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転生したらヒロインが男でした!【完結】  作者: SoL


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それから数日が経ち、今日は貴族の交流会も兼ねた入学レクリエーションの日だ。夜会の学園バージョンと言う簡単なものだが、ここで誰と踊るかにより、今後のストーリーは大きく変わる。



分岐ルートに移行するまでの共通ルートでは、選ぶ相手、行く場所により好感度が上がる相手が変わる。分岐ルートでは、その時最も好感度が高かった人のルートに行くのだ。



今日はその1回目。いちばん大切なイベントだ。このイベントでは通常イベントより上がる好感度が高く、攻略したい人を選ぶのがいい。もちろん、ヒロインにはユリウス様を選んで欲しい。



模擬夜会なので、今日はパートナーやダンスの回数制限無く、ダンスフロアとなる講堂から出ない限り、各々好きな事をして過ごしていいことになっている。



って言うか、昼に行われているこの模擬夜会。夜会ではなくて昼会なのでは?と言う疑問を持ちつつも、私は会場に入った。入った瞬間、全員から注目される。



いたたまれなくなり、給仕からドリンクを受け取ると、そそくさと壁の華になるべく端へ向かった。たくさんの視線を浴びながらグラス半分までドリンクを飲んだ時だった。



学園長先生が舞台袖から出て来て、始まりを告げる挨拶をする。そして挨拶が終わると同時に、音楽が流れ始めた。



「リリアンヌ様、私と。」


「いやいや僕と!」



いつの間にか傍に来ていた男子生徒多数に囲まれてしまった。みんな、我先にとダンスの誘いをしてくれる。



ゲームでは男子生徒に囲まれてチヤホヤされていたリリアンヌ。そこにヒロインちゃんが、男子生徒全員を魅了するほどの綺麗なドレスを着て、遅れて登場するんだったのよね…攻略対象のうちの一人と共に。



そしてそのままファーストダンスを踊ると言う流れになっている。確か、ドレスの取り寄せが遅くなってしまったとか何とかで…なんて考えていると、ゲーム通り遅れてヒロイン(男)が到着。隣にはユリウス様。



ホールの玄関から何かを探すようにキョロキョロを周りを見渡し、私と目が合うとイケメンスマイルを浮かべて、ユリウス様と2人、こちらへ近付いてきた。



なになに?私は蛇に睨まれた蛙の如く動けなくなり、固まっていた。



「お美しいリリアンヌ嬢。どうか私とファーストダンスを音待ってはくれまいか。」



ブレア様は片膝をつき、片手を胸元、もう片方の手で私の手をすくいあげ、手の甲にキスを落とした。

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