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転生したらヒロインが男でした!【完結】  作者: SoL


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「ブレア様。お客様をお連れ致しました。」



侍女がドアをノックして来客を伝える。中からはケホケホと少し咳が聞こえて来る。ブレア様の少し掠れた声で通してあげて。と返事が返ってきた。



侍女が扉を開け、私は中に案内される。中は3人で座っても余裕なくらいの大きさのソファが2つ。長机が1つ、1人がけの椅子が1つ備え付けられていた。



私はとりあえずブレア様の傍らに立ち、昨日の事を謝罪する。



「私を庇ったせいで風邪をひいてしまわれたと聞きましたわ。本当にごめんなさい。」


「気にしないで。ケホッ…君のせいじゃないよ。僕の管理不足だ。」



そう言ってブレア様の方が申し訳なさそうな顔をする。そんな顔をさせたいわけでは無いのに…咳のせいでお話することが辛そうだ。



「あの、お見舞いの品にとゼリーを持って来ましたの。食欲が無くてもゼリーなら食べられると思って…」



嘘だ。本当は昼食のデザートにしようと、カップに入れて持ってきたのだ。まぁ嘘も方便。急なことで見舞いの品は用意できなかったのだ。



「ありがとう。早速頂くよ。そうだ、せっかく来てくれたんだし、今日の学園での授業の内容とかおしえてよ。」



彼はそう言ってゼリーを受け取ると、傍に控えていた侍女に手渡し、お皿に移し替えて貰っていた。そしてその侍女は予め用意されていたであろうカップに紅茶を注ぎ、私を席へ案内してくれる。



そして頃合を見計らって、他の侍女がお菓子を運んでくる。何この手際の良さ…さすが王宮侍女!王族に仕えてるだけあってしご出来なんだなぁ。と呑気に感心していた。



「ありがとうございます。いただきますわ。」



いつも飲んでいるお茶と違う?そう思い、一口だけ啜る。



「ん!すごく美味しいですわ。」



濃厚なミルクとほのかな甘みが口の中へ広がる。甘すぎず、少し紅茶の美味しさも残っていて、美味しい飲み物だった。



「この紅茶に使われている茶葉は、リーゼン公国原産の茶葉でね。普通に飲むと当たり障りのない少し渋みがある紅茶なのだが、こうしてミルクと砂糖を入れると味わい深くなるんだ。」



ブレア様は驚く私を見て自慢気に話してくれる。これは革命だ。帰ったら早速お父様にオネダリしないと!!



2人でお茶を楽しんでいると、ユリウス様が来た。ブレア様はいいとこだったのに。と少し膨れる。ユリウス様はそんなブレア様をあえてスルーして、風邪が移るといけないからね。と言って笑いながら私の隣へ着席した。



「婚約者じゃないのにリリの隣はダメだ!座るなら空いてる椅子にしろ!」


「なんて言った?声が掠れて聞こえない。」



と終始こんな感じで3人でお茶を楽しみ、私は迎えに来た馬車に乗り、家へ帰ったのだった。



ブレア様大分元気になっていたし、明日は学校来れるわよね?

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