとう削った。
防具の防御力なんて、バシネイションⅡを使った私の基本防御力の6分の1に過ぎない。当然アーマーブレイクを受けてもダメージはもらわないものと思ったけど、何かの剣技で基本防御を落としているみたい。
「…………」
ぶらり、と両手の力を抜き、"雪原"をぶら下げる。
「?」
一瞬二人が怪訝そうな顔をしたが、すぐにその表情は笑顔へ。
「ひっ、はっはっはっ!? 所詮臆病メンヘラ女だな!」
「キャラステに頼ってるだけってかよ!」
バカ騒ぎには耳を貸さない。サムライはソウルが最も大事なクラスだというのに、劣悪なRPをする頭の悪いプレイヤー。
二人が振りの大きい剣技を連続して放ち、私のHPバーが目に見えて減少していく。ヒットレートが100%で当たっているので当然なのに、それに気づく様子もない。
ふと、あのユウとかいう子のほうへと目をやる。彼は大丈夫かな。
天族種の女の子が痛みに歪んだ顔で泣き叫んでいた。でも、決着は着いているみたいだ。
大したRP……? 今は疑問が残るけど、そろそろこっちに集中しないといけない。
視界の端に表示される私のHPバーは、レッドラインに突入していた。
それを確認してからゆっくりと"雪原"を構える。
一つ、《オーラブレード》。
刀身が青い光に包まれ、若干射程が延びる。
更に頭の中で《ダブルエフェクト》と唱え、続く。
「……私の怒り」
"雪原"が真っ赤な爆光に包まれて、凄まじい暴風のエフェクトが発生する。
被弾ダメージ全てをダメージに変えるスキル、レイジ。
私の切り札だ。
絶対必殺の刃。ヒットレートなど関係なしに、かすりでもすれば戦闘不能になるだろう超絶威力の一撃。
当然、知名度の高いスキルではないために、二人は私が振りかぶった剣を防ぐつもりか、刀で防御の姿勢を取っている。
「さよなら」
ゴウッ、と雷鳴が轟くような一閃。超射程の両手剣の大振り攻撃は、疾風迅雷二人の剣士を巻き込んだ。
「…………え?」
刀は折れていて、HPバーは真っ白く染まっている。
何が起きたのか分からない、という顔で、ゆっくりと地面に倒れていった。
一息ついて"雪原"を背中に戻す。
ばっちりとユウと視線があう。
「凄い……」
一見、不相応な重鎧を纏ったおとなしそうな少女なだけに、その迫力は計り知れないものがあった。
隣にいるリースも、びっくりしたように目を見開いている。真っ赤な目が怖いとは、口が裂けてもいえないけど。
「任務は終了。帰還する」
ばっさりと切れ目の入った若草色の外套を揺らしながら、ユリシアがこちらへ歩いてくる。戦闘の疲れなど感じさせない表情はしているが、装備が酷い有様になっているので、さすがに心配にもなる。何より、HPバーが真っ赤だ。
「《バシネス》。……《バシネス》」
「別にいい」
ユリシアのHPバーは回復こそしているものの、ざっと見ただけであと八回ほど回復魔術を使わなくては全快しそうにない。
「天族種」
「リースです」
「私はルディオ特務騎士団副団長"雪原"のユリシア。リースを我が国で保護しようと思う」
淡々とした口調。瞳が見えないために、その真意は分からないが、僕にはこれが精一杯の配慮なのだとしか思えなかった。
「ほ、保護って……」
「堕天使、その姿で歩くのは大変。特務の保護対象なら、民衆はあなたに手を出せない」
「…………」
リースは改めて自分の姿を見る。巨大な黒い翼。禍々しい、赤い光を帯びたキャラクターの姿。
「《契束》を使ったから、あと一週間はこのままです。それまではお世話になってもいいですか?」
「いつまででも構わない」
ばさり、と外套を翻し、広場を後にするユリシア。本当に言いたいことだけしか言わないらしい。
馬は北口に置いてけぼりだったので、そこまで戻る。
どう頑張っても二人乗りまでが限界なので、仕方なく僕が歩いて帰ることになった。
「その翼は飛べないのか?」
「堕天使は飛べません」
『スタートクエスト3,4/5をクリアしました。
派生クエストをクリアしたため、ボーナスExp50000点を追加します』
これからの本格的な冒険の予感を感じて、馬で走る二人の姿を追いながら、僕はオーヴィエルの大地を踏みしめた。
・System information
『トリガーワード』について。
トリガーワードとは、スキルの発動方法の上級者向けの設定です。
スキルウィンドウから、スキル情報と開くと、スキルの個別設定があります。ここでは動作型スキルの動作の微修正や、トリガーワードの設定が行えます。
トリガーワードとは、ここで設定した「台詞」を発言することで、スキル名を宣言しなくてもスキルを発動することが可能になるシステムのことです。
例:「……私の怒り」
状況に応じて上手くトリガーワードを使用することでRP評価となり、ソウルが上昇することもあるので積極的に使っていきましょう。
・Skill information
《ブレイズリィ》 Shieldmagic/シールドマスタリ:物理[斬]
対象:自身
コスト:0.3MP/1sec.
体の任意の部位に直径(SL×10)cmの切断抵抗マナの盾を形成する。
光の盾の防御力は(SL×40)となる。
《カオスショット》 Darkmagic/マジックマスタリEx:属性魔術[闇]
詠唱:6sec. コスト:(SL×SL)MP
射程:5m 対象:複数体
対象にあなたの魔術基本攻撃力を百分の一にした攻撃力の闇の礫を100発放つ。
《剣界》 Activeskill/戦闘
コスト:(SL×CL)HP
対象:直径(射程)mの半球体内に存在する自身以外の全てのオブジェクト、キャラクター(ランダム)
射程:(SL×50)cm
対象範囲に、装備している片手刀剣類での攻撃判定を(SL×3)個発生させる。この時の発生位置は対象範囲内でランダムに発生する。
このスキルでのダメージロール達成値に+(SL+50)%する。
《剣界》は1ラウンドに1回しか使用することができない。
取得するにはウェポンマスタリ:剣が(SL)以上、CLが3以上必要。
《ルナブレイド》 Activeskill/戦闘
コスト:(SL×4)MP
対象:複数体(動作型)
射程:武器
宣言と同時に半月状の軌跡を描くようにして片手剣による攻撃を行う。
この時、あらゆる防御スキルを無効化してダメージロールを行う。
1ラウンドに(SL)回まで。
取得するにはウェポンマスタリ:剣が(SL)以上必要。
《エアリアルチョーク》 Spiritmagic/マジックマスタリ:精霊魔術[風]
詠唱:3sec. コスト:3MP
射程:20m
対象は発動者が射程内の空間を自由に設定することができるが、範囲は掌ほどである。
対象に圧縮された暴風を発生させる。
《憎悪の翼》 Activeskill/種族(天族種・堕天)
※堕天使がCL3以上で強制的に取得。
発動ソウル:0以下
射程:視界 対象:単体
生死判定直前のキャラクターのみ対象とすることができる
対象の生死判定成功率を-(CL+5 最大-50)%する。
《憎悪の翼》を使用した直後から一日の間、あなたの翼は黒くなり、瞳は赤く染まる。
《憎悪の翼》は一日に一度しか使用することができない。
《契束》 Activeskill/種族(天族種・堕天)
※堕天使がCL5以上で強制的に取得。
発動ソウル:-250以下
射程:至近 対象:単体
詠唱:※
このスキルの詠唱にはオーヴィエル共通語で対象への命令文を詠唱すること。
対象の(Min+ランダマイズ)とあなたの(Min+ランダマイズ)で対決判定を行う。あなたが対象に判定で勝利したり、対象が判定を放棄、あるいは判定を行えない状態だった場合のみ、発動が成功する。
対象に魔力で作成した漆黒の首輪を装備させる。
対象が漆黒の首輪を装備している時、あなたが詠唱で定めた命令を必ず完遂させるために行動を行う必要がある。そうしなかった場合、対象は1秒に(CL×CL)点のHPダメージを受ける。効果時間は一年。
《契束》は一週間に一度しか使用することができない。
《契束》を使用した直後から一週間の間、あなたの翼は黒くなり、瞳は赤く染まる。
《瞬鳴》 Activeskill/戦闘
コスト:6soul
射程:武器 対象:単体(動作型)
対象に攻撃判定が同時に(SL)回発生する刀による攻撃を行う。
《ブシドウスピリット》の効果を受けている時のみ使用可能。
取得するにはウェポンマスタリ:刀が(SL)以上必要。
《アーマーブレイク》 Activeskill/戦闘
コスト:(SL×5)MP,(SL×4)soul
対象:自身・武器(付与型)
次に行う刀による攻撃で発生するダメージ計算時、対象の装備している防具全ての防御力を-(SL×装備している刀のレベル+対象となる防具のレベル)。
1ラウンドに(SL)回まで使用することができ、効果は重複する。
取得するにはウェポンマスタリ:刀が(SL+1)以上必要。
《エッジディフェンス》 Activeskill/戦闘
コスト:(SL×2)MP
対象:自身・武器(付与型)
次に受ける攻撃を両手剣で防御した場合、発生するダメージを-(武器の装備必要筋力×SL)。
魔術ダメージには適用することができない。
1ラウンド(SL)回。
取得するにはウェポンマスタリ:剣が(SL)以上必要。
《オーラブレード》 Activeskill/戦闘
コスト:45(使用する度にコスト二倍,ラウンド中)
対象:自身(付与型)
次に行う刀剣類での攻撃ダメージに+(基本魔術攻撃力)し、魔術ダメージ扱いにする。
1ラウンド(SL)回。
取得するにはマジックブレード10以上、MP500必要。
《ダブルエフェクト》 Activeskill/戦闘
コスト:2soul
対象:自身
付与型のアクティヴスキルの効果を受けている時に使用する。
あなたは更にもう一つだけ付与型のスキルを発動することができる。
取得するにはバトルスキル10以上が必要。
《レイジ》 Activeskill/戦闘
コスト:(CL×20)MP
対象:自身(付与型)
あなたが次に行う武器攻撃のダメージに+(最大HP-現在HP)する。
このスキルは使用した場合、次のラウンド終了時まで使用することができなくなる。
取得するには何らかのウェポンマスタリ10以上、CL10以上、Vit,Str150以上が必要。