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Extra Episode 3 悠&紅葉

「大鷲たちずっと檻の中で退屈だろうから、二人で一緒に飛んでおいて」

悠と紅葉にそう言った。

わりと彼女たちは変身して飛んでいたので、ハバロフスクの人々に混乱はなかった。大鷲たちも城のペットとして有名だったので、カメラを向ける人が多かった。

「しかしSNSには大鷲よりも二人のスク水スーツが多く上がってるんだが、ロシア人もペドフィリアが多いのか人のことは言えないんだが」

「溝口さんのことは公式でロリコンになってますから、安心してくださいね」

ほっとしたがそんなことはどうでもよくて、二人に言うことがあったのだ。

「王妃が今三人いるんだけど、二人にもなって欲しいんだけどどうだろう」

二人は目を見てから何か話していたが、立ち位置が知りたいと言うことだった。

「五人は誰がどう考えても多いんだけどね、みんなと平等に付き合ってる以上それが公平だと思ったんだ。ただの妾がいいんだったら結婚はしないよ」


二人とも納得してくれたので、ドイツの城に飛ぶことにした。チャーター便が飛ばせる日にドイツの城に行って、先日の戦いで友好条約を結んだパリあたりを見学に行く予定だった。

「順位が下がったですかね、悠と紅葉ちゃん」

「率直に言うと三人としか結婚する予定がなかったのに、鳴と真彩と結婚したのでそうなります。そこけっこう気になるか?」

いえ、離脱問題とかあったので仕方がないですと紅葉が言った。

「ご飯もすぐ来るから食べよう。二人の好きなフレンチにしてもらったよ」

二人とも美味しそうに食事をしてくれた。私が最初に愛した三人は可愛かった。

窓のすぐ傍に座り二人は飛行機からの景色を眺めていた。我々が変身した際には超音速の何十倍も速度が出てしまうので、景色を楽しむ機会はなかったのだ。


日頃の疲れで寝ていた私を二人は起こしてくれた。政治的にベルリンにチャーター便は付いて、二人にはドレスに着替えてもらった。

「喋らなくていいから、なんとなく笑顔でいてくれ」

そう言うと二人は頷いた。

ドイツには経済援助をしてもらっていた。軍事力だけの極東王国はまだまだ経済基盤がないからだ。そのことを大統領に感謝を述べベルリンを後にした。

「これからまた飛行機でミュンヘンに行くから、大変だけど我慢してね」


城に着くとぐったりしてラウンジで珈琲を飲んだ。

二人も隣でジュースを飲んでいたので、少し部屋で休んだ方がいいと言った。仲のいい二人は同じ部屋の同じベッドで寝ていた。

圭も含めた三人で行った、イルクーツクへのちょっとエッチな旅行を思い出していた。あのままだったら全員王妃にするような無茶なことはしなかった。三人だけで過ごす未来を思い出して、少しせつなくなっていた。

「悠たちのこと想ってくれたのです?」

突然悠がそう言ったのでそうだと答えた。

「悠がいながらなんであんなことになったのか、楓の件があったとは言え三人への愛情は確かな物で、変わることはなかったはずだ」

これは愚痴だすまんと言いながら泣きそうになった悠をの頭を撫でた。


「木島社長のことを聞いてもいいか。嫌だったらいいぞ」

「あの人は重度ペドフィリアだからわたしを魔法少女にしたのです。付き合ってはいましたが数回しか会ってないのです。だから身体は綺麗なままだったのです」

私は頷きながら、代わりが私で良かったのか聞いた。

「溝口さんは既に圭ちゃんとお付き合いしてたのでちょっとだけ迷ったです。だけどわたしを可愛がる様が木島さんに似ていて、この方もペドフィリアと確信してから落とすしかないと思ったのです。ちょっと強引だったのは謝ります」

理由がペドだったことに納得はいかなかったが、悠をすぐに気に入ったのは確かだった。圭の二股OKの了承をもらい付き合うことにしたんだった。

「木島さんが死んで自死しようとしてただろう。そんな危ない女の子が目の前に見たら助けたくなる、ペドもあるがそれが一番の理由だからね」

悠が目を閉じたので口づけをした。ついでにちっぱいも触った。


城のアミューズメント施設に連れ出すと悠はすぐにゲームをした。紅葉はゲームに疎いらしいので、同類の私とビリヤードをした。

まったくのド素人ということで最初から教えたのだが、運動神経がいいのかわりとすぐに普通に遊べるようになった。

「紅葉上手いね、一日でこれだけ上手くなった女の子は初めてだよ」

そういうと紅葉は笑顔になって抱きついてきた。

「紅葉は寂しいか、あまり訪問できなくて」

そういうと下を向きながら頷いた。

「これから訪問回数を増やすよ。今までごめんな」


「お姉ちゃんのところは多いですよね。何故なんですか」

「楓は自責の念が強すぎて、私が許してあげないと死ぬからだ。周りの女の子からも冷たくされて、救うにはこれしかなかったんだ」

「前にも言ったけど優しすぎなんですよ。自分を殺そうと女を許しちゃうんですか。そんな生き方してたら命を縮めちゃいます」

「香織と佳林は許さなかっただろう。基本的に私に逆らったものは皆殺しするのが私の考え方だ。楓は私への愛憎からの凶行だから許したんだ」

そう言えば香織と佳林を殺す時は躊躇いがなかったと紅葉は思い出した。

「明日はフランス政府の方から観光案内を申し出てきた。余計な事は考えないで楽しもう紅葉、それとちょっと部屋にきてくれる?」


かわいいスウェットの紅葉が部屋に来たので、飲み物を出してもてなした。

ベッドに誘うとすぐに潜り込んできたので頭を撫でた。自分でスウェットと脱ぎ始めたので手伝った。私が全裸を好まないのを知っていて、下着だけは残した。

ゆっくりとブラの下から胸を触り、キスをしながらブラのホックを外した。小さな胸をやさしく触りながら腕を上に上げてもらった。パンツの下に手をやり充分濡れてきているのを確認しながら、私のモノを挿れていった。

紅葉の中の暖かさを感じて、少しづつ動かしていったのだが紅葉の興奮が凄かった。一カ月近くご無沙汰にしてたのを謝罪しつつ、激しく動かすと彼女は果てた。

紅葉の興奮が収まらない様子だったので、やさしく胸を撫でながら寝かし付けた。もう一回くらいできたがこれは取っておかないといけないので我慢した。


パリは付き人と一緒に、凱旋門、オペラ座、ルーブル美術館を見て回った。最後にセーヌ川を回る遊覧船に乗った。

食事の時に付き人と別れ、ランチをする場所を探した。わりと良さそうなフレンチのお店があったのでそこに決め三人で入った。

「パリは治安が悪いと聞いてたけどあまり感じなかったね。もっとも我々は無敵だから軍隊相手でもなんともないんだけれど」

「セーヌ川回るのよかったです。綺麗な場所だったのです」

そう悠が言うので紅葉も頷いた。


帰りもフランス政府がハイヤーを出してくれたのでそれで城に帰った。

三人とも疲れたので仲良くハイヤーの中で寝た。最初に起きた悠が私を揺さぶり起こしていたので、抱きしめて身動きを取れなくした。

「悠、どうした?まだどっか見たいところあったのか」

「そうではないのです。悠のこと好きですか」

さらに強く抱きしめて好きだよと答えた。悠は好みのど真ん中だった。

ハイヤーの中ということを構わずディープなキスをした。途中で紅葉が起きてきたがそれもまったく気にしなかった。紅葉も高まってきたようなので、二人にキスをさせた。もともとそういうことが好きな二人は、私の目を気にしないで身体のさわりっこをした。二人のシャツを開くとどうなるか見ていたら、完全にレズセに見えた。


城に戻り高い屋上から下を見ると街は小さく見えたが、冬ではないので暖かいものを感じた。悠もやってきたので肩を抱いて二人で見た。

「この城は夏がいいね、冬は寒いから。もっともハバロフスクの城はこれより全然寒いけれど。どっちの城にも行き来すればいいかもね」

悠は話を聞かずおんぶをねだった。仕方なくおんぶしたまま城を回った。


部屋のリビングで悠を下ろすと、ハーレム生活への愚痴を語った。みんなのところに通う回数が多すぎて辛いと。主に浮気されたくない私の我がままなのだが。

「そんなに通いたくないところには月一じゃダメなんです?」

悠はそれ耐えられる?と聞いたら強く抱きついてきた。

「最初にここに来た時は、圭にすぐ告白されてそれを受けたんだ。幸せだった。その後悠と紅葉を圭の許可のもと彼女にしたけど限界だった。それが全員になったのはいろいろあるけど、不老民族で男が一人だったから。年を取らない彼女ってある意味理想かもしれないけど、いずれ死ぬ男とは無理があると思ってこうなった」

悠はうんうんと頷きながら聞いていた。


「愚痴ばかりでごめんな。疲れてるんだ俺」

久々に主語を変えて悠に謝罪した。

「明日、チャーター便で帰るから今夜は一緒に寝てくれな、悠」

そういうと服を脱ごうとしたので、それはもうちょっと後と言った。


チャーター便で朝食をいただくとすぐに悠を連れて部屋に戻った。もう完全に臨戦態勢は整っていてナニがぱんぱんだった。

「悠、やるよ。加減しないから覚悟してね」

悠は異常に服を脱ぐのが早く、あっという間に全部脱いでしまった。

小さな胸を丁寧に舐めてあげて、キスをしながらクリトリスとアソコを撫でた。これだけで大きな声を悠が出したので客室乗務員員や紅葉にはきっと気付かれてる。そんなこと構わずにナニを挿れて動かすと悠の声は最大になった。

大好きなペドい胸をつまみながら腰を動かすと、悠は声を出せないほど高まっていた。更に腰を強く早く動かすと悠はイッテしまった。


服を着た頃に紅葉がやってきてじーっと見てたのでもう無理と合図した。


城に戻ると悠と紅葉は3Pでと提案されたが、そんな変態的なことしたくないし労力は変わらないと断った。七人はおかしいがそれ以上は自重すべきだ。


「おかえり、楽しかったか」

圭にそう聞かれたので頷きながら抱きしめた。なんか辛いことあったのかと聞かれたが、そうではなくやっぱり圭が一番好きだと言った。

だがお前は責任ある立場だからそういうのはダメだ、そうまた断られてしまった。


悠と紅葉は後日、重婚が可能なイスラム圏の国で結婚した。

だが気になっていたのは圭だ。一番なのに皆と対等な関係で良いのだろうか。我慢して不満を溜め込むタイプだけにすごく気になった。今から二人で駆け落ちしようと言っても絶対に断るだろう圭に、どういう扱いをしてあげるべきなのだろう。

















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