⑳岬紅葉
工場での生活も明日までだ。
夕食はいつもお弁当ではダメということで楓と紅葉姉妹が担当してくれた。サラダやステーキ、フランスパン、チーズといった欧風メニューにしてくれた。
「紅葉だけ普通の人間だから、敵の攻撃受けたら危ないよね」
楓と姉妹だから失念していた。脂汗に近いようななにかを流していると、悠が肩を叩き大丈夫と言ってくれた。魔法少女とはいえ、能力では他の五人とあまり変わらない彼女がどでかいシールドを見せてくれた。
「悠の隣にいれば紅葉は無敵だよ」
わたしと自身の名前を二人称に持つ悠が太鼓判を押してくれた。
悠のお陰でこの場では危機はないと安心できた。ただ楓と顔がそっくりなので、他国から誘拐の危険はないかとかいろいろ考えた。
キャンピングカーの中でおかずを作っている紅葉と悠を、ちらちらと見ていたので鳴が訝しがって私の方を見た。
「三人目は紅葉なの」
私は鳴をぽかぽかと叩きながら、そういうことはしないからと答えた。
仕事の効率は最初の頃と比べ格段に上がっていた。数回の出撃で枯渇してしまわないような砲弾量が出来ていた。更に楓が環境破壊薬品を詰め込んだ物もあったので、世論を考えなければ相当な戦力アップだった。真彩と恵美もやはり毒物を混入していた。
圭も最初は躊躇っていたが、電撃系最強の『大彗星』を仕込んでいた。使い方によっては東京を全壊させかねないので威力は絞っているという。
「なら大阪にしばらく駐留しようか」
敵が江の島に現れたように、我々がいる場所に出現する可能性が高い。こういうことを軽々しく言うので恵美にたしなめられた。
「大阪の人々は慣れてないので東京が一番いいと思いますよ」
「でも慣れてもらわないと困る。大阪、名古屋には拠点基地がもう出来てるのでそれを使ってみたい気持ちもある」
わたしは引き下がらなかった。
恵美が折れてくれたので、手前の名古屋に行くことにした。
東京皇居前本社と違い地上は入口だけで、その下に事務所やレッスン室と宿泊施設があった。部屋数が多く私と悠、圭はそれぞれに部屋を持てたのでここに来たことを激しく後悔していた。
私の煙草好きはもう良く知られてて、室内の空気清浄機の数が異常だった。司令官ということで大変広い部屋をいただいたが寂しかった。悠と圭がパジャマ姿で仲良く遊んでるところを見たかった。「そうそう、それをこの部屋に入れてくれ。広さなら余裕のはずだよな」
圭は職員を何人か使い、Wのベッドを私の部屋に運び込んでいた。
「自分の部屋あるのにいいのか」
「一人になったらお前誰を連れ込むかわかんねえだろ」
余りにも分かり易い理由に私は深く頷いた。
圭と悠二人とも私物を持ち込んだあと、紅葉の部屋に遊びに行くと言うので部屋から出て行くのを待った。出て行くのを確認した後大急ぎで二人の下着を漁った。だがまったく見つからず焦燥しきったところで紅葉を含めた三人で戻ってきた。
汗を流しながら煙草を吸っていると圭の目が呆れていた。
「別に隠してるわけじゃないから適当に探せ」
圭の言葉は有難かったが、部屋全部探しただけに焦りがあった。
何のことか分からないので悠に事情を聴いた紅葉は、ここでしょうと言ってベッドの側面を開いてみせた。ああそうなんだと答え平静を装っていたが喜びで顔がにやけてしまったが、悠はにこにこしていた。部屋を大急ぎで出て行った紅葉は、戻ってくると自分の下着を二人の下着入れに混ぜた。
ジュースをキッチンから持って来て皆に飲んでもらった。
「目の前が名古屋城で風情あるね」
どうでもいいネタを振ってなにも無かったことにしたかった。
「三人の下着を全部覚えたら下着マエストロになれますね」
紅葉がそれを許さなかった。
悠が3つの下着を持って来て当ててみてと言ったが当たらなかった。マエストロになれなくて少しだけほっとした。
人数が多いので風呂場は2つあった。片側は若干大きいがどちらも十分に大きかった。
二つあるから順番考えなくていいなと思い、一人で風呂に浸かっていた。風呂インターフォンが鳴ったので出てみると真彩だった。
「一緒に入りたいと思いまして、別にいいですよね」
さらっと普通に言うので別に構わないと言ってしまい入れてしまった。
目にタオルを巻き、真彩が入ってくるのを待ったが二人入ってきたようだ。恵美も一緒だった。
恵美だけはいけない。全身凶器で耐えきれる男子はいないだろう。
二人が目の前で話していたが、脳内会議でこのタオルを外すか検討されていた。そもそも恵美はなんで来たのか。
「小さい子ばかり見慣れていると思うので、たまには他の味もいかがですか」
タオルを恵美に外されてしまったが、間違いなく大きく柔らかい物が胸に当たった。
ロリコン、ペド疑惑はさておき大きいのも好きなんだ私は...
「いくらなんでもこれはいじめ。見ちゃいけないもの見れるわけがない」
目を強く閉じた私に真彩は、別に見ていただかなくてもけっこうなので目は開けてくださいと言う。
滅茶苦茶な要求だったが目を開けた。いつも見慣れてる胸とは全然違い、大きな丸みと触り心地が良さそうなてっぺんの突起があった。
「真彩の気持ちは分かってるよ。ただ裸のお付き合いするとは言ってない」
そう言ったが、急がないともう間に合わないでしょうと真彩が答えた。
もう私の中では決まってるんだよ。圭と悠以外には興味がない。でも何年経っても二人はこんなに大きくは成長しそうになかった。
「かわいい裸だった。ありがとう」
そういうともう身体を洗い終えてる私は、出ようとしたが恵美が出口を塞いでいた。
「チャンスくらい上げてもいいのでは」
どこも隠す気が気が無い恵美は男らしかった。
「一日だけね、名古屋見て回ろうか。真彩と二人で」
満足したのか恵美は出口を開けてくれた。大きすぎて圭と悠とでは別の何かではと思わせた。
「恵美さんと真彩さんと一緒にお風呂入ったんですね」
情報が速すぎるのでなんで知ってるのか聞くと、鳴さんの会員になるといろんな特典情報が入るんですよと答えた。
鳴がどうやって素早く調べているのかを知りたい。
各部屋に監視カメラがあっても驚かない。
圭と悠は想定内のことなのでまったく関心を示さなかった。助けて欲しいと思ったけど、自分の問題なので何も言わなかった。
こちらの裏をかき大阪に怪獣が出現した。同時にベルリンにも。一体づつだった。
欧州守りの要として、独にはミサイルを供与しているというので悠と恵美だけそちらに向かわせた。悠という盾が居ないので紅葉は留守番だ。
大阪にはまた厄介な翼竜だが、W防御は使えないし悠も不在だ。久々に私が出ようとしたら必要ないと圭に止められた。
ドイツ軍は怪獣に爆撃機による攻撃をまず加えた。最大火力で応戦するのが戦争なので、圭の彗星爆弾と戦車からは楓の謎液体砲弾をぶつけた。
相当なダメージだったのだがまだ敵は倒れていない。ミルキーウェイはライトオブミリオンスターで被弾した戦車を直していた。
ミルキーの攻撃魔法は使わないように伝えていた。なので高速飛行で敵をかく乱し地上の戦車に期待した。その隙にグリーン・フォレストは敵を捕縛し毒で弱らせた。
ドイツの地上部隊は誘導型戦車砲を一斉に放ち怪獣にトドメを刺した。
大阪ではレッド・ローズとナース・ピンクが前衛で攻撃姿勢を見せていた。イエロー・メドゥーサとブルー・オーシャンは後ろだったが、海が近いこともありブルーが飛び出して大海のうねりを繰り出した。積極的なブルーを見るのは初めてだった。
ブルーが逃がさない様強く縛り上げ、そこにピンクが注射針を差し込んだ。トドメは鳴のスティング・ローズスナイプだった。
ドイツでは初の怪獣を軍と変身ヒロイン二人で撃破できたことを誇らしげに報道していた。
「また工場労働者やらなきゃならないかもだねえ」
ドイツ以外の欧州各国、大都市を抱えた国からの販売依頼が絶えないからだ。鳴がおおよその原価を計算して、我が社と変身ヒロインの取り分を計算していた。
自衛隊と政府から売却価格聞いていた私は粗利もわかっていたので、「今までこの程度だけど足りない。販売価格を三倍以上に引き上げ純利益を大きくするが、その大半はうちに入るようにする」
IHIにも直接販売を働き掛けていた。法律なんて変えてみせる。
「無茶言ってるわけじゃないんだよ。全員が一生暮らせるだけの予算が欲しい。それは国家予算級でいいはず」
変身ヒロインたちと魔法少女、マネージャーは目を輝かせた。
「そうだ。私のハーレム国家のための予算づくりだよ」
圭が部屋の中にあるリビングにやってきた。やはりこの子を愛してる。
「無茶し過ぎじゃないかお前。あんな事今まで言ったことないだろ」
そう圭に言われたが、「余裕なくて当たり前。圭たちが変身できなくなっても守る力が欲しい。それなら今無理するしかないだろ」
「国や軍から守られちゃいないんだよ今だって。守ってあげてるだけじゃないか。でも出さなかったら非難を浴びる。こんなのもう嫌だね」
圭がキスしてくれた。ありがとうと言いながら。
幸いポセイドンの力はきっと残る。一人で世界中の軍隊を相手に勝つ自信はあった。
「悠、私は君を守りたい。そのためならなんでもやるからね」
本を読んでいた悠がこちらを見た。
「圭と同様特別なんだ君も。守られてくれる?」
この人は当たり前のことを言わなきゃならないほど追いつめられてる。悠は自分のベッドに招き入れ一緒に寝ながらキスをした。
「危なくなったら悠が世界を壊してもいいんだよ」
そういうことにならないように努力する。そう悠に言い聞かせた。
何故かここに寝泊まりしてる紅葉も、なにか違和感を感じていた。
「紅葉は楓と違って普通の人間なんだ。でも姉に似過ぎてるしここから帰せない。申し訳ないけど皆と一緒に頑張ってくれ」
そういうと普通に紅葉からキスされた。いけないと思ったがキスを返して長い事唇を重ねてしまった。すぐに圭と悠を見た、が二人ともこちらを見ていたがいつも通りだった。
工場で働きながらも出撃にはきちんと応えていた。
だがどちらも単価を上げたので不満は政府と軍にあった。じゃあ木島社長が存命の時みたくボイコットしますかと言われ、彼らは困惑していた。
「造反しようとか儲けに走った訳じゃないんです。彼女たちを一生守るためには必要なんです」
その日は大阪に出現したのでポセイドン一体で行った。
五体という最多出現だったが負ける気がしなかった。
街を攻撃していた怪獣四体+翼竜一体だったが、ポセイドンは大阪湾内で待ち続けた。
腕組みしながら余裕で待機する姿に恐怖して、翼竜が攻撃してきた。無数の雷を落し翼竜を叩き落としてから素手で八つ裂きにした。
後の四体が怖気づいてしまってるので、こちらから出向いてキックで一閃で倒した。
空を見るとイエロー・メドゥーサが宙を舞っていた。
「来る必要ないって言ったのに」
後の三体が意を決して同時攻撃してきたので、捕まえてそれぞれ海に引き釣り込んだ。
木島社長のゼウスと比べたら余りにも脆いので、首を絞めてそれを引きちぎり斃した。後の二体は逃げようとしたので一体をイエロー・メドゥーサに頼んだ。
『ライドニング・コメット!』
敵の身体を二つに引き裂いた。残り一体は私が尻尾を掴んで振り回し、大阪湾に投げ込みパンチで身体に穴を開け勝負が付いた。
五体の敵を二人で完勝したことは大きかった。圭は私が苦戦したら石化系の技を使おうとしてたようだが、それも不要だった。
私としても津波や地震を使わなくて済んだのは大きかった。概ね今の敵なら自分一人で撃退できることが実戦でわかり安堵した。
他国への武器の供与は大きな収入になったのでありがたかった。一回の出撃費用も格段に引き上げ、特に他国からの要請はべらぼうな額にした。どこの国の軍隊よりも強いのだから当然だった。
初めて大阪基地に帰還したが名古屋とほぼ同じだった。
買い物をして部屋に持ち込もうと思った。街で普通にいると大騒ぎになったが、圭とはカップル扱いなので友好的に迎えられた。
職員の方々に手伝ってもらい、二人の生活用品はだいぶ揃った。
珈琲を飲む圭を優しく見つめた。
「苦労ばかり掛けてごめんね」
圭の目から涙が零れそうだったので唇を重ねた。告白された時からずっと君と二人の将来を夢見てた。だけど状況が変わって行ってしまったことを詫びた。
「そんなこと一緒に見てるから分かってる」
分かっていても苦しいだろう。
「二人しかいないからいっぱい愛していい?」
圭は質問には答えなかったので、優しく衣服を脱がせていった。だけどキスをしながら触っていたら圭は疲れから寝息を立てたのでそのまま一緒に就寝した。
翌朝鳴たちはすぐにこちらにやってきた。
「抜け駆け禁止!あれ、圭ちゃんはいいんだっけ」
意味不明なことを言いながら十時になると鳴たちは買い物に出かけていった。
悠に出掛けなかったので理由を聞くと、「パンツ含めて圭ちゃんの使うから問題ないよ」
それを聞いてた紅葉が頷いていた。私は鼻血を出していた。
一応皆の買い物に付き添ったのだが、鳴や楓は下着を選ばせると言ういじめをしてきた。
なので帰ろうとしたのだが、真彩が腕を組んできてソファとベッドを選んでいた。こういう大人感は好感が持てた。淡いブルーのベッドを選び彼女は顔を赤らめたので、新婚さんじゃないからねと言った。
休養のためついでにUSJに皆で行ってもらった。
喫煙所を探すのが嫌なので私はお留守番だった。悠も残りたがったが、紅葉の護衛のためと言って無理矢理行かせた。残ったのは恵美と私だった。
「私と一緒ならのんびりできるでしょ」
そう言って恵美は微笑んでいた。
全館24時間空調だったので、恵美はタンクトップ姿だった。少し肌寒いはずなので温度を少し上げてもらった。
身体のラインがそのまま出るので、恵美が着ると胸が更に強調されて見えた。変身の時もへそ出しでセクシーさがあったが、二人きりだとなんだかそわそわした。
視線に気が付いたのか恵美がこちらに寄ってきたので、慌てて珈琲を淹れた。
「溝口ハーレムに入れてもらえるのかな」
恵美がそういうので、問題なく入れます。入会資格は変身ヒロインとその仲間ですから。そういうと恵美はキッチンテーブルに肘を付いて乗り出してきたので、胸がテーブルに当たり更に大きく見えた。「私なら安全だと思った?期待してることあったんじゃない?」的確な尋問だったが被疑者は黙秘を貫いた。
「ちゃんと正面見ないから分からなかったでしょう。こっちを見て」
恵美のタンクトップをちゃんと見ると、下着の形跡がなかった。
「忘れちゃったんだね。待ってるから着て来てね」
恵美は部屋に戻らずに胸を反ってあくびをした。余計に先端が見えて危険になった。なんで恵美がこんなことをするのかわからなかった。真彩を応援してるはずなのに。
「私も変身ヒロインなんです。当たり前の様にあなたを好くように出来てるんですよ」
怒って出て行ってしまいそうだったので慌てて引き留めた。そしてなんとなく分かっていながら知らないフリしたことを謝罪した。
後ろから抱きしめる様な格好になったので、すぐに離れようとしたがそれはダメだと言う。
「お詫びに一番触れたいところを遠慮なく触ってくださいね」
そう言われて胸をワイルドに触った。恵美は小さく声を出したので早く優しく揉むと声が大きくなってきた。タンクトップを一気に捲り上げどこかに放り投げた。恵美の腰が砕け中腰の姿勢になったけどやめなかった。大きい胸を持ち上げたり摩ったりしてたら恵美がイキそうになったので寸止め。
「溝口さんの言うことなんでも聞きますから続きをお願いします」
恵美が嘆願してきたが拒否した。
「二人っきりだし貞操奪っちゃうからダメ。半端でごめんね」
そういうと恵美が泣きだしたので慌てて部屋に連れて行って続きをした。
デニムの短パンをずり下げパンツの中にゆっくり手を入れた。割れ目を辿りクリトリスを探し当て軽く擦った。喘ぎ声が大きくなって来たので、胸を舐めながらクリをつまんでイッテもらった。
終えると裸の恵美を見ながら煙草を吸った。
「ありがとう。私も気持ち良かった」
すると恵美がすぐにこっちに来て私をしゃぶり始めた。当然こちらも爆発寸前だったので、胸を揉みながら恵美の口にありったけ出した。
服をちゃんと着た二人でサンドイッチを作りランチにした。
皆が帰ってくるのはけっこう遅いので不安だった。何度でも全部やってしまいそうだった。口で我慢できたのは奇跡的だった。
「鳴さんの情報に寸止め王ってあったんですよ」
だいたい正しいので否定はしなかったが鳴さん...
「寸止めじゃないよ。圭と悠とは全部してる。他の子とは差別してるだけだよ」
恵美はそうなんだと言う顔で私を見た。最近はめっきり二人ともしてないから、鳴の寸止め王と表現は当たってはいるとも言った。
「彼女なんだからもっと自由にしてもいいんじゃない?」
恵美がもっともな意見に、彼女たちが大きくなるまでは節度を保ちたいと答えた。
圭と悠、紅葉が突然帰ってきた。
すぐに圭がゴミ箱とベッドの匂いを嗅いで、使用済みティッシュをキッチンにある大きなゴミ箱に捨てた。そしてお土産のケンタッキーを皆で食べようと広げてくれた。
恵美はその様子を驚きを持って眺め、悠と紅葉は微笑んでいた。
「文句あるならパンツ脱いでもらって中調べるけど、どうせそこまでやってないだろ」
圭が恵美に凄んだ。非処女の強さでもあった。
「謝った方がいいかな、圭と悠に」
部屋に戻って聞くと、圭は予想してたから別にいいと答えた。悠はにこにこしている。
「紅葉はこんなだらしない男をまだ好きでいられる?」
少しぎこちなく彼女は頷いた。
夜になると悠と紅葉を自分の部屋に帰した。
「圭、すごく欲しい。ダメって言われてもヤる」
圭は瞼を閉じたので、キスをしながら手際良くパジャマを脱がせた。
下着姿の圭を押し倒すと、すごくゆっくり焦らしながら彼女の身体に触れた。いつもならもっと早く下着を脱がせたので圭は戸惑っていた。
「いろんな女を触って変なテク身に着け過ぎたのか」
そう言われると一気に萎えて私は圭から離れた。
「やりたいようにしていいよ。悪かった」
圭にそう言われるとまた元気が出て、今度は下着の下から胸を触った。圭が気持ち良さそうに小さく喘いだ。
パンツを半分下げながらじっくり触れていくと圭がイキそうになったのでクリと膣を触れてイカせた。彼女に休む間を与えることもなく下着を全部剥ぎ取ってベッドに外に投げ捨てた。
キスしながら片手で圭の両手を頭の上で抑え込み、圭の胸を強く摩った。圭がちょっとタイムと言っているのを聞かずにクリトリスも強く掴んだ。充分濡れていたので彼女の中に入ると少しづつ動かした。何か圭が喋ろうとすると膣の奥の壁に自分のモノをぶつけて黙らせた。
「上手すぎ、卑怯」
そう圭が言っても下半身を激しく動かしたり止めたりした。もう三回はイッテるはずなので今度は突きあげるように強く彼女の中を突いてフィニッシュした。
汗が凄いのでお姫様だっこで風呂に連れて行った。
余韻を楽しむように身体を摩り唇を重ねていたところに悠と紅葉が入ってきた。構わず圭を抱きしめて胸を触っていたら彼女に殴られた。
「少しは周りも見ろ!」
「悠は気にしませんよ」
圭の言葉に悠はそう答えたが、秘部が丸見えだった。
いつかの様に何も隠さず悠が近づいて来るので、「紅葉もいるから遠慮しようねと言って抱っこして湯船に入れた」
「紅葉、これが私の二人の彼女だ」
この先見たくないなら風呂から上がった方がいいよと私は警告した。
すると紅葉も悠の真似をして無表情でまったく隠さず近づいて来た。生えていない紅葉の秘部に私の目が釘付けになった。下から凝視しながら紅葉に聞いた。
「私の彼女になるって全部するってことなんだよ」
私の問いに紅葉は頷いた。空気を読んで圭と悠は洗い場に行っていた。
二人の部屋に一緒にいるのも理解した。紅葉の気持ちを真剣に考えるので待っていて欲しい。
そう言うと紅葉に顔色が戻って笑顔になった。目の前に胸があったので揉んでしまった。嬉し過ぎて丁寧に揉んだ。紅葉の顔が真っ赤になったので流石にここまでで自重した。
帰ってくるとまた三人がカーテンの向こうで遊んでいた。
三人とも彼女にしたいに決まっている。だが既に二股クソ野郎なのでそれを言い出せないでいた。そして珍しくカーテンの向こうの女の聖域に踏み込んだ。
「もうちょっとわかんなくなった。異常さに耐え切れなくなってる」
悠が抱きしめてくれた。圭は胡坐をかいている。
「苦しめるためにここにいるんじゃないんですよ。ただ圭ちゃんと悠ちゃんを一緒が楽しくて」
紅葉がそう言うと、圭がいつもの様に察して出て行った。悠はそのままベッドに座っている。
紅葉に手が伸びた。押し倒して上になってるが悠は止めない。
「もうここまで抑えきれない気持ちだ。たぶんもう答えは決まってる。でももう少し待ってね」
そう言って紅葉から離れ自分のベッドに戻った。
翌朝、朝食の席で右隣に座っていた悠に聞いた。
「紅葉は魔法使いだよな」
悠はニコニコしてそうですよと言った。




