表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したらヒロインが男でした!【完結】  作者: SoL


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/50

29

「リリアンヌ様!これはどういう風に解くのですか?」


「ここはこの公式を当てはめて…この場合少しややこしくて、Xに6を入れるのよ。」



今日から始まった放課後勉強会。最初は私がブレア様に、ユリウス様がエリザベス嬢に教える組み合わせだったのだが、エリザベス嬢にリリアンヌ様に教えて貰いたいですとお願いされ、私が教える事になった。



エリザベス嬢の飲み込みは早く、私達に追い付くかのように吸収して行った。



「私、学園へ通うのすごく楽しみだったんです。今まで体が弱いせいでお茶会へ行く事もありませんでしたし、夜会に至ってはこの間デビュタントでしたので。」



なのでこうしてみんなで勉強って、青春ぽくて楽しいです!と笑顔で笑う彼女。とても可愛い…それにつられて私も笑顔になる。



「沢山楽しみましょう!」


「はい!リリアンヌ様!」



妹が出来たようで気分が良かった。前世含め、弟しか居なかったので、妹のような存在は新鮮だ。何度、こいつが女であれば…と願った事だろう。



今世でも弟は居る。が、最近少し生意気になって来て、可愛さの欠けらも少ししか無い。昔は私とユリウスの後ろをずっと着いてきて、少し煩わしかったが、それすらも今となっては愛おしい。



そんな弟も次の4月で学園の中等部へ入学すると共に社交界デビューが待っている。この世界では、男子は中等部へ入学とともに社交界デビュー。女子は高等部へ入学と共に社交界デビューだ。



と言っても女子は中等部はなく、さらに希望者のみ高等部へ入学なので、全体数ではかなり少ない。女子の約3分の2は、そのまま婚姻するか、勉学が主の学園ではなく、花嫁養成学校へ入学する。



とても厳しくて、マナー等を徹底的に教えこまされる寄宿学校だそうだ。考えただけで私には無理だと分かるので、本当に学園に通えてよかった。



「リリアンヌ様?どうしたんですか?」


「あ、ううん。何でもないわ。」


「そうですか?」



上目遣いで頭を少し傾ける彼女。すごく可愛い。小さいから余計に…愛玩犬のマルチーズに似ている。



「そう言えば!私昨日夢を見たんです!」


「へぇ。どんな?」


「温室?のような場所に居て、どこの温室なんだろうと少し不安だったんです。けれど、そこにブレア様がいらっしゃって!」



運命なのかな!ってすっごくドキドキしちゃいました!!胸に手を当てて微笑む彼女。ブレア様を…私はまだ夢で見た事がないのに、少し羨ましいと思いつつ、ブレア様の方へ目線をやる。



当の本人はと言うと、少し困惑した様子でエリザベス嬢の話を聞き微笑んでいた。多分、ブレア様の子の表情に気付いたのは、私だけだったような気がする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ