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③二人の夜

ボートの上で抱き合ってキスをする私と圭、二人の姿がSNSで拡散されていた。

イエロー・メドゥーサのファンが一番騒いでいた。職権乱用だし都条例違反で許せないと。

すぐに私は単独会見を開きこのことを謝罪した。全て私が未熟だったので起こったことだと謝罪した。しかし圭とは好き合っており別れるつもりはないと言い切った。

開き直りと更に炎上したところで圭がSNSを更新した。

始まりはわたしの告白で、無理矢理付き合ってもらったと綴った。でも今では将来を誓い合う仲なので応援して欲しいと呼びかけた。

いつの間にかステージが一つ上がっていたが、私もその気なので問題があるはずも無かった。


バレるのは時間の問題だったので圭は落ち着いたものだった。

私はジュースを持って来て勉強を一休みした。

「あいつらはわたしが流されて生きてる馬鹿だと思ってるんだ。だからもっと勉強させてくれ。T大に入って彼らを見返したい」

俺でも落ちた学校は流石に厳しいと言ったら、圭は少しがっかりした様子だった。

前に圭には1日10時間勉強したと言ったがあれは嘘だった。実際には17時間勉強していた。それでも落ちた。


二人は勉強を終えるとレッスン室に行った。

鳴と真彩は自主練と称して模擬戦闘をしていた。なかなか伯仲した戦いだったが鳴のがまだ強かった。

すると圭はイエロー・メドゥーサに変身した。

光量の関係で下着(白)は丸見えだったが、もう許可は要らないと思ったのでちゃんと見た。

すると練習用の怪獣を電撃で秒殺してしまった。

精神的な成長が実戦に生きてきたのだろう。メドゥーサ化しなくてもとんでもない強さだった。

目を見張りながら鳴と真彩はそれを見た。


鳴が個人レッスンをして欲しいと私に言ってきた。圭の了解を取って受けることにした。

彼女の薔薇の花びらは、最終的に敵を包み込んだ上で消失させるので一点突破型より今のところ弱かった。そこで無数の花びらをビーム状に放ち敵を貫いたらどうだと提案した。

変身しそれを実践してもらうところだったが、強化に集中してたら変身中をガン見してしまった(ピンク)

数日間の特訓後、鳴の新攻撃は圭ほどではなかったが、威力は十分なレベルまで達していた。


圭の強さは精神的な強さにあると鳴は考えていた。そしてその中心に私がいると思っていた。

「圭ちゃんの強さは彼氏の支えがあることだと思うんです。鳴も彼氏作ろうかな」

独り言なのか私に対する問いかけなのかわからないように鳴は言った。そしてこれは罠だ気を付けろとも脳が警告していた。


圭に相談するとため息を付きながらどうしたものかと彼女は考えていた。

「ぶっちゃけると最初に誰がお前をものにするか。そういう戦いになると思ってた。たまたまわたしになっただけだ」そう圭は言った。

私はその意見に猛反論した。スイーツ屋に誘った時から私には圭しか見ておらず、他の二人は見えてなかったとちゃんと言った。

圭は顔を真っ赤にしながら、でもと話をした。

「鳴は自分が可愛いことちゃんと自分で分かってるんだよ。その上でお前をものにしようとする。若干魔性入ってるんだ」

圭のが可愛いと身を乗り出して言うと、圭は顔を赤くしながら私の頭を押し返した。


圭の結論は鳴が本気でデートに誘って来たら受けろだった。私は嫌だと駄々をこねたが認められなかった。


勉強を教えながら鳴を眺めたが、一生懸命で魔性の面影は感じなかった。学習の進捗状況は圭と違いなかなか成績は上がらなかった。

私は珈琲、彼女はレモンスカッシュを飲みながら休憩した。

「同級生の男子を見渡しても皆子供に見えちゃってダメなんです。高校生でもたぶん同じなんで難しいですね」

そうなんだと言いながら私は次の言葉を待っていた。

「溝口先生が一番良いんですが恋人居るから無理ですよね」鳴がそう言ったので、圭の許可取ってるからデートだけならいいぞと答えた。鳴の練習になるなら別にいいよと。

一瞬鳴が怖い顔をしたのを見逃がさなかった。圭の余裕が許せない、そう言った顔だった。

「デートなら構わないんだが、行きたくなければそれでいいよ」私が追い込んだので鳴は一緒に行きましょうと答えた。



社会的な死を避けるため、地味なデートスポットにした。

小さな滝が何本かあるが、特に美しい訳ではないので観光客はまばらだった。滝の横を上に登って行くと川があり涼しさを味わえた。鳴は靴と靴下脱ぎ裸足で川の中に入った。20cmの深さはないので丁度いい。

ピンク色のサマーワンピと麦わら帽子が似合っていた。

「すごく気持ちがいいです。正さんもこちらにいらしてください」

呼ばれたので俺も裸足になって鳴の元に行った。鳴が転びそうになったので助けた。助け起こすと鳴が腰を屈めながら腕を組んで来た。小さな胸の感触を腕に感じた。

来た道を降りて滝つぼを見てから周囲を散歩した。何度か腕を組まれそうになったが巧みに手を引き避けた。

近くの湖も見て夕方が近づいたので、そろそろ帰ろうと鳴に言った。

「正さんすみません。両親には友達の家に泊まると言ってしまったので、何処かで泊まって行きませんか」

断るのが正解なんだろうが、ここまでする真意を知りたかったので了承した。

近くの温泉宿で二部屋取ろうとしたのだが、鳴が一部屋がいいと強く主張したので折れた。


「混浴無くて良かった。鳴は絶対に入って来るだろうから」小さく呟きながら温泉に肩まで浸かった。美少女とデートしてお泊りまでしてるのだから多少は嬉しかった。しかし自分が好かれてる気があまりしなかったので落ち着いていた。

部屋に戻ると、フロントには兄妹って言ったのに布団ひとつに枕が二つだった。

後からお湯から出た鳴が来た。濡れた髪が色っぽかった。

食事を運んできてくれたので変な気持ちになるのを抑えられた。


雑談をした後で二人で同じ布団に入った。圭にも承諾を得ていない同衾お泊りだったので居心地が悪かった。ただ後はもう寝るだけなので心配はしていなかった。横になって暫くすると鳴が腕を回して抱きついてきた。

「鳴、そこまで。デートと温泉お泊りで終わりだよ」

「正さんはわたしの事好きじゃないんですね」鳴がそういうので否定した。むしろ私が好かれてる気がしないとはっきりと言った。

鳴が黙ってしまったので俺はそのまま寝た。


チェックアウト前に二人とも温泉に入り帰路に着いた。


鳴を家に送り届け自宅に帰宅すると圭がそこに居た。部屋に入れジュースを出しながらただいまと言った。

「こんなに簡単に裏切られると思ってなかった」と言って圭が大粒の涙を流して泣いていた。

「裏切ってないよ。そもそも鳴は俺を好きじゃない」と言うと圭が泣き止んだ。

昨日の露骨な鳴の腕組みや、布団で抱きついてきた事にまだ腹が立っていた。

「仲間内のマウント合戦に利用されただけ。それを確認するために一日遅れてしまった。ごめん」圭が横になった俺に抱きついてキスをしてきた。

「圭ダメ。胸が当たってるので気が変になる」圭は俺のナニの方を見た。すると相当に大きくなってるのに触られた。

ダメと分かっているのに俺の手は圭の胸に手を伸ばした。圭はまったく嫌がらずそのまま触らせてくれた。

「嫌がって圭、このままじゃ抑えきれない」

そう頼むと圭は胸から俺の手を引き離してくれた。

「わたしを抱きたいのか」

無神経に圭が聞いてきたので無言で頷いた。

圭がすぐにTシャツを脱いだので、慌ててそれ以上は止めさせた。下着の中身が見えたら確実に犯す自信があった。

「圭の貞操は守りたい。だから気持ちだけね」と言いながらキスをした。

でも黄色いブラから目を離すことは出来なかった。地獄の我慢を乗り越え圭にTシャツを着せてあげた。


その後近所に公園に手を繋いで散歩に行った。ブランコに腰掛けたのは何年ぶりだろう、と思っていたら私の前で圭が立ちTシャツをたくし上げた。何度かやられその度に頭を抱えた。このままじゃ歩いて帰れないので止めて下さいとお願いした。


そろそろ送ると言ったら、圭はさっき親に友達の家に泊まると言ったので大丈夫と言ってきた。私は三連休だったので、圭のお泊りは可能ではあったがいろいろと危険過ぎる。


部屋に帰っても圭はTシャツたくし上げを止めてくれない。嬉し過ぎて危険だった。

「本当に犯すからね。もうそれについては保証できない」

私がそう言うといいよと簡単に圭が言う。

「恋人ってそういうもんだろ。だったらいいぞ」

男らしく言っても圭は女の子なんだよ。だから恋人をこれ以上苦しめないでくれ...


世界の大抵の国で結婚可能年齢が18才になっているのは、児童姦を防ぐためだ。

各都市条例があるのもほぼこれに近い。

やってる子はやってるが14才はダメなんだ。分かってくれ圭。

しかしシャワーの音が聞こえて来たのでよろよろと脱衣場に行ってしまった。黄色いセットの下着が脱ぎ捨てられていた。手を伸ばし掛けて引っ込める。何度目かに触ってしまったがまた離す。

「やろうかそれ」

全裸の圭がそう言った。急いで逃げたのできっと何も見えなかったはず。


使用禁止年齢の彼女は初めてだったので最初から戸惑いばかりだった。圭は私が鳴と泊まったから仕返しとしてのお泊りなのかも知れない。だが正式な彼女とは全然違うと分かってくれ圭。


まだ寝るには全然早い時刻だったが私はベッドで横になった。

だが圭も普通に入ってきてしまった。

「なんで枕二つあるんだ」

圭が聞いてきたので元カノのだと伝えた。それを聞いても動じないでその枕を使う圭は格好いい。


「お前が我慢してるのを見ているのが辛い。抱いてくれ」

「その枕使ってた女性は19才だったんだよ。圭にはまだ早いから却下だ」

圭が従うはずはなく下着を脱ぎ始めたので観念してお願いした。下着は付け直して、脱がすのは私にやらせてと言ったらちゃんと付けてくれた。

下着を脱がせ身体を優しく弄りキスを繰り返した。そして絶対に痛くない様注意しながら大事なとこに挿れた。ゆっくりと上下させながらいろいろな場所にキスをした。小さな喘ぎ声が大きくなって来たのでピストンの速さを上げ、二人同時にイケるように調整してから自分のものを出した。圭も同時にイった。


ティッシュでいろいろ拭き取った後もまだ体を摩っていた。ずっと想像で我慢してたものを手に入れた喜びは大きかった。圭の顔も快感と痛みでとろんとしていた。




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