「」4
「止まれ!何者だ!」
「誰って、アンタらの1番上の依頼主よ」
「待て、確認する」
「……やる?」
「やらない、手は横にしろ」
「むぅ……」
「お待たせしました、「」の皆様。案内します」
「要件は聞かないのか?」
「社長はおおよその見当はついているとのことです」
「マラク」
「んー?」
「準備しておけ」
「ようこそ、「」の皆さん」
「こんにちは、おっさん」
「ちょっ、何言ってんの、メルトダウン!!」
「よい。依頼のことだね」
「そうよ!拉致なんてこと出来っこないわ!」
「はて、拉致なんて書いてないと思うがね」
「タヌキが。………詳しい事を聞こう」
「これ以上話すことは無い。そして、私は依頼を下げないよ。しかし、ここは私の本拠地だ」
「てきい」
「今一度よく考えるんだ。君達には後がないんだろう。いい話だと思うがね」
「怪しいのよ」
「金は弾むぞ?分かった分かった。2倍だ」
「に、2倍ですって!?」
「おい!ミラノ!お金にチョロすぎるぜ!」
「……おい、アイツは?」
「そこに……え?」
『ザザ……悪いが君達は怖いのでね、少し力を使わせてもらった。君たちがここに来てくれてちょうど良かったよ』
「なによ、これーー!!」
「テレパシーか?」
「不味いぜ、ここ幻術の中だ!」
『……幻術を解こう』
「だから、どうしていつもこうなるのよ!!」