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転生したらヒロインが男でした!【完結】  作者: SoL


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ブレア様の風邪も治り、時間は淡々と過ぎていた。あの噴水事件から5日、今日は秋の舞踏会である。毎年王宮で行われる四季の舞踏会では、ドレスコードがある。と言ってもドレスなのは当たり前なので、色の指定だ。



去年の秋の色は黄色だった。毎年前シーズンの舞踏会で次のシーズンの色が発表されるので、貴族達はそれを聞いてドレスを作る。



今年の秋は紫色だ。私は瞳と同じくらいの薄い紫に、アメジストで作られた髪飾りをする。デビュタントの時の侍女の気合いの入り度合いは凄かったが、その熱は冷めることなく、王宮舞踏会の度にこれでもかと言うほど、気合を入れて飾られる。



デビュタントも王宮で行うため、カラーコードでは無い白色のドレスを身に纏う淑女は、皆デビュタントとという事になる。



確かゲームでは、ヒロインがシュタイン王国の舞踏会はこれが初めてになるので、1人だけ白いドレスを着ていたことを覚えている。



そしてヒロインにはこっちに父や兄弟は居ないため、ルート確定した攻略対象と踊る。ユリウスルートでは、ユリウス様とファーストダンスを踊り、リリアンヌの不興を買うのだ。



ユリウス様は又従兄弟で親戚なのでファーストダンスを踊ったのだが、それが他の貴族達にあらぬ誤解を与えるきっかけとなってしまう。



リリアンヌは中庭へヒロインを呼び出し、罵詈雑言浴びてた挙句、手に持っているワインをぶっかけて突き飛ばすのよね。



そのせいでドレスは汚れ、泥だらけになったヒロインちゃんは、こんな格好でダンスホールへは戻れない。と1人ガゼボで泣いているところ、ユリウス様が駆け付けるのだ。



他のキャラの場合、それぞれの悪役令嬢に突き飛ばされた後、慰められた段階で婚約を申し込まれるのだが、ユリウス様にはリリアンヌという婚約者がいるため、婚約破棄をしてヒロインと婚約すると誓うのよね。



各ルートに入ってからはひたすらに恋人らしいイベントが多く、飽きない仕様になっている。



ああぁヒロインちゃんが、白いドレスで攻略対象と踊る場面が生でみれる!!嬉しすぎてテンションが上がってしまう。



準備も終わり、馬車へ乗り込もうと外へ出ると、1人の青年が待ち構えていた。



「お手をどうぞ。今日1日貴女のパートナーになれる栄光を僕に。」



そう言って恭しく片手を差し出すブレア様。



「喜んで。」



そうだった。この世界のヒロインは、男になっていたのだった…

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