Next Quest 4
迷いの森。
道という道の無い、木々ばかりが鬱蒼と茂っているこの森は、ログナー大陸最南地区を南部から隔てる、広大な森である。攻略危険地区として、ネット上では未だに未踏派地区であるとしばしば話題になっているのだが、僕達はそれを知る由もなく。
今、オーヴィエルは昼を少し回った時間だ。
Beastrageの砦のように、トラップがあったり盗賊が襲ってきたりということはないが、野生動物や見たこともない巨大な昆虫が襲ってきたりと、僕とリースはかなりの苦戦を強いられた。
経験点はかなり手に入り、レベルが3に上昇したのはいいが、それでもやっぱり辛いことに変わりはない。
「あと《バシネス》は四回、くらいしか使えません」
「どれくらいでこの森を抜けられるか分からないから怖いね……」
これまでの戦闘では、なるべくリースの魔法力を温存するために、HPを回復する低位神聖魔術の《バシネス》と、緊急時の《プロテクション》以外は使ってこなかった。
僕とリースは木々の間をくぐりぬけるようにして、迷いの森をかれこれ現実時間で二時間ほど歩いている。途中小さな湖や、少し視界の拓けた場所で休憩はしたけど、それでもかなり精神的にまいってしまっている。
「あ、段々木が少なくなってきたね。そろそろ到着ならいいんだけど」
がさがさと草木をどかして進路を確保する。歩き易い場所に来れたようで、少しだけほっとする、のも束の間。
「ユウさん、あれは」
「ん?」
リースが指差すほうに眼を凝らして見ると、熊、以前戦ったモネトが一回り大きくなったような動物が暴れまわっていた。
「なんで暴れてるんだろう。見つからないように迂回する?」
「よく見てください。何か、光のようなものを追いかけまわしてませんか」
巨大モネトが執拗に飛びかかっている軌跡を見て、その先も見回す。確かに、巨大モネトは何か緑色の光を追い回しているように見える。
「あれは、何だろう? サンライトみたいな魔法で誰かが操作してるのかな?」
「私の予想だと、恐らくあれは精霊でしょう」
モネトのほうへ歩を向けながら、リースはゆっくりと解説してくれる。
「オーヴィエルには、現在確認されている限りで七種の精霊が存在します。それぞれの説明は省きますが、精霊とはオーヴィエルでのマナのバランスを司る存在だといわれています。
その精霊に対応する「自然」や「環境」に溢れた場所に、精霊は多く生息します。ここは森ですから、風や地といった精霊が多いはずです。あの熊に追われている精霊は緑色の光を放っているので、恐らくは風の精霊でしょう」
ふんふん、と頷きながら、
「分かったけどどうしてモネトのほうに?」
「あの熊をやっつけましょう、ユウさん。精霊と契約をすることができれば、精霊魔術を習得できます」
「ええと、僕は魔法はちょっと……抵抗があるというか」
「ユウさんが熊を倒して、私が魔法を習得します」
胸を仰け反らせて、小さい身長でいばってみせるリース。言ってることは理不尽ながらも、確かに迷いの森を攻略する上で新しい魔術は便利なものかもしれない。
「オッケー、援護お願い。大分前にあの熊には痛い思いさせられたからさ」
「頑張ってください。──《ブレスウェポン》」
ブン、と白い光が剣に浮かび、僕はそれを確認すると強く地面を蹴った。
がさがさっ! と強い音が鳴ったため、熊はこちらに気づいたようだ。距離にして5m、その地点で視界に戦闘開始というメッセージが表示された。
リースも遅れて走ってきて、精霊をかばうような位置に立って、酷く似合わない装飾剣を構えてみせる。
こちらを敵だと認識して、鋭い爪を振り下ろす巨大モネトの攻撃を、僕は小さくしゃがんで避け、バッシュを発動してから反撃を与える。
モネトも反射でそれ危ういところで回避し、バッシュの効果が残っている返しの攻撃を、豪腕で受け止めた。
「つ、強っ!」
モネトは僕を弾き飛ばすと、四足の獣ならではの凄まじい脚力で跳躍、接近して岩石の塊のような体で体当たりを仕掛けてくる。
「っ、《フルディフェンス》!」
避けられないと悟った僕は、咄嗟にクイックスキルを発動する。
本来は弓や魔術攻撃を自分に引き寄せて味方を守るスキルだが、ラウンド終了時まで防御力が上昇するという効果がある。
盾と剣を交差させるようにして体当たりを防ぐが、それでもHPを半分ほど持っていかれてしまう。
「《バシネス》!」
リースが回復魔法を発動し、僕の体を光の粒子が駆け抜けた。
モネトから受けたダメージを一気に回復し、僕は再び体勢を立て直す。
噛み付いてきたモネトの頭を半身で避け、盾で殴りつけてから一気に跳躍し、モネトの背に乗る。
暴れるモネトの首筋にバッシュを乗せた攻撃を繰り出した。
「ゴアアアアアア!?」
器用に腕を背面に回して殴ってくるが、それをなるべく受けないように盾で弾き返しながら、引き剥がされまいと必死に剣に力を込める。
「う、わっ!?」
モネトは地面をごろごろと転がり、僕は吹き飛ばされるようにしてリースのほうへ転がされた。
「大丈夫ですか、ユウさん。あの野生動物、かなり高いレベルだと思われます」
「なんとか。それは僕にもよく分かるよ。
だからちょっと、貸りるよ!」
体勢を立て直したモネトが、首筋から真っ赤な血を出しながらこちらに突進してくる。
僕はリースの手から装飾剣を奪い取ると、ずしりと手に重いそれを突き出すようにして突進した。
「うああああああっ!」
疾走。現実の僕よりも遥かに早い走り。風を切る感覚が、ユウの感覚をより鋭敏にしていく。
モネトが体当たりのフォームをつくり、インパクトの瞬間がスローモーションで流れていく。
僕は装飾剣を地面に突き刺し、そのまま棒高跳びのようにして跳躍。空中を一回転して、ちょうどモネトの背後あたりを跳んでいるところで、僕の感じるスピードがいつも通りに戻る。
脚を大きく振りかぶった体勢、僕はアクアの鮮やかな蹴りと、その作戦を思い出しながら、鋭い蹴りをモネトの首筋、僕の剣の柄へと入れた。
どすっ! と鈍い音が響き、モネトの首を貫通した刃が僕の眼に入る。そして、<GET Exp+2200>という文字も同時に。
「はっ、はっ」
荒い息を吐き出して、呼吸を整える。
気がつくとリースが地面に刺さった装飾剣を回収し、その手に。反対側の手で僕の額を布で拭いてくれていた。
「今のはあまりに無茶ですよ」
めっ、と軽く額を叩かれる。
「不思議と、できるような気がしてさ。なんだかんだ倒せたんだし、怒らないでよ」
はぁ、とリースは小さく溜息をついて、振り返る。
「そちらは、無事でしたか? お怪我などはありませんか」
しゃがみ込んで、話しかけている。
そこには、緑色の光を放つ虫の羽のような羽根を持つ、小人がいた。
緑色の髪を後ろでポニーテールのようにしてまとめていて、瞳はやはり緑。どこか中性的な顔立ちをしている。
「ん、怪我してないよ! あんなどん臭い熊野郎なんかにボクが怪我するわけないしね~」
きゃっきゃっと笑う精霊。ぴくり、と一瞬だけリースの手が硬直する。反応が予想外だったのだろう。
「でもお兄ちゃん達強いね。この森のこんな場所に入ってきてるんだから当然だけど」
「え、こんな場所っていうのは?」
僕は剣を回収して鞘に収めてから、精霊に聞く。
「こんな場所はこんな場所だよ! 森の全部の道に繋がってる『地盤の道』だからね~」
リースが興味深そうに、
「地盤の道? ここからはログナー南部と最南部以外にも行けるの?」
「そりゃあ行けるよ! 霊峰と、始まりの丘にはここからしか行けないし。お兄ちゃん達はどこ行くの?」
「僕たちはログナー大陸南部に行くんだ。最南部のほうからこの森に入ってきたんだよ」
精霊はぱたぱたと羽根を動かして僕達と同じくらいの目線まで飛ぶ。
「ふうん。道案内してあげないこともないけど」
「本当? 助かるよ」
だっけっど、と精霊は小さく指を鳴らして(本当に小さい)、条件を提示した。
「僕はこの森から出られないんだ。だからお兄ちゃんかお姉ちゃん、僕と契約してよ」
出られないから契約? 僕の頭の上には疑問符が出ていたが、リースが視線で「後で説明します」と語っているので、黙っていることにした。
「私が契約しましょう。私は天使のリース。あなたの名前は?」
「僕は風の精霊、ニェツェの"ゼファー"」
では、とリースが装飾剣を地面に刺して両手をあげる。
「ゼファー、私の運命を切り開く風となりなさい」
「僕は世界を見るために、リースの風になろう」
突如、凄まじい風が吹き荒れて、森がざわめいた。
風で髪が流され、白い奔流ができる。やがてそれが収まると、リースはゆっくりとこちらに振り向く。
「契約完了です。スキルを取得しながら精霊について、説明しますね」
「うん、記憶がないせいで常識もなくてゴメン」
ははは、と苦しい言い訳をしてみせる。今更ながら便利な設定だと思う。
「まず、多分ユウさんが一番疑問に思っている、どうして精霊がいないのか、ですが。これは、ゼファーが私のマナの一部となったからです。
ゼファーは私の視線を通して世界を見ることができ、私が精霊魔術を行使する際にその身を世界に現します」
「じゃあゼファーには僕が見えてるんだね?」
「その通りです。《インカネーション》という精霊を呼び出す専用の魔術もありますので、それを取得して道案内を頼もうと思います。
そして次に、先ほどゼファーが森から出られない、と言ったことについてですね。精霊は、各々が定められている場所から動くことができません。もし、自分自身の持ち場から離れた場合、適合マナが足りないので消滅してしまいます。
ですが、精霊が人間や魔力を持った存在と『契約』をすれば、その問題も解決されます。
契約をした精霊は世界からではなく、契約した存在のマナを吸収して生きていくことができるからです」
「それって、リースのマナに負担をかけるってことじゃ……?」
「それが精霊魔術のデメリットです。精霊魔術は取得しているだけでマナ自動回復速度を50%も減少させますからね。
ですが、それに見合う性能と効果は期待していいでしょう」
言いながら、空中に指を走らせるリース。僕には見えないけど、スキルウィンドウを操作してるのだろう。
控えめなファンファーレと共に、リースのウィンドウ操作は終わった。てっきり魔術だけかと思ったら、レベルも上げたみたいだ。
「おめでとう、リース」
「やっとレベル2です。いくつか精霊魔術を取ったので、これでそこそこ活躍できそうですね」
攻撃魔術はありませんけど。と小さく付け足して、リースは早速基本となる精霊魔術を発動させた。
不思議な発音の言葉の羅列、詠唱を行い、魔術を完成させる。
「《インカネーション》」
リースの目の前に緑色の光の文字で組まれた扉が発生し、そこからゼファーが飛び出すようにして出てきた。
「ふーん、案外素質あるかもなお姉ちゃん。予想してたよりずっとマナが多い!」
「Min極ですからね」
ふふ、と笑うリースに、ゼファーは反応できていなかった。
メタな発言が分かるのはどうやらプレイヤーキャラクターだけらしい。
「ゼファー、早速道案内をお願いできますか」
「いいよ」
小さい羽根で器用に飛びまわって、僕達の前に出るゼファー。
「こっちこっち! 今から行けば日が沈む頃には着くよ!」
「意外と短いんですね」
「迷わなければ、この森は小さいんだよ」
あまりに頼もしい言葉にリースは苦笑するしかなかった。
見たこともない樹木や草、それらは全てオーヴィエルにのみ生息する植物だという。
僕達は迷いの森を歩きながら様々な植物を見てきている。ゼファーはこの森の植物に詳しいようで、色々と教えてくれた。
「あの実は毒あるから食うなよ! キネックはあれを食べるけど、人間が食べたら駄目だからな!」
と、ゼファーが指差す先には桃のような、綺麗な色をした果実。おいしそうに見えるものを取って食べてはいけないということだろうか。
「あれは何?」
リースが指差す先には、真ん丸い、野球ボール大の果実がなっている。
「あああれは──お、いい物見つけたな!」
ぱたぱたとゼファーは高速で飛行すると(とはいっても人間から見ると大した速度ではない)その果実をもぎとってきた。
「リンゴだ!」
「げほっ」
りんごみたいだね、と言おうとした矢先にその名前が判明してしまった。
「……リンゴですね」
「その実、魔法力が詰まってるんだ。持っておくといいかもしれない」
「半分こ、と言いたいところですがユウさん、これは私が食べるしかなさそうですね」
効果うんぬん抜きで純粋に食べたそうにしていたリースがそこにいた。
「う、うんいいよ。僕が使うMPなんてバッシュしかないしね」
リースは大事そうにリンゴを僕の持っているバックパックに詰めた。そんなに食べたいのならログアウトして八百屋に行ってくれば、とは口が裂けても言えない。
「おかしいや」
「どうかしたんですか?」
「この辺りはシャーマンの縄張りなんだよ。ただ、気配がない」
ゼファーが神妙な面持ちで呟く。
「逆にそのほうが助かります。今の内に突破しましょう」
「シャーマンって?」
「呪術師のことですね。オーヴィエルに呪術は存在しないので、影魔術でも使うのでしょうか。
とにかく、魔術を扱う敵は厄介です。私達は遠距離攻撃手段がありませんからね」
「じゃあシャーマンが出たら、逃げたほうがいいのかな?」
「状況に応じて、臨機応変に対応しましょう。
無理だと判断したら、迷わず逃げるようにしましょう」
ずるずると装飾剣を引きずりながら、リースがそう言った。台詞だけ聞くと頼もしいんだけど、外見がそれにそぐわないせいか、ときどき違和感を感じてしまう。
「まぁ、もう抜けるからいいんだけどさ。ここからもう空が見えるだろ? あと何時間かで森を抜けられるよ!」
「空……もう夕方みたいですね」
薄紅の光が差し込んで、森はどこか神秘的な色を醸し出していた。
とても大きな一本の木が目に入り、キャラクター作成時の一つの質問を思い出した。
幻想的な森の夜の風景、ここで、見てみたいと思ってしまった。
「リース、少しここらで休憩しない?」
「そうですね……。さすがに手が痛くなってきましたし」
だからその装飾剣を捨ててしまえば、とは口が裂けても言えなかった。
僕とリースは大きな木の下まで歩いていくと、荷物を降ろして木に寄りかかった。木の太さなんかは僕とリースで両方の手を合わせて円を作っても及ばないくらい太い。
「ちょうど、私達の世界もこのくらいの時間ですね……」
「私達の世界って、何だ?」
「リ・インカネーション」
すう、と空気に吸い込まれるようにしてゼファーが消える。
酷い契約者もいたものだと、くすくすと笑う。
「そっか、もうそんな時間なんだよね。あ、ごめん、FLメッセージでいいかな?」
「構いませんよ。私と話しているとソウルがいくらあっても足りませんからね」
くすくすと笑いかえすリース。気がつけば僕のソウルは280近くまで減っていた。気をつけなくちゃいけない。
『今日は何時くらいまで遊べるかな?』
『私の家は夕食が早いので、あと二時間くらいですね。その後なら夜遅くまで遊べますよ』
『そっか、じゃあ森を抜けたら一度解散かな? 僕も夕食があるから八時か、九時くらいにもう一度ログインするってことでいいかな』
『それはログアウトする前に決めることにしましょう。
とにかく今は、それまでに森を踏破したいですね』
リースは立ち上がり、そしてすぐに転んだ。
それはもう見事に、地面にキスする勢いで転んだ。
「だ、大丈夫……?」
リースは倒れた状態のままでこちらを見ずに聞いてくる。
「今、揺れませんでしたか?」
「うん、僕もそんな気がした」
確かに、ちょっとした地震と同じくらいのレベルで揺れた。
地響きのような音が聞こえてきて、慌ててリースが半身を起して荷物を集める。
「地震……? にしては妙ですね」
「うん、揺れが収まったら離れ──っ!?」
突如、僕達の座っていた地面が盛り上がり、巨大な木の根が、踊りかかってきた。
「っ!? 《プロテクション》!」
リースが僕と自分自身を守るように、羽根にプロテクションをかけて木の根を防御する。
「うぁぅっ」
リースはそのまま地面を転がるように吹き飛ばされ、僕は盛り上がった地面を滑り落ちるようにして、リースのすぐ近くにまで落とされた。
「痛いです……《インカネーション》」
光の扉を開いて、再びゼファーを呼び出す。
「ねっ、ねえ! 早く逃げたほうがいいよ! あれ、トレントだ!」
「私としたことが、迷いの森と言ったら定番なのに……」
それでもしっかりと装飾剣を握って、リースは一気に走る姿勢を取る。
僕もバックパックをまとめてから走る。振り返ると、巨大な木が根っこを脚と腕にして走りながら僕達を攻撃してきている。巨大モネトの比ではない巨大さに、背筋が凍る。
「ゆ、ユウさん脚早いです!」
「ごめん!?」
頭が混乱しすぎてどう反応すればいいのか分からなかったけど、リースを置いていくわけにもいかない。僕はリースと同じ速度まで走りをゆるめる。
どすん、どすん、と木の根が回りの木々をなぎ倒しながら僕達を襲う。
「嫌っ、嫌です!」
「僕も嫌です!」
背筋を木の根がかすめ、鎧が抉れ、背に激痛が走る。
ほんの少しかすっただけで、僕のHPは四分の一ほど減少していた。
「《バシネ》──ッ」
リースが回復魔術を発動しようとしたところで、木の根に脚をさらわれて派手に転倒した。リースのHPを示すバーが八割方赤に染まる。
「リース!」
「──────《ウィンドバリ》」
勿論、間に合わない。
神聖魔術とは違い、精霊魔術は天族種でも詠唱時間が発生する。
リースも、分かっていたのかもしれない。
転倒したまま顔を伏せている。
僕には、全ての時間が止まっているように、見えた。
その止まった時間の視界で、僕はハッキリと見た。
金色の髪、酷く整った容姿、すらりと高い身長。
黒いスラックスの先、刃の着いた靴が、木の根を止めているのを。
「ったく。てめーは女一人守れねーのかよ」
低く、迫力のある声。
全く違う容姿、声、それでも。
僕にはそれが誰だか分かった。
「ぼさっとしてねーで、さっさとやるぞ!」
「う、うん!」
剣を手にして、立ち上がる。
確信があった。僕達は、負けない。
・Skill information
《バシネス》 Horymagic/マジックマスタリ:神聖魔術
コスト:4MP 詠唱:2sec.
対象:単体
射程:(SL×5)m
対象のHPを(Min÷10+SL)の回復値で回復する。
使用、取得には慈愛神ノイへの信仰が必要。
《インカネーション》 Spiritmagic/マジックマスタリ:精霊魔術
詠唱:2sec.
あなたが契約した精霊を顕現する。
顕現中、あなたのマナ自動回復速度は-50%されるが、あなたが行使する精霊魔術の詠唱時間が-1sec.される。
《ウィンドバリア》 Spiritmagic/マジックマスタリ:精霊魔術[風]
詠唱:4sec.
コスト:(5+SL)MP
発動地点から直径(SL×2)mの風のバリアを作り出す。
バリアの中にいるキャラクターがバリアの外からの攻撃、魔術攻撃によって受けるダメージを-(SL×10%)する。
また、効果を受けているキャラクターは風属性魔術攻撃によるダメージを受けなくなる。